医療機器業界とは

まず、最初に医療業界の概要から確認していきましょう。医療業界とは、病院や診療所などの医療機関、製薬会社、医薬品卸、医療機器メーカーなどの業界が当てはまります。

その中でも、医療機器業界に関してですが、医療機器は内視鏡やMRIなどの診断機器、カテーテルや心臓ペースメーカーの治療機器、コンタクトレンズや手術用手袋などのその他に分かれています。

医療現場で使われる製品が多いため、あまり普段生活している分には、馴染みがありませんが、将来性はかなり高いと言えます。というのも現代の医療技術は医療機器ありきの医療となっているからです。
より高度な医療に関しては、それ相応の医療機器が必要にもなるので、先進国では特に医療水準と比例して需要があります。
新興国や発展途上国でも先進国と同様に、国内総生産など経済の指標が上がるにつれて、高度な医療機器が必要とされます。

ビジネスモデルに関しては、一般的には製造販売のメーカーをイメージすると分かりやすいですが、製品の販売先については臨床医に機器の提案をし、購入を検討してもらう形になります。

ただ、現代ではステークホルダーが多様化し、臨床医だけではなく、患者や被保険者も影響力を高めています。
医療機器の費用の削減など、財務的な価値を創出することや、いかに業務を効率化できるかといった点も求められます。

また、医療機関以外への納品もあります。例えば、日常的に用いられる血圧計や、施設の入退室地に使われる消毒液ディスペンサーなども医療機器に分類されます。

市場の規模と変化

国内の医療機器市場は右肩上がりで伸びており、その規模は3兆円にも達します。それぞれの内訳を見てみると、診断系医療機器が2割、治療系医療機器が6割前後、その他の眼科や歯科の医療機器が残り2割程度となります。

その中でも高い割合を誇る治療系医療機器は海外からの輸入が多く、国内のメーカーは苦戦を強いられており、輸出額に比べて輸入額が1兆円以上も高くなっています。

治療系医療機器メーカーの主要企業は、アイルランドの「メドトロニック」や米「ジョンソンエンドジョンソン」が有名です。メドトロニックに関しては売上高が3兆円を超えており、ジョンソンアンドジョンソンも2兆円を超えています。

また、国内の主要メーカーは「オリンパス(内視鏡など)」「テルモ(カテーテル等)」「富士フィルム(内視鏡・超音波)」「ニプロ(ディスポーザル製品)」が該当します。

テルモやオリンパスに関しては売上高6,000億円を超える規模の大きな企業です。

中でもオリンパスは規模の面では世界企業に及びませんが、消化系内視鏡ではトップのシェアを誇っています。

どの企業も新型コロナウイルスの影響で、短期的には症例数と減少や手術の延期などがあり、決算ではマイナスとなっています。

ただ、中長期的な目線で見ると、医療体制の強化なども予想できるので、今後の動向に注目が必要です。

①コロナ禍で人工呼吸器や生体情報モニター、検査機器などの需要が増加

コロナ渦ではご存知の通り、人工呼吸器や検査機器などの需要が増加しています。この流れはコロナによる一時的なものだとされていますが、現在のオミクロン株が再度流行し、収束の目処はたっていません。まだまだコロナ需要が続く可能性があります。

また、現在の世界的な半導体不足が医療機器業界にも影響を与えてます。逆にコロナに直接関係ないMRIなどの大型機器などの設備投資は需要が落ち込んでいます。

②新興国の医療水準向上と先進国の高度医療が市場を拡大

高度な医療にはそれ相応の医療機器が必要になるので、先進国では特に医療水準と比例して需要があります。発展途上国でも先進国と同様に、国内総生産など経済の指標が上がるにつれて、高度な医療機器が必要になっていきます。

また、先進国では高齢化が社会的な課題になっており、日本国内だけでなく世界的にも高齢者介護のニーズは増えることが予想されています。介護の現場では人手不足が課題となっているだけに医療機器のニーズは今後も拡大すると思われます。

③手術支援ロボットの市場が拡大

今後、医療機器では医療の高度化、労働力不足などの問題に対して、ロボティクスとの連携が高まっていきます。5Gでの遠隔医療や、画像識別から潜在的な病気を発見するAI診断なども加速していくと言われています。

「ロボット業界」「人工知能業界」と医療機器業界が連携する流れは、より加速していくでしょう。

まとめ

今回は医療業科の中でも医療機器業界について、解説しました。将来性がとてもあること、今回は触れませんでしたが、年収の高さなどから人気の業界であるといえます。
就職活動を行う際には、その企業の強みに着目し、強みの中でもその企業の独自性に着目してみてください。

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