まだ働き始めていない就活生からすると、「キャリア形成」という言葉は少し遠い未来の話のように聞こえるかもしれません。しかし実際には、就活をする段階から考えておくことが大切です。そこで今回はキャリア形成とは何か、どんなことが必要かについて解説します。

キャリア形成とは?

キャリア形成とは、「仕事を通じて自分の人生をどう構築していくか」ということです。人生の中で仕事に費やす時間は長いため、どんな働き方をするかは、どんな生き方をするかに密接にかかわっています。

だからこそ、単に目の間の業務に従事するのではなく、長期的な視点で自分のキャリアを考えることが大切です。受け身の状態で与えられた仕事をこなすだけでは、思ったような働き方に近づくことは難しく、数年、数十年後に「もっとこうすればよかった」と後悔してしまいます。

重要性が高まるキャリア意識

以前は新卒で入社した企業に定年までいる働き方が一般的でそれ以外のキャリアを選ぶ人が極端に少なかったため、キャリア形成について考えることはそれほど重要ではありませんでした。しかし現在は終身雇用がなくなりつつあり、正社員以外にも働き方が多様化しています。そのため、早くから先々のことまでキャリア意識を持っておかなくてはなりません。

また、技術革新によりロボットやAIの利活用が進み、一部の職業は将来、機械にとって代わられるとも言われています。実際に人間が完全に排除されるかはわかりませんが、全体のうちに人間が占める割合が小さくなっていくことは事実です。そのため、自分の価値を高めることも大切になります。

こういった時代の流れを背景に、大学でもキャリア意識を高めるための教育が本格的に行われるようになりました。職業や働き方の多様性を学び、何のために働くのか、社会でどんな役割を果たすのか、どんな能力が必要なのかを理解します。

ャリア形成で大切なこと

突然「キャリア形成が重要」と言われても、具体的にどうすればいいかわからず困ってしまうかもしれません。何からやればいいのかと悩む方は、まず以下の5つに取り組んでみてください。

絶えず自己分析をする

自己分析は就活中にだけやるものだと考える方も多いですが、生涯通じて続けていくことが大切です。今自己分析をした結果と、10年後に自己分析をした結果では、大きく変わります。常に「自分は何を求めているのか」「どんな強み・弱みがあるのか」を意識し、明確な意思に基づいてキャリアを考えましょう。

特に、Will、Can、Mustにわけて考える方法は有効です。

Willは、自分がやりたいこと。こんな仕事をしたい、こんなポジションが欲しい、こんな働き方が理想など、自分の希望を指しています。

Canは、自分ができること。生来の性質や身に着けたスキルなど、いわゆる強みのことです。自分の理想に近づくため、自分が持っているどんな武器が役立つのかを考えてみてください。

Mustは、やらなくてはならないこと。例えば理想のキャリアを形成するために特定の資格を取らなくてはならなかったり、業界での経験を一定以上積まなくてはならなかったりという条件があります。この3つを意識して、自分に何が足りていないのか、これからどうすればいいかを考えてみてください。

ロールモデルを見つける

キャリアを考える上で、自分のロールモデルとなる人物がいると役立ちます。特に同じ職場の同じ部署など身近にいれば、自分がその人のようになるには何が足りていないのか、どんなルートをたどればいいのかがわかります。

ロールモデルを見つけるのは簡単ではありませんが、もし見つけたら積極的にコミュニケーションをとっていきましょう。わからないことや悩んでいることを実際に質問してみることが、その人のようになる近道です。

社会人とコミュニケーションをとる

学生のうちは社会人と話す機会も少ないものですが、多くの方と会話をするだけで自分のキャリア意識が高まります。どんな仕事をしているのか、どんなキャリアを歩んできたのかといったことだけではなく、これからどんなキャリアを積み上げようと考えているのか、どんな時にやりがいを感じるのかなど、いろいろな話を聞いてみてください。

この時、相手は先に説明したロールモデルである必要はありません。自分が特に興味のない業界や職種に就いている人でも、知らない世界の話を聞くことで、勉強になったり新しい発見があったりするものです。

自分の将来をポジティブに見通す

キャリア形成について考えるとき、つい「こんなにうまくいくわけない」と考えてしまう方も多いです。しかしまずは将来をポジティブに見通し、前向きに検討してみましょう。もちろんすべてが理想通り進むことはありませんが、初めからあきらめてチャレンジしなければ、思い描くキャリアを叶えられません。

もちろん、リスクや課題を考えて対策を講じることは大切です。「この企業に入社するためには、このスキルが足りない」というところであきらめるのではなく、「スキルを身に着けるために半年かけてこの資格を取得しよう」など計画を立てると、前向きにキャリアを積んでいくことができます。

目的意識を持ってアルバイトやインターンシップをする

本格的なキャリアの前段階として、アルバイトやインターンシップを経験する場合、目的意識を持ってみてください。ただお金のためだけに働くだけでなく、「自分はこの職場でこれを成し遂げたい」「こういうことを学んでみたい」と目標を持つことで、現場で気づくことや考えることが増えます。

また、注意深く周りの方を観察することで、ロールモデルも見つかりやすいです。「こういう働き方がしたい」「こういう仕事にチャレンジしたい」と思える方がいたら、どんどん話を聞いてみましょう。

キャリア形成で必要な能力

キャリア形成にはどんな能力が必要なのか、2つに注目して解説します。

自分や環境を考える分析力

与えられたことをやるのではなく、自分の頭で考えて分析する力が必要です。自分のやりたいことは何か、自分の強みは何か、今の環境はどんなメリット・デメリットがあるかなど、常に考えてみてください。

考えた結果たとえベストな選択肢をとれなかったとしても、分析すること自体に意味があります。繰り返し自己分析や環境の分析を続けることで、どんどん最適解を出せるようになっていきます。

考えたことを実行する行動力

考えるだけでなく、実行しなければ道は開かれません。一歩踏み出すのは怖いと感じるかもしれませんが、失敗を恐れずに行動してみましょう。最もよくないのは、失敗すらできないことです。

例えば、「今の職場に不満はあるが、転職活動せず同じとことで何年も働き続ける」という人はとても多いです。しかし、そのままで現状が改善することはありません。転職したからといって必ずしも大きく好転するとは限りませんが、可能性はあります。十分に考えたら、少し不安なことにもチャレンジしてみましょう。

キャリア意識を高めて自分なりのキャリア形成を考えよう

今回は、キャリア意識とキャリア形成について解説しました。就活生の段階から高いキャリア意識を持っておくことで、自分が理想とするキャリアを積み上げることができます。目先の「選考が面倒」といったことにとらわれず、自分がこれから社会人としてどう生きていきたいか、具体的に考えてみましょう。

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