面接時の服装自由はスーツかカジュアルどっちが正しい?

面接時に「服装自由」と指定されている企業に、どんな服装でいくのが正解でしょうか。

  • スーツが正解?
  • オフィスカジュアルの方が無難?
  • 清潔感があればどんな服装でも大丈夫?
  • 服装でマイナスの評価をされることもある?

このように、どのような服装でいけばよいのか悩む人が多いようです。

服装で劇的に評価が上がることはありませんが、最低限ちゃんとしているのが当たり前とされるので、その場に適していない場合、評価が下がってしまうことがあります。
面接には自信があっても、服装で評価が下がってしまうのはもったいないですよね。

そこで本記事では「服装自由」「服装自由私服」を指定されたときの服装について、詳しく説明します。

「服装自由」=スーツが無難

「服装自由」と指定されて悩むようなら、スーツでいくのが無難と言えます。
そもそも、「服装自由」を指定した人事担当者が想定している服装はどんな服装でしょうか?

リクナビが2018年に人事担当者500人におこなったアンケートの中で、「服装自由」を指定した人事が想定している服装では、次のような結果が出ています。

  1. オフィスカジュアル (55.6%)
  2. スーツ (42.7%)
  3. その人らしさが伝わる普段着 (34.5%)
  4. 指定したが特にこだわらない (11.7%)
  5. その他 (2.3%)

この結果から、人事担当者はオフィスカジュアルまたは、スーツで来る人が大半だと考えていることがわかります。

服装自由とは「スーツを着てはいけない」と明記されているわけではありません。
そのため、ビジネスマナーに合った服装に悩むようであればスーツを選択するのが無難です。

「服装自由私服」=オフィスカジュアルでもOK

「服装自由私服」の指定の場合、一般的にはオフィスカジュアルが定番とされています。
オフィスカジュアルとは、ビジネスの場でも通用するスーツよりカジュアルダウンした服装です。

前の項目でも紹介した人事担当者500人におこなったアンケートの中で、「私服」を指定した人事が想定している服装では、オフィスカジュアルを想定している人事が一番多いという結果が出ています。

つまり、私服を指定している人事は、スーツではないけれど、ビジネスの場にふさわしい服装で来ることを想像しています。

面接時の私服指定は、普段着は避けたほうがよいでしょう。

しかし、アパレル企業やWeb業界など、服装に柔軟な企業が多い業種ではオフィスカジュアルよりもカジュアルな私服でもいい場合があります。

業種や職種、さらには企業の社風に合わせて、オフィスカジュアルか私服かを選択するとよいでしょう。

「面接私服でお越しください」の意味とは?

「面接へは私服でお越しください」などと表記されていれば、スーツは避けたほうがよいでしょう。なぜなら、スーツは私服ではないからです。

また、アパレル、ファッション業界といった、企業のイメージや社風が明確な場合は、私服が自社の方向性と合うか見極める判断材料にする場合があるため、私服を指定されることもあります。

私服指定だからといって普段通りの服装をするのではなく、企業に合わせて服装を選ぶことで企業理解もアピールできます。

不安であれば、スマートカジュアルやオフィスカジュアルの服装を参考にして身につけるアイテムを選ぶのが無難です。

面接の服装を自由にしている理由・目的

企業は、どんな意図を持って服装を自由にしているのでしょうか?

リクナビのおこなった面接・会社説明会の「私服」「服装自由」、どんな服装で行けばいい?【人事にアンケート】では、約5割の企業が「服装自由」「私服でお越しください」と指定したことがあると回答しています。

面接の服装を自由にしている企業の意図としては、「社会人としての一般常識」「センスや個性」を確認したいという理由で指定されることが多いようです。

ここではその2つについて、どんなところをポイントに見られているのかを解説していきます。

社会人としての一般常識があるかを確認するため

面接の服装を自由と指定している人事は、TPOに合わせた振る舞いができるかを面接時に判断していることがあります。

服装が自由とはいえ、私服OK=普段着でよいというわけではありません。
面接での服装が自由というのは、ビジネスマナーを守った服装を前提としていることがほとんどです。

