就活に気合が入らない、長く続けていて疲れてしまった、そんな方はつい「選考をバックレようかな」と思う瞬間があるかもしれません。実際、バックレたとしたらどんな問題があるのでしょうか?今回は選考のバックレについて解説します。

なぜ選考をバックレるのか

なぜ選考をバックレてしまうのか、いくつか原因があります。よくあるのは志望度が低いからという理由です。大して興味がないのに「とりあえず」という気持ちでエントリーしてしまうと、直前で面倒になってしまいついバックレてしまいます。

また、受けようとは思いつつ、準備が間に合わなかったケースもあります。例えば企業研究をしておらず知識があやふやだったり、オンラインではなく対面での面接にも関わらずリクルートスーツや鞄を買っていなかったりといったことがありえるでしょう。

次に、授業やバイトの予定がかぶってしまうことがあります。スケジュール管理を怠っていると、当日になってテストやシフトと選考がかぶっていることに気づき、どうしようもなくなるということになりかねません。

単純に、寝坊してしまうケースもあります。また、選考があることを忘れていて意図せずバックレてしまうケースも珍しくありません。

バックレよりもドタキャンの方がマシ

バックレは、企業に非常に迷惑をかける行為です。企業は新卒採用の時期、非常に忙しいスケジュールで動いています。面接官も、学生と面接するために他の業務を止めて時間を取っているのです。せめて当日にでも連絡があれば、別の仕事をすることができます。しかしバックレられてしまうと、待ちぼうけをするだけです。

ドタキャンの連絡は気まずいという気持ちはわかりますが、せめてメールくらいは送りましょう。本来は電話の方が誠意はありますが、「電話はできない」とバックレるくらいならメールを送ることをおすすめします。

尚、通常は企業の方に電話やメールをする時間は昼休みなどを避けた方がいいのですが、ドタキャンの場合は1分でも早く伝えることを優先してください。「ドタキャンのメールなんて、なんて書けばいいかわからない」という方も多いと思うので、次に例文をご紹介します。

選考のドタキャンのメール例文

タイトル:本日の選考辞退のご連絡

○○株式会社
人事部 人事課 
○○○○様

お世話になっております。

御社の選考を受けさせていただいている、○○大学○○学部○○学科の○○○○です。
先日は面接のご連絡をいただき、ありがとうございました。

大変急なご連絡で誠に申し訳ないのですが、本日〇時から予定していました選考を、辞退させていただきたくメールを差し上げました。
貴重なお時間をいただいたにも関わらず、本当に申し訳ございません。
また、本来お電話でご連絡すべきところメールでのご連絡となりましたことも、あわせてお詫びいたします。

最後になりましたが、貴社益々のご発展を心よりお祈り申し上げます。

―――――――――
○○大学○○学部○○学科
〇年 ○○○○(氏名)
電話:080-○○○○-○○○○
メール:○○○@○○○
―――――――――

選考をバックレると大きな悪影響がある

選考をバックレたらどんなことになるのか、具体的に5つご紹介します。

次の選考に進めない

選考をバックレた以上、もうその企業の選考を受けることはできません。後から連絡して「また改めて選考を受けさせてください」と言っても、ほぼ不可能です。企業からすれば、「この学生を採用したら、入社後に大事な会議や顧客とのアポイントメントもバックレるのかもしれない」「責任感がないだろうから、大事な仕事を任せられない」となるからです。

せっかく行きたい会社があっても寝坊やスケジュール管理ミスでバックレてしまうと、その企業には入れなくなってしまうため、気をつけましょう。

エージェントの紹介は二度ともらえない

最近ではエージェントを利用した就活が増えていますが、バックレてしまうと、そのエージェントからはもう企業を紹介してもらえません。選考をバックレたということは、そのエージェントも企業からの信頼を失ったということです。

そして一度バックレた経歴があると、「またやるかもしれない」と判断されます。どうしてもエージェントを利用した就活をしたい場合は、別のところに登録しなおしましょう。

OB訪問をした場合OBに迷惑がかかる可能性がある

OB訪問をした企業の選考をバックレると、そのOBに迷惑がかかります。人事部は誰がどの学生から訪問を受けたか把握しているため、「あの社員が変なことを学生に言ったからバックレたのでは?」と思われる可能性もゼロではありません。

たとえ人事からそういった目が向けられなかったとしても、そもそも自分の時間や業務時間を割いてわざわざ会ってもらったOBに対して、バックレという結果は非常に失礼です。

別の会社入社後に取引がある可能性もある

バックレた時には特に問題がなかったとしても、入社後にその企業と取引をする可能性はゼロではありません。事務やエンジニアなど社外の方と関わる機会が少ない職種ならないかもしれませんが、営業などであれば業界によっては何かしらの関係を持つことはありえます。

選考を受ける学生が多いケースや、一次面接など序盤でのバックレであれば忘れられているかもしれませんが、もし自分のことを覚えられていた場合、取引に何らかの悪影響を及ぼすかもしれません。

同業他社に情報がもれる可能性がある

基本的に採用に関する情報は社外にもらしてはならないのですが、つながりが強い企業には「実は、こういう学生がいて……」と話題に上る可能性があります。もしあなたが同業他社の選考をうけていた場合、その情報が回って合否に影響を与えるかもしれません。

選考のバックレは絶対にやめよう

選考のバックレは企業に大変大きな迷惑をかける行為です。どうしても行けなくなってしまったのであれば、直前でも構わないのでキャンセルの連絡をいれましょう。ドタキャンも失礼ではありますが、バックレよりはマシです。

また、そもそもバックレやドタキャンをしなくていいように、前もって準備をしたりスケジュール管理を徹底したりするといった点に気をつけましょう。

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