オンライン面接とは?対面の面接との違いを徹底解説!
オンライン面接とは、企業と応募者がオンライン上で実施する面接のことを言います。
コロナ禍における就職活動で、人との接触を減らすためにオンライン面接を実施する企業が増えたようです。
また、オンライン面接では面接場所へ移動の必要がなくなり、時間の融通がききやすいといったメリットもあります。
オンライン面接と対面の面接の違う点は主に次の2つです。
- スマホやパソコンを使う
- 画面越しでコミュニケーションをとる
オンライン面接ではネット回線を使うため、対面の面接では起こらない機材トラブルも起こります。
そのため、面接内容を準備するだけでなく、機材をそろえることや、使い方になれておくなどの事前準備がとても重要です。
オンライン面接の具体的な流れ
オンライン面接の具体的な流れは次の通りです。
- 開始時間10分前にはログインしておく ※通話はスタートさせない
- 開始時間に準備ができていることを伝える
- 企業の着信から面接スタート
- 面接が終わったら、お礼を伝えて通話を切断する
オンライン面接に慣れていない場合、準備に手間取ってしまうことがあるので、当日までに一度、やっておくのが望ましいです。
落ち着いて面接が受けられるようにしておきましょう。
オンライン面接で失敗しないためのコツ13選
ここでは、オンライン面接で失敗しないためのコツを13のポイントに分けて詳しく解説していきます。
一度やってみると、対面の面接のときにはなかった事前準備が意外と多いと思う人もいるのではないでしょうか?
オンライン面接は、事前準備をせずに面接を受けると、当日思わぬトラブルが起きる可能性があります。
ひとつずつしっかりと確認して、万全の体制で面接に臨みましょう。
面接に使う機器を念入りにチェックする
パソコンやスマートフォン、タブレットなど、企業とビデオ通話ができる機材を準備します。
機材は画面が大きく、安定して置けるPCがベストです。スマホの場合、面接中にスマホが倒れたり、動いたりしやすいので、スタンドを使うなどして固定しましょう。
また、使用するツールが正常に動くかを事前に確認しておきます。
できれば、友人や家族に協力してもらい、次の点を面接前に確認できるといいでしょう。
- 通信回線が途切れないか
- ビデオ画面の映り
- 音声のタイムラグ
- 適切な音量で聞こえるか
また、複数のデバイスを持っている場合は、万が一に備えて予備の機器にも面接時に指定されたツールをセッティングしておけば、トラブルがあっても余裕を持って対応できます。
面接の練習もかねて確認すると、問題点がみつかりやすくなるのでおすすめです。
オンライン面接に必要な機器・チェックリスト
オンライン面接に必要な主な機器は以下の通りです。
デバイス | ・PC、スマホ、タブレット 安定して設置できるPCがベスト。 |
マイク・イヤホン | ・マイク付イヤホン or マイクとイヤホン PCのスピーカー機能でも問題ないが、聞き取りづらくないか、相手にしっかりと聞こえるかは要チェック。また、Bluetooth接続より有線イヤホンの方がトラブルが起こりにくいので、有線のマイク付きイヤホンがおすすめ。 |
カメラ | ・デバイスについてない場合は別途用意 |
LEDライト | ・部屋が暗い場合、印象が明るくなるライトを用意 |
事前にオンライン面接で指定されたツールで問題なく使えるかを確認しましょう。
パソコンがあるから大丈夫、と油断していたら、面接中に音声が聞き取りづらく、スムーズに面接が受けられないこともありえます。
必ず事前に動作をチェックしておきましょう。
静かに集中できる場所で面接を行う
オンライン面接は静かな個室で受けるのが望ましいです。
オンライン面接で利用するツールやマイクは、思っているよりも広範囲の音を拾います。
そのため、周囲の音が気になる環境では、応募者も面接官も気が散って面接に集中できず、良い結果につながらない可能性があります。
周囲の騒音対策方法としては、次のようなものが考えられます。
- 同居している人に面接の予定を伝えておく
- ドアや窓を閉めて騒音対策をする
- 扇風機やエアコンの風が当たらないように注意する
- 声のみを拾うマイクを使用する
- レンタルオフィスなどの静かな個室を利用する(企業に伝えておく)
レンタルオフィスやレンタルスペースは、1時間単位で借りられるところもあるので、面接の時間に併せて利用するのもおすすめです。自分の環境に合った対策をして面接に臨みましょう。
背景や周りに注意する
画面に映る背景は、何もない壁がベストです。
背景がごちゃごちゃしていると、気を取られるばかりか、片付けのできない人という印象になってしまいます。
自分ではいいと思っている背景でも、面接官との価値観が違えばマイナス評価されることもあるでしょう。
