選考を辞退する際、どのような連絡を、どのような流れですればいいのかわからない方も多いでしょう。そこで今回は、選考辞退について具体的に解説します。メールで辞退する際の例文もご紹介しているので、参考にしてみてください。

選考辞退とは

選考辞退とは、選考がまだ終わっていない段階で辞退することです。内定や内々定をもらったあとに行う内定辞退とは違い、まだ面接などが残っている状態で、これ以上選考を進めるのを辞めることを指します。

辞退の理由としては、他社から内定が出てそちらに行くと決めたというパターンがほとんどです。就活は基本的に複数の企業の選考を同時並行で受けるため、タイミングにずれが生じます。

また、選考を通して「自分はこの会社とマッチしないかもしれない」など、志望度が下がって辞退することもあります。その他、「地元に戻ることになった」「大学院進学を決めた」など、人によって様々な理由があります。

選考辞退の流れ

選考辞退の流れについて解説します。まずは、エントリーシートの提出や面接など、選考を受けます。選考中の段階で「これ以上受けるのをやめよう」と決めたら、辞退する旨を人事の方に連絡します。最終面接などまで進んでいれば、電話で連絡した方が丁寧です。しかし初期段階であればメールでの辞退でも問題ないでしょう。

また、「辞退すると言いにくいから、先方からの連絡を無視したり、面接を無断で休んだりして、うやむやにしたい」と考える学生も、少なくありません。しかしこうしたやり方は非常に失礼ですし、これから社会人になるにあたってふさわしくない行動なので、やめましょう。

電話やメールをする場合、業務時間中にしましょう。出勤前や退勤直前、昼休憩の間は先方の迷惑になります。午前10時~11時か、午後1時~17時であれば問題ありません。

選考辞退のメールの例文

選考を辞退する旨を伝えるメールの例文をご紹介します。辞退理由はぼかして書くパターンと、他社から内定があったと明記するパターンを作成しましたので、ご自身の都合にあう方を選んでください。

尚、「面接を通して社員とあわないと思った」「もっといい待遇の会社に入社したいと思った」「仕事内容がやりたいことと違った」といった理由で辞退する場合は、すべて「一身上の都合」という書き方で問題ありません。詳細に伝える方が失礼になるので、気をつけましょう。

メールではなく電話で連絡する場合、下記の内容をそのまま話し言葉にして伝えてください。

理由はぼかして選考辞退する場合

件名:選考辞退のお詫び ○○大学 ○○(氏名)

株式会社〇〇

人事部 人事課 〇〇様

お世話になっております。

御社の採用選考を受けさせていただいております、○○大学○○学部○○学科の○○と申します。

大変申し訳ございませんが、この度、一身上の都合により御社の選考を辞退させていただきたくご連絡差し上げました。

つきましては、○月〇日〇時より面接を予定していたかと存じますが、キャンセルさせていただければと存じます。

お忙しい中、貴重なお時間をいただいたにもかかわらず、こうしたご連絡をしてしまい申し訳ございません。

末筆ながら、貴社のますますのご発展とご活躍をお祈り申し上げます。

○○大学○○学部○○学科

○○ ○○

メール:~~@~~

電話:○○○-○○○○-○○○○

辞退するかどうか迷ったら

そもそも、選考を辞退するかどうか悩んでいる方も多いでしょう。実際に複数から内定が出たものの「結局、どこに行くのが一番良いのか」がわからず、辞退できないまま卒業直前まで進んでしまう方もいます。特にコロナ禍ではオンラインでの就活が当たり前となり、会社のことがわかりにくくなりこうしたケースが増えている傾向です。

特殊な環境での就活を強いられている以上、仕方ない部分もあります。しかし、もし直前まで複数の内定を保留していたと会社の方に知られたら「うちの選考・内定を辞退しようとしていたのか」「裏切られた」と思われてしまうかもしれません。その場合、入社してからの仕事や人間関係で差し支える可能性もあるでしょう。

こうした事態を避けるため、「もっと会社について知らないと判断できない」と思ったら、人事の方に相談しましょう。どんなことを知りたいのかなどを伝えたら、先輩社員などとの交流の機会を設けてもらえる可能性もあります。

企業の方に言いにくい場合は、大学のキャリアセンターなどで相談するのも一手です。いずれにせよ、「自分が就職先に何を求めているか」「どんな優先順位を持っているか」を改めて整理することで、判断しやすくなります。

また、保留にする場合はいつまでに返事をするか期限を設けることがおすすめです。ずるずると待たせていると印象が悪くなるので、他社との兼ね合いも考えて「〇日までにお返事します」と伝えましょう。

一般的に、あまり長期間待ってもらうことはできません。内定が出たら一週間以内には返事をすることが多いです。

選考辞退では丁寧なやり取りを心がけよう

選考を辞退することには、抵抗があるかもしれません。しかし企業側が学生を選ぶ権利を持っているように、学生側も企業を選ぶことができます。気まずいからという理由で面接をすっぽかしたり連絡を無視したりせず、丁寧な対応を心がけましょう。

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