前提を書いていないからといって、カジュアルな服装で面接に臨む人は、「入社後も全てを1から説明しないといけないのではないか」と、疑念を抱かれることになります。

そのように思われないためにもビジネスマナーを守り、社風に合わせた服装を心がけましょう。

センスや個性を見るため

服装を自由に指定して、どんな服装で面接に臨むかをみることで、その人のセンスや個性をみたいと考えている企業もあります。

アパレル業界などの、ファッションセンスや個性を重視している企業では、実際に働くときの服装が社風に合うかの確認をしたいと思っています。

企業は服装からその人のこだわりや、自社と合うセンスなどをチェックしています。

社風やブランドに合わせたセンスをアピールすることも大切ですが、どんな服装でも清潔感に気をつけて面接に臨みましょう。

面接のスーツ服装例

面接をスーツで受ける場合、スーツを正しく着こなすことが好印象になります。
清潔感があり、体型に合ったスーツを身にまとった大人は、それだけでしっかりとした社会人に見られます。

ここでは、男性・女性のパターンに分けて基本的なアイテムを具体的に紹介します。

【男性編】スーツ服装例

男性のリクルートスーツは、色味や形の定番が決まっています。
次の表で定番を紹介しているので、あなたに合った正しいスーツを選びましょう。

【女性編】スーツ服装例

女性のリクルートスーツは男性よりもスタイルの幅が広いのが特徴です。
スカートとパンツはどちらでも大丈夫です。

ただし、面接官が年配の方が多い場合、女性はスカートというイメージがあるので、スカートの方が無難とされることもあります。

面接のオフィスカジュアル服装例

「スーツほどカッチリはしていないけれど、会社に居ても浮かない程度の服装」がオフィスカジュアルです。

企業によってもカジュアルダウンの度合いが違うので、悩んでしまう方も多いようです。

企業によって多少の差はありますが、ここでは面接で着てもよいとされる、一般的なオフィスカジュアルの具体例を、男女別に紹介します。

【男性編】オフィスカジュアル服装例

男性のオフィスカジュアルは、スーツからネクタイをなくしてカジュアルダウンしたスタイルが基本です。
男性のオフィスカジュアル定番アイテムは次の通りです。

【女性編】オフィスカジュアル服装例

女性のオフィスカジュアルは選べる幅が広く、組み合わせ方が男性より種類が多いです。
女性がオフィスカジュアルに使えるアイテムは次の通りです。

夏の面接に着て行く服装で気をつけるべきポイント

夏の暑い日でも、指定が無ければジャケットを着用するのが基本です。

しかし、暑い夏にたくさん汗をかいたまま面接に臨んでは、かえって印象が悪くなるかもしれません。

面接会場までの移動中は、ジャケットがしわにならないよう手に持ち、面接会場到着前に着るのがいいでしょう。
面接会場までの移動中は、ジャケットがしわにならないよう手に持ち、面接会場到着前に着るのがいいでしょう。

夏の面接は、早めに面接場所近くに到着し、涼める場所で汗をひかせてから、会場に向かうのがおすすめです。

クールビス指定の場合

クールビズとは2005年から環境省が提言した、ビジネスシーンの服装を軽装化し、エアコン温度を28℃に設定することを推奨する取り組みのことです。

クールビズでは、「ノーネクタイ・ノージャケット」が基本ですが、面接ではYシャツの上にジャケットを着用するのが無難です。

理由としては、クールビズを実施している会社でも、程度に差があり、企業によって認められている服装に違いがあるからです。

堅い業種のクールビズでは、ジャケット着用が当たり前というところもあります。
逆に、服装に関して柔軟な業界では、ジャケットが全く必要ない企業も見受けられます。

企業によって認めているレベルが異なるので、迷った場合は手にジャケットを持って行くのが無難です。

Web面接の服装はスーツ?オフィスカジュアル?

Web面接の服装もスーツが基本です。

新型コロナウイルスの影響でWeb面接をおこなう企業が増えましたが、基本的にはWeb面接も対面の面接も、服装に変わりはありません。
指定が無ければスーツ着用が一般的です。

Web面接では、画面に映らなくても全身の身だしなみを整えておきましょう。
なにかの拍子でカメラが動いたり、下半身も映り込むケースがあるため、必ず上下スーツを着用しましょう。

カメラの画質や部屋の明るさによっては顔が暗く写ってしまい、印象が暗くなってしまうこともあるので、事前に画面上の写りを確認しておくとよいでしょう。

まとめ

面接での服装は、基本的にスーツもしくはオフィスカジュアルが無難です。「服装自由」と言われたからといって、派手な服装やラフな私服で面接に臨んでしまうと、評価を落としてしまう恐れがあります。

自分が志望する業界に合わせた服装を事前にリサーチし、TPOをわきまえた服装で面接を乗り越えましょう!

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