そろそろ就活を始めたいけど、いつから始めて何をすればいいの?」と悩んでいませんか?

企業ごとにスケジュールは違いますし、色々な情報サイトを見ても違うことが書いてあるため、正解がわからず不安になりますよね。

そこで本記事では、就活スケジュールについて以下の項目を解説します。

  • 一目でわかる2023年卒の就活スケジュール
  • 各月ごとに開催されるイベント・やるべきこと
  • スムーズにスケジュールをこなすための方法

スケジュールの全体像を知り、余裕を持って就活に臨みましょう!

2023年卒の就活スケジュール一覧

2023年卒の就活スケジュールは、以下の表を参考に進めてみてください。

コロナウィルスの影響や、企業ごとに採用スケジュールが異なるため、100%このスケジュール通りにはいきませんが、就活全体のスケジュールは大きく変わりません。

エントリーする企業のスケジュールをチェックしつつ、スケジュール表に沿って、行動していくと余裕を持った就活ができるでしょう。

就活スケジュールの全体の流れを月ごとに詳しく解説します。

2021年3月|自己分析/業界・企業研究

大学2年生の3月頃から、自己分析・企業研究をスタートしましょう。

「就活を始めるの早すぎない?」と思うかもしれませんが、就活を始めるのは早い方が有利です。

自己分析や業界・企業研究は短い時間で終わるものではありませんし、時間をかけるほど就活に対する価値観や軸の精度が高くなり、最終的に入社後のミスマッチングが減ります。

また、様々な企業や先輩の話を聞くことにより、価値観や考え方はアップデートされるので、自己分析や業界・企業研究は何度も行う必要があるのです。

2021年4~6月|インターンシップ説明会&スカウト登録

大学3年生の2021年4~6月は、「インターンシップ説明会」への参加と「スカウト登録」を行いましょう。

インターンシップ説明会とは
7月から9月にかけて開催される「サマーインターンシップ」の選考日程や詳細などを説明するイベントのこと。

参加必須というわけではないが、中には参加必須の企業もある。参加することで、インターンシップ本番では聞けない情報が聞けることもあるので、できれば参加しておきたいイベント。
スカウト登録とは
スカウト登録とは、各転職エージェントのスカウトサイトに自分の情報を登録すること。スカウト登録をすると、あなたに興味を持った企業から「説明会に来ませんか?」「選考を受けに来ませんか?」といったオファーをもらえる可能性がある。

インターンシップ説明会もスカウト登録も、就活本番に向けた事前準備と考えましょう。

2021年7~9月|サマーインターン

7月から9月は「サマーインターン」が開催されます。興味のある企業で職業体験をし、企業や仕事についての理解を深めるために行われるものです。

サマーインターンの内容

・営業同行
・新規事業の提案
・業務の擬似体験
・オンラインでの講義・講座
など

NPO法人エンカレッジと株式会社RECCOOが共同で調査した、「2022年卒学生のサマーインターン参加率」「参加したサマーインターンの企業数」によると、以下の結果が出ました。

多くの学生が複数社のインターンに参加し、入社後に働くイメージを膨らませていることがわかりました。

最近のインターンシップは新型コロナウィルスの影響により、直接開催会場へ行くのではなく、オンラインでのインターンが増えています。

2021年10〜2月|オータムインターン&ウィンターインターン/内々定

 10月から2月は、「秋冬インターン」が開催されます。

サマーインターンの終了後は、12月から2月の間に「ウィンターインターン」を開催するのが一般的ですが、10月ごろに「オータムインターン」を開催する企業もあります。

サマーインターンは多くの学生を集め、企業の認知拡大やブランディングが主な目的です。秋冬インターンは、参加人数を絞り優秀な学生を選別する目的で行われるので、「より企業との関わりが濃くなっていく場」と考えましょう。

秋冬インターンに参加するメリット
・サマーインターンより実践的なプログラムを体験できる
・本選考を有利に進められる
・選考の流れを体験できる

参加倍率は高くなりますが、本選考を有利に進められる可能性も高い秋冬インターンは、必ず参加しましょう。

秋冬インターンと並行し11月~12月に早期選考を行い、内々定を出す企業もあります。内々定とは、優秀な学生を囲い込むために、早い段階で「内定を出す約束」をすることです。

