就活に欠かせない業界研究は、「自分はどんな業界で働きたいか」を明確にする際に役立ちます。しかし「業界研究はいつから始めればいいの?」「どんな風に研究すればいいの?」など疑問も多いかもしれません。そこで今回は、業界研究を始めるタイミングや、おすすめの本をご紹介します。

業界研究とは

業界研究とは、特定の業界についてどんな特徴があるか、どのような企業があるかなどを調べることです。就活において非常に重要なステップで、特に「将来どんな仕事がしたいかわからない」という方にとっては様々な仕事を知る良いきっかけとなります。

業界研究の目的

業界研究の目的は、まず社会にどんな業界があるかを知ることです。飲食業界やアパレル業界など自分の生活の密着した業界について知っていても、それ以外については詳しく知らない方も多いでしょう。

また、興味のある業界についても詳しいことはわからず、そこで働くイメージができないことがほとんどです。そこで業界研究をすることで、知識を深め、どのような意義があるのか、どのような職種があるのかなどを理解することができます。

業界と職種とは

就活を始めたばかりの頃は、業種と職種の違いがよくわからないかもしれません。業界とは企業が属する産業のことで、主にメーカー、商社、小売り、金融、サービス・インフラ、マスコミ、ソフトウェア・通信、官公庁・公社・団体の8つに分かれています。その中でさらに細かく分類され、例えばメーカーの中には食品業界や建設業界があり、サービス・インフラの中には医療業界や旅行業界などがあります。

職種とは業務内容ごとの仕事の種類を表したものです。ほぼすべての業界にある営業、経理、企画といったものから、土木技術者、医師、デザイナーなど専門的なものまであります。

業界研究はいつからいつまでやる?

業界研究は就活の初期のステップになるため、就活スタートと同時に手を付けておくことがおすすめです。インターンや面接が本格化する前に終わらせておき、自分がどの業界の企業にエントリーするかを定めておきましょう。

もちろん、1つの業界だけに絞る必要はありません。興味のある業界を見つけて、様々な企業の会社説明会などに足を運んでみてください。

業界研究におすすめの本

業界研究をする際は、本を活用することがおすすめです。特に今回ご紹介する6冊は、ぜひ一度は目を通しておきましょう。

日経業界地図

日経業界地図は、日本経済新聞の記者が取材した情報がつまった就活生の必読書です。収録業界数は181、企業・団体数は4,3000となっています。学生だけでなく、コンサルタントなど自社とは別の業界を知る必要があるビジネスマンも参考にしています。

それぞれの業界について1分で理解できるよう、基礎知識、最近の動向、年表、キーワードの4つの観点からまとめられており、業界天気図、注目企業の成長戦略、今後の焦点などからその業界が今後どう成長していくかを読むことが可能です。

会社四季報業界地図

11年連続で売上No.1を誇る会社四季報業界地図は、174業界、4,000社の情報がつまっています。業界の重要企業、提携関係、勢力図、シェア、市場規模、トレンドについて業界カオスマップをもとに掲載されているため、知識がない方も簡単に各業界のことを理解することができます。

常に時代にあわせたテーマに触れており、例えば脱炭素、GAFA、DX、次世代自動車、キャッシュレス、YouTuberといった様々な業界に関する特集があります。また、Web上で見られる電子版や「シキホー!Mine」「会社四季報オンライン」「週刊東洋経済プラス」の体験版といった特典もついておりお得です。

業界&職種研究ガイド

就活サイトでおなじみのマイナビが発行している業界&職種研究ガイドは、各業界についての情報に加え、業界と業界のつながりがわかる地図が掲載されています。また、優良企業を見つけるための知識や、優良企業の探し方にフォーカスを当てた章があり、これから就活を始める学生にとって非常に有益な内容が載っています。

図解即戦力シリーズ

図解即戦力シリーズは、各業界について詳しい情報が得られる本です。通信業界、半導体業界、建設機械業界、介護ビジネス業界など、特定の業界について学ぶことができます。一つの業界に絞っているため内容は非常に具体的で、例えば化粧品業界のものでは「化粧品を分類するときの基準」「化粧品には他商材と大きく異なる3つの特徴」「独自の強みを生かしてメーカー化するドラッグストア」など、非常に実践的な内容がわかります。

興味のある業界がある程度定まったら、このシリーズを読んでさらに知識を深めるという使い方がおすすめです。

図解入門業界研究シリーズ

秀和システムの図解入門業界研究シリーズは、特定の業界についてわかりやすくまとめられたシリーズです。ホテル業界、土木業界、コンテンツ業界など様々な業界を網羅しており、その業界の市場構造や市場規模、将来性などについてわかります。

また、最新情報も掲載されており、例えば銀行業界についての本であれば、「政権交代で変わる銀行行政」「次世代の金融を担うフィンテック」「スマホ決済で不正利用被害」といったトピックもまとめられています。

本以外にもネットや雑誌、新聞を読む

業界研究は、本だけを使うわけではありません。例えばネットを使い、その業界の大手企業のHPを見たり、業界団体について検索したりすると色々な情報を得ることができます。また、業界新聞を読むことで、業界ごとのトレンドや時事問題をリアルタイムに追いかけることも可能です。

インタツアーでは学生が企業の方にインタビューした記事が掲載されており、他では得られない情報を知ることもできるので、ぜひ活用してみてください。

業界研究を極めて就活の本格スタートに備えよう

就活に慣れないうちは「業界研究とは何をすればよいのか」と悩んでしまうかもしれません。そんな時は、まずは今回ご紹介した本を1冊読んでみてください。それだけで基本的な知識は身に付きますし、自分が向いているのかどうか、興味を持てそうかを判断する材料になります。就活が本格化するとなかなか時間がとりにくくなるため、なるべく早い段階で着手しましょう。

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