就活を成功させるためには、しっかりと業界研究を行うことが重要です。しかし就活を始めたばかりだと、「業界研究はどうやってやればいいの?」と疑問に思うもの。そこで今回は、具体的な業界研究の方法と、流れについて解説します!

業界研究とは

業界研究とは、自分が志望する企業の業界について知識を深めることです。一社の企業についてだけ研究するのではなく業界そのものについて研究することで、全体的な流れやトレンド、傾向などをつかむことができます。

また、いくつかの業界を研究することで、「自分が働きたいのはどの業界か」を見極めることが可能です。学生のうちは限られた業界しか知らないことも多いですが、「こんな業界があったのか」と新しい発見も生まれます。志望企業が絞り切れていない方は、まず業界研究から始めてみると、スムーズに就活を進められるでしょう。

業界研究で押さえたい3つのポイント

業界研究では色々な角度からリサーチをしますが、特に3つのポイントが重要です。1つ目は、「お金の流れを押さえる」こと。誰が、誰にお金を払っているかを明確にしなくてはなりません。例えばB to B(Business to Business、企業間取引)かB to C(Business to Customer、個人向け商材)によって支払う主体は異なりますし、B to Cの中でもどんな属性の方を顧客としているかは業界によって様々です。

2つ目は、「モノや情報の流れを押さえる」ことです。その業界における製品の素材は何か、その材料によってどのような製品が作られているか、どういった経路で販売されているか、使い終わったものはどうなっているのかなど、一連の流れを追いかけてみてください。

3つ目は、「どの業界とつながっているか」です。どの業界も、単体でビジネスが完了しているケースは少ないです。例えば食品業界であれば、外食業界や小売業界と密につながっています。これを調べるには、その業界の代表的な企業の取引先を調べることがおすすめです。

業界研究のやり方

次に、業界研究の具体的なやり方について説明します。初めて業界研究をする方は、まずは以下の4つの方法に取り組んでみてください。

ネットで調べる

業界研究というと、大掛かりな調査をしなくてはならないと思うかもしれませんが、まずは簡単にネットで調べてみるのも一手です。その業界の代表的な企業のHPを数社見てみると、共通点などが見つかります。

また、業界団体のHPを見るのも役立ちます。例えば機械関連の業界団体には、「日本機械工業連合会」や「日本ねじ工業協会」といった団体があるので、それらが掲げているミッションや活動記録などを調べてみましょう。

セミナーに出る

企業や団体が主催するセミナーに参加してみるのもおすすめです。その業界で活躍する方から話を聞けるため、勉強になるだけでなく、刺激を受けて就活のモチベーションも上がります。コロナ禍ではオンラインで開催するものも増えたので、より気軽に参加できます。

「化粧品業界 セミナー」「商社 セミナー」などで検索すると、色々な団体が主催するセミナーが表示されます。その業界の方が参加するものから、学生に向けて業界研究をメインとしたセミナーまで色々な種類があるので、まずはどんなものがあるか調べてみましょう。

業界新聞を読む

これまであまり触れてこなかったかもしれませんが、各業界には業界新聞というものがあります。これは一般的なニュースや時事についての情報ではなく、その業界特有の情報だけを集めた特化型の新聞です。

日本農業新聞や観光経済新聞、医療新聞など色々な新聞があり、無料の会員登録だけでオンラインで読めるものも多いです。ここで話題になっているニュースを面接で話すと「業界研究をしっかりしている」という印象を与えられるため、一読してみてください。

就活サイトを見る

就活サイトには各企業の情報だけでなく、業界についての知識が深まるページもあります。コラムのような読みものになっていたり、図解されていたり様々なコンテンツがあるので、調べてみてください。

本を読む

業界研究に特化した本を読むことで、その年の業界の動向を包括的に調べることができます。どの企業が伸びているか、将来性のある業界なのかなど、図解されているものも多く非常にわかりやすいです。

具体的なおすすめの一冊を知りたい方は、「業界研究はいつから始める?いつまでやればいい?おすすめの本は?すべての疑問に回答!」をご覧ください。

業界研究の流れ

まず、どの業界を研究するかを決めます。まだ決めきれていない方は、「旅行が好きだから旅行業界にしよう」「メイクに興味があるから化粧品業界がいい」など、自分の好きなものから選んでみてください。業界が決まったら、先に紹介した4つの方法で業界全体の知識を深めましょう。

次に、その業界の中から興味がある企業を選びます。企業理念や企業規模などから考えてもよいですし、もし特定の企業に興味がないのであれば、ひとまず業界最大手の企業を選びます。あわせて、その企業の競合企業もリストアップします。

続いて、最初に選んだ企業についての情報をノートやExcelなどにまとめます。まとめる内容は、「企業名」「間近3年の売上、利益の推移」「本社所在地」「従業員数」「主力商品、サービス」「メインの顧客」「顧客の属性」「業界内における企業の強み」「代表的な企業の広告・CM」「企業に関する最新のニュース」などです。このほか、なぜ自分がこの企業に興味を持ったかもメモしておくと後から役立ちます。

そして、先ほどリストアップした競合他社についても、同じ項目を調べましょう。項目をそろえることで、一社ごとに違いを比較しやすくなります。企業ごとの情報を集める際は、リクナビやマイナビなどの就活サイトをチェックする方法も役立ちます。また、インタツアーでは大学生が企業の方にインタビューした内容が載っていて、オリジナル性の高い情報を得られるので参考にしてみてください。

業界研究のやり方をマスターしてしっかり学ぼう

業界研究は、就活をする上で重要です。面接でも「この学生はうちの業界についてきちんと調べているか」が問われる質問をされることもあり、その際に何も答えられないと「志望度が低いのだろう」と判断されてしまうこともあります。志望した企業から内定を獲得するためにも、ぜひ早い段階から始めておきましょう。

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