選考対策

オワハラ対策はどうすればいい?オワハラが起こる原因とかわし方を解説

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就活生を悩ませる「オワハラ」。この記事を読んでいる方の中にも、つらい思いをしている方がいるのではないでしょうか。そこで今回は、オワハラが起こる原因や、かわし方について解説します。

オワハラとは

オワハラとは「就活終わらせろハラスメント」の略で、内定を出した後に就活を終わらせようと脅迫したり、他の企業の選考に参加できないよう拘束したりするハラスメントです。優しい口調で懐柔し内定を辞退しにくくするタイプから、恐喝まがいのことを言われるものまで、その種類は様々です。

今、オワハラが横行している原因として、就活の選考早期化が挙げられます。政府の指針に基づいて大企業は、選考活動を6月1日にスタートすることになっています。しかし、多くの企業がそれ以前から採用活動を進め、実際の内々定出しピークは3~4月になっているといわれます。そのため、早期に内々定を出した企業では「せっかく内定を出した学生が、これから内々定が出る大手企業に行ってしまうかもしれない」という焦りが生まれます。

また、学生が優秀な人材であれば「どうしても自社に入ってほしい」「他からも内定をもらうに違いない」という理由から、オワハラに発展するケースもあります。

オワハラの事例

オワハラには様々な種類があります。中でも、代表的な事例をご紹介します。

他社選考の辞退を強要

最もよくあるオワハラが、他社選考の辞退を強要することです。口頭で辞退するよう言われるだけでなく、「選考中の企業にこの場で連絡をして、辞退すると伝えなければ内定は出せない」と言われることもあり、大きなプレッシャーになります。

内定の取引を交渉してくる

上記の例と似ていますが、「ここで他社の選考を断れば、内定を出す」といった取引を持ち掛けられることがあります。「他の企業が受かるかわからないから、ここで決めた方がいいかもしれない」と思うかもしれませんが、こういった誠意のない対応をしてくる企業に勤めることは、あまりおすすめできません。

行き過ぎたスケジュール拘束

内定者懇親会や内定者研修、事前インターンシップなど、様々なイベントに強制参加させることで学生のスケジュールを拘束し、他社の選考を受けさせないようにする企業もあります。法的な拘束力はないものの、「不参加の場合は内定辞退とみなす」とし、実質強制参加にさせることも多いです。

特に就活の解禁時期とされている6月上旬は各企業が選考やイベントを開催するため、そこに合わせて懇親会や研修を入れ、終日拘束するケースがよく見られます。他にも、突然スケジュール帳をチェックされ、他社の選考を入れていないか見られることもあるようです。

内定承諾書へのサインを強制

内定承諾書や入社誓約書といった書類にサインさせることで、強制力を持たせようとする企業もあります。人事部からは「ここにサインしたら、内定辞退は認められない」と言われるかもしれませんが、実際にはサインした後でも辞退は可能です。

推薦状ハラスメント

理系の学生は、学校からの推薦をもらって選考を受けることがあります。この場合、一般的な就活に比べて内定を得やすいのですが、基本的には内定辞退ができません。

こういった慣習を利用して、実際は学校推薦で受けたわけではないにもかかわらず途中から学校推薦に切り替えるように言ってくるころがあります。これは後付け推薦と呼ばれ、大学によっては通常の学校推薦同様、内定辞退は控えるように指示することも多いです。

オワハラの違法性

オワハラの中で「内定承諾書にサインしたのだから、辞退はできない」「入社の意志を見せたのに内定を辞退するのは違法だから、訴える」と脅されることがあります。しかしこれらの主張はすべて、正当性がありません。

損害賠償を請求すると言われるかもしれませんが、例えばその学生が入社するために設備投資など多額の資金を使ったといった場合でもないかぎり、主張は認められません。実際に、企業が3月31日に内定辞退した学生に対し、採用コストの損害賠償を請求した事例がありましたが、結果的に会社の主張は認められませんでした。

オワハラ対策とかわし方

実際にオワハラにあったら、どうかわせばいいのでしょうか。具体的な対処法を、3つご紹介します。

内定を辞退する

最もおすすめなのは、内定辞退です。オワハラをするということは、入社後も上司から高圧的な態度を取られたり、パワハラやセクハラを受けたりする可能性が高いということです。そういったリスクがあるにもかかわらず、その企業に入社するほどのメリットがあるのか考えましょう。

特に他に興味のある企業があったり、内定を持っていたりするのであれば、そちらに行く方向で考えてみてください。どんなに仕事内容が気に入っていても、給与が高くても、人間関係が上手くいかなければ長く働くことは難しいですし、精神的な健康を損ねる可能性もあります。

キャリアセンターに相談する

激しいオワハラにあい自分だけでは対処しきれないと感じたら、キャリアセンターに相談しましょう。内定辞退は法的に問題ないことなど、様々な情報を共有してもらえます。また、企業側に「キャリアセンターに相談します」と話すことが、その後のオワハラのけん制になることもあります。

嘘をつく

あまりおすすめできる方法ではありませんが、「他の選考は辞退しました」と言って、実際には継続するということもできます。しかしこれは企業側にバレた時に信用を失う、リスクの高い方法です。企業側があまりにしつこいケースに限って実行したほうが良いでしょう。

オワハラ対策に備えよう

本来はあってはならないことですが、オワハラをする企業は実在します。もしこうした目にあっても慌てず対処できるよう、かわし方を覚えておきましょう。また、オワハラをするような企業に入社するより、学生と真摯に向き合ってくれる企業を選んだ方が、健康的に働ける可能性が高いということも覚えておいてください。

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