2022年1〜2月|エントリーシート作成

3月に始まる会社説明会に合わせて、エントリーシートの作成を行います。
自己分析や業界・企業研究を元に、必要な書類を漏れなく準備しましょう。

エントリーに必要な書類(※企業により異なる)
・エントリーシート(ES)
・履歴書成績証明書
・卒業見込証明書
・健康診断証明書

インタツアー」では、過去のエントリーシートを無料で見られるので、興味のある人はぜひご活用ください。

失敗しないエントリーシートの書き方を知りたい人はこちら↓↓
【例文付き】受かる志望動機の法則とは?就活のプロが徹底解説
【完全対策例文付き】受かるエントリーシートの書き方を公開

2022年3〜6月|就活解禁日、会社説明会、2022年3〜6月|就活解禁日

3月に入ると、いよいよ就活が本格化し「就活解禁日」として、様々な媒体の就活情報が公開されると同時に、会社説明会や合同説明会もスタートします。

会社説明会・合同説明会とは、企業が自社の説明をするために開催するイベントです。企業1社で開催するのが「単独説明会」複数社で同時に開催するのが「合同説明会」と呼ばれます。

自社の説明を行ったあとに、面接や筆記試験を実施する企業もあります。

エントリーの締め切りに合わせて、エントリーシートも忘れずに提出しましょう。

会社説明会・合同説明会の内容
・サービス・製品の説明
・企業理念の説明
・社風や社内の雰囲気の説明
・業務内容の説明
・面接・筆記試験
など

インターンシップ同様、説明会は企業のリアルを知ることができます。
今後の選考に大きく影響するイベントなので、各インターンシップに参加できなかった人も、必ず参加しましょう。

2022年6月|選考解禁

6月からは実際に選考が解禁され、多くの企業で採用面接や筆記試験などが行われます。

ただし、採用手段の多様化や、新型コロナウィルスの影響で選考を早めたり、遅らせたりする企業もあるため、応募先企業の採用情報は常にチェックしておきましょう。

2022年6〜9月|内々定、内定

2022年6月から9月は、選考を終えた企業から順に内々定を出します。
全ての企業が守っているわけではありませんが、内定通知を出すタイミングは、「卒業・終了年度の10月1日以降」というルールがあるからです。

したがって、採用をしたい学生をほかの企業に取られないため、学生を安心させるために内々定を出します。

2022年10月〜|内定通知

10月1日以降に企業からの内定通知が出されます。
最終的に、内定承諾書または雇用契約書を提出し、晴れて内定となります。

2022年10月〜|二次募集

10月1日以降は、内定通知と同時に二次募集がスタートします。
この時点で内定がなくても諦める必要はないので、積極的に二次募集へ応募しましょう。

二次募集を行う主な理由
・1回の採用では必要人数を確保できないため(採用人数枠の多い大手企業)
・内定辞退が多かったため(あまり人気のない業界)
・留学・スポーツで一般的な就活スケジュールに間に合わない人材を採用するため など

2022年10月|内定式

内定が決まったら、10月に内定式を行います。

2023年4月|入社式

2023年4月に入社式を行います。

一般的な2023年卒のスケジュールは、上記の流れで進みます。

しかし、中途採用や通年採用を行っている企業は、独自のスケジュールで採用を行うので、各企業の採用スケジュールは常にチェックしておきましょう。

23卒就活スケジュールで注意すること

2023卒の就活スケジュールで、注意すべきポイントを3つ紹介します。
新型コロナウィルスの影響で、就活スケジュールを変更する企業が増えているため、例年よりも柔軟な対応が必要になるでしょう。

新型コロナウィルスによる就活スケジュールの影響

新型コロナウィルスの影響で、採用活動の実施方法が変化し就活スケジュールに影響を与えています。

今までは対面で行っていた「会社説明会」や「インターンシップ」も、オンライン上で実施する企業が増えているのです。

リクルート株式会社が運営する就職みらい研究が発表した「就職白書2021」によると、採用活動の実施方法は以下のように変化しています。

2022年卒学生のインターンシップ実施予定調査
「対面で実施(実施予定含む)する企業」:57.4%→前年比22.3%減
「Webで実施(実施予定含む)する企業」:54.0%→前年比36.5%増
出典:リクルート株式会社|就職みらい研究|「就職白書2021

オンライン化が加速したことで、就活生の「移動にかかる時間」「交通費」が削減につながっています。その一方で、採用面接では「対面のほうがよい」と考える学生も少なくありません。