何もない壁、もしくは生活感があまり出ない無地のカーテンなどは背景としても利用できます。
また、オンライン面接のツールによっては背景を設定できるものもありますが、画質が荒くなることがあるので、バーチャル背景などは避けた方が無難です。
面接中の目線はカメラを意識する
オンライン面接中はカメラを意識して面接を受けましょう。
面接中のカメラは、自分の目線くらいの位置にカメラが来るようにセッティングすると良いでしょう。
画面に映る相手の顔を見ていると、相手からは目線が合っているように見えず、「どこをみているのだろう?」と疑問を持たれることがあり、印象はよくありません。
また、PCを机の上に置いて面接を受けると、相手からは見下すているような目線に見えるので注意が必要です。
自分の目線とカメラが水平に合うようにセットし、しっかりカメラをみて話しましょう。
画面の外にカンペを置いておく
オンライン面接ではカメラの向こう側に、簡単なメモをカンペとして貼っておくこともできます。
メモがなくても自信をもって面接を受けられるのが理想ですが、慣れないオンライン面接でトラブルが起きることもあります。
そんなときに、メモがあれば少しは落ち着いて面接が受けられるでしょう。
注意点としては、面接官に絶対見えない位置に貼ること、長時間見すぎるなど視線が不自然にならないことです。
対面の面接よりもハキハキと大きな声で話す
オンライン面接では、いつもよりハキハキと大きな声で話すことを心がけてください。
対面の面接と違って、音声にタイムラグが生じるなど、対面ほどスムーズに会話ができないことがあります。緊張や焦りから早口で話してしまうと、オンライン面接では相手に伝わらない可能性が高くなるので、気を付けましょう。
また、対面の面接と違って画面上のコミュニケーションでは感情や、人柄が伝わりにくくなります。
そのため、相手の言葉への相槌や表情などは、対面の面接よりも意識して、聞いていることを表現するなどの対策をしてみましょう。
周囲の明るさに注意する
オンライン面接時に使うツールを起動して、明るさの確認をしておきましょう。
画面上に映る表情が暗いと、面接官への印象も暗くなってしまいます。事前に面接時に使うツールを用意し、画面にどのように写るのかを確認してください。
自然光の入る部屋で、顔が明るく写るようであれば問題ありませんが、顔の写りが暗いようであれば、照明のLEDライトを準備するなどの準備が必要です。
顔が白飛びせず、表情がわかるくらいの明るさが面接にはベストです。
スマホやパソコンなどの通知はOFFにする
日常的に使っているアプリや、ソフトの通知は全てオフにしておきます。
面接中に通知があると、画面が途中で固まるなど、会話の流れが止まることもあります。せっかく良い流れで話している時に、通知のせいで会話が止まってしまうのはもったいないですよね。
普段よく使うアプリだけではなく、設定からすべての通知をOFFにして、面接に臨みましょう。
面接までのメールのやり取りも丁寧に対応する
面接官は、対面の面接時には目に入っていた、入室退室時の振る舞いなどを見ることがないため、人物評価がしづらいと感じることが多いようです。
そのため、面接時のやりとりだけでなく、メールのやり取りや、面接に対する事前準備がどこまでできているかも評価ポイントに加味されることがあります。
実際ビジネスの場でも、直接会う前のやり取りはメールのこともありますし、実践にそった評価基準と言えるでしょう。
応募書類を送ったところから、面接につながると考え、ビジネスマナーを守ったやりとりができるように心がけておきましょう。
想定される質問を幅広く考えておく
オンライン面接では、対面の面接よりもいろいろな角度からの質問に備えておくと安心です。
オンライン面接は、対面の面接の時よりも質問が多く多岐に渡ることあるからです。
オンライン面接では顔しか見えないので、面接官からすると、振る舞いや空気感がわからない、表情がよみとりづらいため雰囲気がわからない、といった問題があります。
そのため、オンライン面接で相互理解を深めるために、企業も面接内容を工夫しており、一例をあげると次のような点です。
- 雑談の時間をとる
- 趣味などの話を深く聞き、応募者の人柄を感じられるようにする
- 面接の回数を増やす
このように、対面の面接時よりも深く応募者の話を聞こうと企業は考えているので、いろんな質問を想定して回答を考えておくとよいでしょう。
プライベートな質問のかわし方
面接では、業務に直接関係のない質問に答える必要はありません。
しかし、オンライン面接では、雑談としてセクハラ・モラハラでは?と思ってしまうような発言をする面接官もいるようです。
大事な面接で、次のように言われたら、どう答えたらよいか迷ってしまう人は少なくないのではないでしょうか。
- 部屋を見せて欲しい
- 部屋着を見せて欲しい
- いま彼氏・彼女と住んでいますか?
