企業や業界の情報、自己分析の結果や説明会スケジュールにビジネスマナー…
就職活動をしていると、さまざまな情報が入ってきますよね?
そういったたくさんの情報を整理するためにも、「就活ノート」を活用している方が多くいます。

しかし、煩雑な情報をただ記入していくだけでは、後から見直しにくくなってしまいかねません。
そのため今回は、就活ノートのまとめ方をお伝えしていきます。

実際に就職活動を行っている時だけでなく、その準備段階から活用できるので、ぜひ参考にしてみてください。

就活ノートの基本

就活ノートは、就職活動を効率的に進めるためのツールです。
ではまず、その役割と利点について考えてみましょう。

就活ノートの役割

情報の集約と整理:
企業情報、応募状況、面接の日程、自己分析、ビジネスマナーなど、さまざまな情報を一元管理できます。

記録と振り返り:
過去の記録や経験を振り返り、今後の改善点を見つけるのに役立ちます。

自己管理:
予定管理の徹底やタスクの追跡に役立ち、スケジュールを調整しやすくなります。

就活ノートの利点

ミスの軽減:
情報の確認漏れを予防し、面接や選考でのミスを最小限に抑えることができます。

自己分析の深化:
自己分析セクションを通して、自分の強みや弱みを理解し、志望企業に合ったアプローチを考えることができます。

自信の向上:
整理された情報と事前計画によって、自信を持って面接にいどむことができます。

適切なノートの選び方

「実際に就活ノートを作ってみよう!」
となったものの、どのようなノートを使用すればいいか迷ってしまうかもしれません。
場合によってはツールを使用してスマホやPCで管理した方が良い場合もあるので、ご自身の都合に合わせて選ぶようにしましょう。

ノートの利用:
ノートの良さは、どこでも気軽に書けて柔軟性に富んでいることです。
手書きで情報を整理することで、記憶に残りやすくなり、自分らしいカスタマイズもできます。
中でもリングノートであればよりコンパクトにメモを取りやすく、ソフトタイプのリングはリングが聞き手の邪魔にならないなどのメリットがあります。
また、まとめやすさや後からの整理しやすさを取るならルーズリーフなども挙げられます。就職活動の際は説明会や面接の場など、手元のスペースに限りがある場合も考えられるので、できるだけコンパクトにメモを取れるツールを用意しておくのが良いでしょう。
最近では対面形式での選考が増えており、会場でパソコンを出してメモを取ることが難しいため、メモできるノートは少なくとも1冊用意しておくようにしましょう。

デジタルツールの利用:
スプレッドシートやEvernote、OneNote、Notionなどのデジタルツールを使用することで、情報の追加・編集などの整理がしやすくなります。
情報のバックアップや検索もでき、デバイス間で情報を同期しやすく、インターネットにアクセスできる環境ならいつでも使用できるのもメリットです。
ただし、手書きのような直感的な操作ができなかったり、デバイスによっては見づらさや記入のしづらさを感じたりする場合もあります。

ノートのセクション設定

次に、就活ノートのセクション設定について考えてみます。
ノート内に以下のセクションを設けて書き込んでいくことで、情報を整理しやすくなります。

パーソナル情報セクション:
・就活で使用するサイトのユーザーIDやパスワードなどの覚書
※第三者への貸し借りがある場合などはパスワードを削除するか初めから記載しないようにするなど、十分注意しましょう

自己分析セクション:
・自身の強み・弱みの分析
・資格やスキルの整理
・履歴書の要約

企業情報セクション:
・志望企業のリスト
・各企業の特徴や研究した情報
・企業の選考スケジュール
・説明会でのメモ

インターンシップの経験セクション:
・過去のインターンシップ経験の詳細
・そこから得た教訓やスキルなど

質問・応答セクション:
・面接や説明会などの場での質問と回答(自身が質問した場合と回答した場合の両方)
・質問や回答にまつわる感想や反省点

ビジネスマナーセクション:
・面接時のエチケットやビジネスマナーに関するポイント
・服装やメールの書き方、電話の出方・かけ方のガイド

その他カスタマイズ可能なセクション:
・ご自身のニーズに合わせてセクションを追加
(全体の選考スケジュールカレンダーや選考中にグループワークで使用するメモ欄など)

効果的なノートの記入方法

では実際に書き込んでいく時、何に気を付けて行けばいいのでしょうか?
後から見直す時にも役立つポイントをご紹介します。

日付とタイトル:
各ページに日付とタイトルを付けることで、情報を整理しやすくなります。
日付には書き込んだ日にちを記入し、タイトルには「〇〇商事説明会」など、その日の出来事を簡潔にまとめましょう。

重要なポイントの強調:
重要な情報やポイントを強調することが役立ちます。
3色ボールペンなどで色を付けたり、「☆」や「●」などの記号で目立たせたりすることで見やすくすることができます。

選考プロセスの追跡:
選考プロセスの詳細を記録し、進捗を随時更新していきましょう。
面接の評価、質問内容、フィードバックなども記録することで、次回の選考に備える材料になります。
また、自己分析をより深められるきっかけにもなります。

選考で関わってくれた社員の名前:
選考中に会った企業の社員の名前をメモしておくと、「説明会での〇〇さんのお話が……」などの具体的な例を挙げやすく、また「前の面接は誰だった?」といった質問にもスムーズに答えられます。

加えて、その会社に入社することになった場合にも、担当面接官の話が出ることがあるため、時間がたってもわかるようにメモしておくと良いでしょう。

注意点

では最後に、就活ノートを作成・管理する上で気を付けてほしいことをご紹介します。
重要な情報を書き込むものなので、ぜひ参考にしてみてください。

個人情報の保護:
個人情報の保護が特に重要になります。
デジタルツールを使用する場合には、パスワードやセキュリティ設定を強化し、アカウントへの不正アクセスを防ぎましょう。

ノート保管:
手書きノートは紛失しないように注意しましょう。

デジタルツールの場合はクラウド上に保存できますが、バックアップを取ることも大切です。

ノートの共有:
就活ノートの情報を他人と共有する際には、個人情報の取り扱いに注意が必要です。
機密情報は切り取ったり伏せ字などで隠したりするなど、必要な情報だけを共有しましょう。

まとめ

いかがでしたか?
就活ノートは情報の整理や適切な管理をサポートできるツールです。

ノートに集約された情報によって、面接時の自信向上や選考プロセスの追跡にも役立つことでしょう。

今回は就活ノートのまとめ方についてさまざまな案をご紹介してきましたが、もちろんすべてを実行する必要はありません、
一番大事なことはご自身に合った使いやすさがあること!

書きやすさや見直しやすさ、情報の整理のしやすさなどを考えて、使いやすい方法を選ぶようにしてみてください。

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