みなさんどうも、おジョーです。

クラゲです。ご査収ください。

僕のインターン先に、24卒で※内定承諾をされたKさんという方がいらっしゃいます。
クラゲみたくおっとりとした面白い方です。

※内定承諾:正式に入社し、労働契約を結ぶことを約束すること。

先日、お昼ご飯のときに、Kさんが就活を再開していることを耳に挟みました。

「内定承諾をしたのに?」と不思議に思ったので、さっそくインタビューに行ってきました。

Kさんの経緯

――自己紹介をお願いします。

Kさん:どうも、明治大学経営学部4年のKです。よろしくお願いします。

――よろしくお願いします。さっそくですが、内定承諾したのに就活を再開したのは本当ですか?

Kさん:あれ、どこから聞きつけてきたんですか(笑)……本当です。

――以前お昼をご一緒したときに、ご自身でさらりとおっしゃっていたので……。あまりにも自然に言うものですから僕も流してしまいましたが、しかし改めて考えると内定承諾後に就活を再開するのは珍しいなと思いまして、今の状況などを伺いに来ました。

Kさん:なるほど、今回のインタビューはそういうことでしたか。

内定はいくつ?

――内定はいくつ獲得されましたか?可能であれば内訳まで教えていただきたいです。

Kさん:内定はIT系・市役所・スポーツ系・アミューズメント系の4つからいただきました。このうち1社に内定承諾を出しています。

――ありがとうございます。4つ、結構多いですね。いつから就活を始めましたか?

Kさん:3年の10月頃、合同説明会に参加したのが最初です。そのときはグループディスカッションをして、スカウトが来るマッチングイベントでした。その後、期間が少し空いて……本格的に始めたのは3年の2月後半からですね。

――遅めのスタートダッシュだったんですね。でも内定・内々定合わせて4つはすごいです。

志望業界はいったい……?

↑Kさん

――内定の出た4社、業界が違いますけど志望業界はどこだったんでしょうか?

Kさん:僕が好きで興味関心のある、自動車業界とゲーム業界です。名前を言ったら「そこか!」と、一発でわかるような知名度のある企業の選考ばかり受けていました。

――興味のある分野の企業はやっぱり魅力的ですよね。……って、さきほど挙げた4つとは違う業界じゃないですか!うち1社には内定承諾までされていますけど……。どうして選考を受けられたのでしょうか?

Kさん:内定をもらった4つの企業を受けたのは、成り行きや安定性を求めてのことで、そのまま就活を終わらせたいなと考えているうちに1社に内定承諾をしました。

――でもその後就活を再開された、ということですか。どうして就活を再開されたんですか?

Kさん:そうですね、自分の行きたい業界で1回勝負してみてもいいんじゃないかなと思ってしまいました。自分の働く姿が想像できず、働いた先のビジョンが見えないのはどうしても嫌ということに気が付いたんです。

働く姿とビジョン

――働く姿はともかく、ビジョンというのはいったい……?

Kさん:ビジョンとは、働く中で感じる自分のやりたい事や仕事を経てできる目標といったものですね。

――なるほど、Kさんが内定承諾の後に就活を再開したのは将来の展望が見えなかったからなんですね。

Kさん:そうですね、将来の展望、ビジョンに対する違和感を取り除きたい気持ちが強いです。さきほど知名度のある企業ばかり受けていると申し上げたのも、賃金や福利厚生が充実しているのに、そのチャンスをものにできず内定承諾をして、志望業界に行かないのは違うかな、と思っての行動です。

――チャンス……今後のキャリアプランも考えると新卒カードはぜひ使いたいですもんね。

Kさん:そうですね、社会人として育てられる最初の企業であること、転職ありきの時代になってきたことから、最初に入る企業は知名度のある企業にしておきたいです。……とはいえ、就活をもうやめるべきか迷うことも多々あります。

最後に

――最後に25卒以降に向けたメッセージがあればお願いします。

Kさん:僕はまだまだ学んでいる途中だと思い知らされてばかりです。アドバイスなんて到底できそうもありませんが……就活を始めると内定が取れないなど不安になることが多いです。押しつぶされないよう、お互い根性入れて頑張りましょう。

――ありがとうございました。

インタツアー学生編集部

おジョー

おジョー/経済学部25卒/沖縄出身/元俳句部
出版社を志望しているものの、第二志望の業界を決めあぐねている。
好きな花はオレンジのハイビスカス。嫌いな花はサルビア (俳句甲子園のお題でトラウマ)

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