これらの質問に曖昧に返答していれば、面接官も踏み込みすぎた質問だったと気づくかもしれません。
それでも気づかず、あまりにもプライベートで不快に感じる質問が続くようなら、「すみませんが、業務や採用に関係する質問のみ回答させて頂きます。」と応じましょう。
スマホでオンライン面接はOK?コツや注意点を解説
オンライン面接はPCで受ける人が多いですが、スマホでも受けることが可能です。
面接で使われるツールは、スマホに対応しているものがほとんどです。
ただし、スマホの場合、パソコンとは違う点で注意しなくてはなりません。
ここでは、スマホでオンライン面接を受ける際の3つのポイントを解説していくので、準備を万全にして面接に臨みましょう。
電波や通信状況を確認する
安定して通信できる状態なのか、事前に確認しておきましょう。
自宅にWi-Fiがなければ、通信制限などは問題ないかを確認してください。
使用量に不安があれば、スマホのネット料金のプランを変更しておくか、問題なくWi-Fiの使える場所で受けることを考えなければなりません。
実際面接時に使うツールを利用し、電波に問題がないか、通信制限はかからないかをチェックしてから面接に臨めば安心です。
スマホの位置や向きに気をつける
オンライン面接では、スマホは横向きにして置きましょう。このとき、自動回転をオンにすることを忘れずにしておきます。
また、スマホはスタンドなどに固定して動いたり、倒れたりしないように設置しましょう。
面接はどれぐらいの時間で終わるか確実ではないため、ずっと手で持つのは現実的ではありません。
目線と同じ高さに固定できるように、スタンドを用意しておきましょう。
面接ツールを事前にダウンロードしておく
オンライン面接で使用する面接ツールは、最低でも面接前日までにダウンロードしておいてください。
使用するツールにもよりますが、事前のアカウント登録が必要なものもあります。
また、ツールごとに使用方法が異なるため、事前に慣れておかないと面接官を待たせてしまい、印象が悪くなる可能性があります。
慣れておくために、以下の4点は前日までに一度やっておきましょう。
- ツールをダウンロード
- アカウント登録(ない場合もある)
- ログイン
- 画面に映る様子や音声を確認
- ログアウト
オンライン面接でマスクはするべき?無難な服装は?
オンライン面接でのマスクは、基本的に不要です。
オンライン面接では、声が聞き取りづらい、表情が読み取りづらい、などのデメリットがありますが、マスクをつけることによってこのデメリットが強調されてしまいます。
面接官とのコミュニケーションをスムーズにするためにも、マスクはできるだけ外して面接を受けるのが望ましいでしょう。
ただし、同居人に配慮してマスクを外せないなど事情がある場合は、事前に伝えておけばマナー違反にはなりません。
この場合、マスクに明確なマナーやルールはありませんが、色は白、グレーで、形状は話している時にずれないものであれば問題ないでしょう。
服装については、対面の面接と同様にスーツの着用がマナーです。
対面の面接も、オンライン面接もどちらも就職活動中の面接です。
身だしなみや面接のルールなど、基本的なマナーは対面の面接と変わりないことを心して面接を受けましょう。
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