内定が決まりあとは卒業を待つだけになると、「今のうちにやっておかないといけないことがあるのでは?」と焦りを感じる人もいます。大学時代は「人生最後の夏休み」という人も多く、ここで何かやり残したくないと思うのも当然です。また、社会人になるにあたって何か準備をしておかない不安ということもあります。そこで今回は、学生時代にやっておくべきことを7つピックアップしました。

新社会人になる前にやりたいことをやり切ろう

大学を卒業したら、小学校から18年続いた学生生活が終わり、社会人として過ごすことになります。ほとんどの方はもう学生に戻ることがないからこそ、「人生最後の学生としての時間を、どう過ごそう」と考えてしまうもの。また、新社会人として良いスタートを切るために何をすればよいか悩む方も多いです。

何かやりたいことが決まっている場合はそれに取り組むとよいのですが、漠然と不安がある方は、まずこの7つをやっておきましょう。

1.生活サイクルの見直し

大学生活も4年目になると授業が減り、ゼミだけ出席するといった方も多いです。そのため生活サイクルが崩れ、昼夜逆転になることも珍しくありません。しかし社会人になればもちろん、早寝早起きが必要です。新社会人としての生活は、ただでさえ気力が必要で疲れてしまうもの。それに加え急な生活リズムの変化で体力的な負担までかけないよう、今のうちに正しておきましょう。

リズムを整えるうえで、食事習慣を直すことも大切です。余裕のある時間に起きて朝ごはんからしっかり3食とることで、自然と正しい生活サイクルに慣れていきます。また、深夜の飲み会などは少しずつ減らして、メリハリのある毎日を意識しましょう。

 2.内定先のイベント参加

内定先のイベントには、必ず参加しましょう。自由参加になっているものは強制ではありませんが、参加しておくことで4月からスムーズに仕事が始めやすくなります。

内定先のイベントには様々な種類があり、よくあるのが内定者プログラムです。これは数日間の研修で、自社の事業内容や業界知識を学ぶことを目的としています。また、ベンチャー企業などでは数か月の内定者インターンシップが設けられていることもあり、入社するころにはある程度の知識とスキルが身についているケースも。そのほか、懇親会や先輩社員との面談など、人間関係を構築するのに役立つイベントもあるでしょう。

3.卒論や卒業試験の勉強

どの大学でも「単位が足りずに卒業できなかった」「卒論試験がパスできなかった」といったことが起こりえます。特に大学生活の前半に単位が取れず4年になっても授業の量が多いと、「一つでもテストが通らなければ卒業できない」と切羽詰まってしまうケースもあります。

大学を卒業できなければ新社会人としての生活も始められないので、まずは確実に卒業できるように全力を尽くしましょう。卒論も甘く見ていると期限までに書き終わらないかもしれないので、早めの提出を心がけてください。

また、万が一卒業できなかった場合はすぐに内定先に連絡しましょう。内定は大学を卒業できる見込みであるということが前提になっているので、それが不可能になったのであれば内定取り消しになる可能性は高いです。しかし場合によっては卒業まで半年または1年だけアルバイトとして働き、その後正社員として雇用してもらえることもあります。

4.引っ越し準備

勤務先が決定したら、早めに引っ越しを終わらせておきましょう。職種にもよりますが、働き始めると平日の日中に住所や水道光熱の手続きがしにくくなります。また、3月ごろは一年でもっとも引っ越しする人が多いので、ゆっくり物件を見ることもできません。引っ越し業者の価格も高くなり、閑散期の3倍以上になることもあります。

さらに、今まで実家にいた方は初めて一人暮らしをすることになります。家で多少は家事をやっていたとしても、毎日必ずやらなくてはいけなくなると別物です。いざとなったらご飯を作ってくれたり洗濯をしてくれたりする家族がいない生活に慣れるためにも、入社直前ではなく余裕を持って引っ越しを進めてください。

5.諸手続きや仕事用品の準備

新社会人になる前に終わらせておきたい手続きは、いくつかあります。まずは銀行口座の開設です。アルバイトの経験がなく自分の口座を持っていない方は、早めに作りましょう。企業によっては給与振り込み口座の銀行を指定されることもあるので、その銀行の口座を持っていない場合も新規開設が必要です。

また、新社会人になるタイミングでクレジットカードを作る方も多いです。QR決済などが主流にはなっていますが、一枚持っておくと色々な場面で便利なので作っておくことをおすすめします。

さらに、仕事に必要なものをそろえておきましょう。例えば会社に着ていくオフィスカジュアルな服を持っていない場合は、何セットか買っておくと安心です。どんなファッションがよいかは、内定者研修や面談などで先輩社員を観察し、同じ系統にしておくとよいでしょう。スーツで出勤する場合は、リクルートスーツが使えますが一着では足りないので、いくつか買い足しておく必要があります。その他、印鑑や腕時計なども必要です。名刺入れも使うので、早めに買っておきましょう。

6.業界知識や資格の勉強

企業研究や業界研究は就活の際に行ったかと思いますが、もう一歩踏み込んだ勉強をしておくと、スムーズなスタートが切れます。自社で扱う商材やサービスの詳細や、どんな顧客がいるのかなど、自分なりにリサーチしてみてください。

また、入社後にどんな資格が必要かという話があれば、それに向けての勉強をしてもよいでしょう。実務経験や熟練したスキルが必要なものは難しいですが、例えば経理職に配属されることが決まっているのであれば簿記3級の勉強をするなど、できる範囲でチャレンジしてみてください。

 7.長期旅行や帰省

企業にもよりますが、社会人になるとまとまった休みがとりにくいです。そのため、数週間から数か月の長期旅行は今のうちにしておきましょう。コロナ禍なので制限はありますが、ヨーロッパなど長距離の旅先は今を逃すと訪れにくくなります。

また、まとまった期間帰省することも難しくなります。お盆とお正月は帰れることも多いですが、職種によっては世間が連休の時こそ忙しいこともあります。家族はもちろん、地元の友人ともなかなか会いにくくなるので、卒業までに実家に帰っておくこともおすすめです。

新社会人になるためしっかり準備を整えよう

今回は、新社会人になるまでにやっておきたいことを7つ解説しました。もちろん、これらすべてをやらなくてはいけないというわけではありません。他にやりたいことがあるなら、それに集中するべきです。

ただ、なんとなくもやもやしたまま何もせずに過ごすと、「あの時ああしておけばよかった」と後悔してしまいます。そうならないためにも、ぜひ今回お伝えした7つに取り組んでみてください。

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