就活のオンライン化の影響により、従来と同じようなやり方ではなく、オンラインのメリット・デメリットに対応したスケジュール管理・選考対策が求められています。

就活のスタートが早くなっている

就活のスタートは、年々早くなっています。経団連が定めた「2022年6月に選考解禁」という一般的なスケジュールよりも早く選考をスタートしている企業が増えているからです。

株式会社DISCOが調査した「2022年卒・新卒採用に関する企業調査ー採用方針調査」によると、1,174社のうち92.7%の企業が「6月より前に選考(面接)を開始する予定」と答えています。

大手企業に分類される11.1%は、一般的な内定通知解禁日である10月1日ではなく、「4月の下旬に内定を出す予定」と回答しているのです。

このように、実際の就活スケジュールはかなり前倒しで行われているため、2023年卒の就活スケジュールも同じく早いスタートが切られると予想できます。

統一スケジュールよりも入りたい企業のスケジュールを重視する

就活スケジュールは、統一スケジュールより興味のある企業のスケジュールを重視しましょう。

大手有名企業は通年採用を行っているため、統一スケジュール通りとは違うスケジュールで動く必要があるのです。

例えば、エントリーシートの締切日が通常より早かったり、選考のタイミングが早かったりします。年間で複数回の選考を行う企業も少なくありません。

このように、通常とは異なる「独自のスケジュール」で採用を行っている大手有名企業の一例は以下の通りです。

  • 楽天
  • メルカリ
  • ソフトバンク
  • ヤフー
  • ファーストリテイリング(ユニクロ)
  • サイバーエージェント
  • ソニー
  • 富士通
  • KDDI
  • 日立製作所

上記の企業へ入社したいと考えている場合は、企業の採用HPに掲載されているスケジュールに合わせて就活を行いましょう。

就活で準備しておくべき4つのこと

就活をスムーズに進めるためには、事前準備が大切です。以下の準備をしっかりと行い、ライバルに差をつけましょう。

就活に必要な4つの事前準備
・自己分析を行う
・業界研究・企業研究を行う
・エントリーシートの準備就活用の各種アカウントを作る

自己分析を行う

就活をスタートさせる際に、1番最初に手をつけておきたいのが「自己分析」です。
自己分析とは、自分の価値観や働く上で最も大切にしている軸を見つけるために行います。

自己分析を適当にすると、ミスマッチングを起こす可能性が高くなり、最悪の場合入社後の退職につながってしまうのです。

逆に、自己分析を深く行うことで、自分が本当に入社したい企業がわかるため、入社後も楽しく充実した仕事ができます。

効果的な自己分析を行う秘訣を知りたい人は「【誰でもできる】自己分析の秘訣を公開|効果的な2つの方法とは?」を読んでみてください。

業界研究・企業研究を行う

自分が興味を抱く業界や企業を知るために、「業界研究 」「企業研究」を行いましょう。

自己分析をした結果、「自分の価値観、やりたいこと」が実現できる業界や企業はどこか?を深堀りすることが大切です。

実際に自分が抱いていたイメージと違ったり、全く別の業界や企業に興味が出たりすることがあるので、時間をかけておこないましょう。

エントリーシートの準備

エントリーシートは、企業に自分を知ってもらうために欠かせない書類です。
自己分析の内容を元に、しっかりと自分をアピールしましょう。

就活用の各種アカウントを作る

就活を行うために、「就活専用の様々なアカウント」を作ることも大切です。
プライベートと就活用のアカウントを同じにしてしまうと、就活に集中できない恐れがあります。

例えば、メールアドレスを兼用で使っていた場合、プライベートの気になるメールに気を取られ、就活に関する情報メールを見逃してしまうケースはよく耳にします。

就活に集中するためにも、以下の就活専用アカウントを作成しましょう。

  • メールアドレス
  • Twitter
  • Instagram

Twitter、Instagramは就活に関するアカウントだけをフォローすることで、情報収集がしやすくなります。

ただし、SNSを利用する人は増えており、企業も就活生のアカウントをチェックする時代なので、使用時の振る舞いや言動などは十分に注意しましょう。

2023年卒の就活スケジュールは「早めに」「柔軟に」対応しよう

近年の就活スケジュールは多様化しており、企業ごとに異なるスケジュールで採用活動を行うことが増えています。

常に最新の情報をチェックし、必要な準備は早めに行っておくとよいでしょう。

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