就活をするうえで避けては通れない、グループディスカッション。初対面の人と話すのが苦手で、なかなかうまくいかない方も多いでしょう。そこで今回は、グループディスカッションにおける役割とポイントを解説します。

グループディスカッションとは

グループディスカッションとは数人の学生でグループを作り、面接官から与えられた一つのテーマについて話し合う選考方法です。人数は一般的に1グループ2~5人で、30分程度行われます。

流れとして、挨拶をしたらそれぞれの役割を決め、ディスカッションをします。そこから成果物を作るのか、プレゼンテーションをするのかなど、様々な方法があります。

グループディスカッションで見られるポイント

グループディスカッションでは、面接官にどんなところを見られているのでしょうか。今回は一般的に採点項目となる3つのポイントを解説します。

積極性

グループディスカッションでは周りの学生が優秀に見えて気後れしてしまうこともありますが、実は「積極的に議論に参加しているか」は重要なポイントです。受け身ではなく自分で考え発言しているかが見られているので、気をつけましょう。

とはいえ、無駄に多く発言すればよいというわけではありません。まずは周りの意見をしっかり聞いて、それを上手くまとめるといった役割を果たしてもよいでしょう。積極的と自己中心的は異なるので、場の空気を壊したり自分ばかり目立とうとしたりといったこと控えてください。

コミュニケーション能力

就活において重要なコミュニケーション能力は、グループディスカッションでも特にチェックされます。「この学生が入社した後、チームワークを乱さないか」「一人ではなく仲間と協働してプロジェクトに取り組めるか」など見られています。

自分の言いたいことだけ言っていないか、相手の発言を遮っていないか、むやみに他人を否定していないかなどに気をつけましょう。ただし、単に人に意見をゆずるだけでは高評価にはつながりません。誰かと意見が対立したとき、どんな風に話すか、主張と譲歩のバランスはとれているかなどが大切です。

アイディア力

与えられたテーマや課題を解決するために、どんなアイディアを生み出せるかも大切です。誰も思いつかないような奇抜な提案をする必要はありませんが、なぜそのアイディアを出したのか、論理的に伝えなくてはなりません。ただの思い付きではなく、自分なりのロジックを組み立てるようにしましょう。

また、多角的な視点も持つようにしてください。どんな課題でも、必ず複数の視点から考えられるはずです。日頃から物事の一面だけではなく、「もっと年上の人ならどう考えるか」「性別が違う人はどう感じるか」「別の国の人は何を思うか」など想像力を膨らませると、他の人には思いつかないアイディアを出すことができます。

グループディスカッションの役割

グループディスカッションでは様々な役割を決めて、話し合いをします。誰かに指定されるわけではなく、立候補で決めていくことがほとんどです。それぞれに与えられた役割をしっかり理解しておきましょう。

司会

ディスカッションの進行を行います。テレビ番組のMCを想像するとわかりやすいでしょう。自分の意見を発するというより、グループ全体を見て、発言していない人に話しを振ったり、議論が脱線しそうになったら本筋に戻したりします。

司会を務めるのに大切な要素は、リーダーシップです。会議を先導し、議論を前に進めます。サークルやゼミ、アルバイトなどでリーダー経験がある方は、そこで培ったスキルを活かせるポジションです。

書記

長時間ディスカッションをしていると、初めの方に話した内容を忘れてしまいます。書記の役割は話している内容を書きとめ、まとめることです。単に発言をメモするのではなく、要点を抑えて見返しやすくすることが大切です。

書記に問われるのは、要約力です。学生同士の議論はスムーズにいかないことも多く、枝葉末節ばかり話してしまったり、本題とはズレた議題になってしまったりということもあります。その中で課題解決のために大切な要素をピックアップし、書き留めるべきポイントをまとめる力が求められます。

タイムキーパー

グループディスカッションでは時間が決められているので、それまでに結論を出さなくてはなりません。そこで、時間を管理するのがタイムキーパーの役割です。複数のテーマがある場合は、どれについてどのくらいの時間が使えるか考え、司会と連携して進行を助けます。

もし最後にプレゼンテーションなどをするなら、そのための準備も忘れてはいけません。パワーポイントなどにまとめる場合は、その製作時間もとっておきましょう。タイムキーパーは議論に熱中しすぎず、常に進行に配慮する俯瞰力が必要です。

役割なし

人数によっては、役割がない人も生まれます。役割がないと目立たなくて不利になると考える人もいますが、まったく関係ありません。大切なのは、どの役割になるかではなく、ディスカッションにおいてどのような役割を果たすかです。積極的話し合いに参加したり、適切な疑問を投げかけたりすることで、十分良い評価は得られます。

また、役割なしの場合、特定の能力が求められるわけではないので、自分の強みを発揮できるというメリットがあります。気遣いが得意なら各役割の人をサポートしたり、発想力に自信があるなら次々とアイディアを出したり、自由にふるまえます。面接官に見せたい自分のアピールポイントを意識しましょう。

グループディスカッションの準備を整えよう

今回は、グループディスカッションについて解説しました。役割によって期待される動きは異なりますが、基本的には似たような項目をチェックされています。また、役職によって有利・不利が決まるわけではないので、役職なしになってしまっても焦る必要はありません。あまり目立とうとしすぎても空回りするので、まずはグループ内で意見がまとまるよう、自分にできることに尽力しましょう。

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