大学のキャリアセンターを利用したことがない方は「どうやって使えば良いの?」「何か間違えたら怒られるのでは?」と心配しているかもしれません。そこで今回は、キャリアセンターはどんなふうに活用できるのか、怒られることがあるのかなど解説します。初めて使う前に心の準備をしたい方は、ぜひ参考にしてみてください。

キャリアセンターとは

キャリアセンターとは、大学にある進路を支援するための部署のことです。就職課と呼ばれることもあり、様々な企業の求人を出していたり、就活イベントを主催したり、学生が進路を決めるのをサポートするため多くの活動をしています。

ほとんどの大学では就活が始まるタイミングで就活セミナーなどが開かれ、ナビサイトの案内や就活のスケジュールなど、基本的な情報を教えてくれます。これは、就活を始める学年全体に向けて開催されるものです。その後、希望者だけが参加する面接講座やES対策講座などが開かれます。また、就職先が決まった後は会社名などを申告します。

キャリアセンターはいわば「就活生のための総合相談窓口」のような機能を果たしており、就活に関する悩みがあればいつでも相談することができます。

キャリアセンターの使い方

キャリアセンターをどう活用すればいいのか、具体的な方法を解説します。まだ使ったことがない方は、いずれかを参考にしてみてください。

求人情報の収集

企業から大学に出している求人をチェックすることができます。キャリアセンターの部屋に紙で掲載されていることもあれば、オンラインで閲覧できることもあります。大手企業もあれば中小企業もあり、業界の偏りもあまりありません。地方の大学では地元企業から求人が来ていることも多く、地域密着の企業に興味がある方は要チェックです。

また、求人だけでなく企業パンフレットが置いてあることもあります。まだ業界が絞れていない方や志望企業が定まっていない方も、こういったものを見て興味が出ることがあるので、足を運ぶと何か出会いがあるかもしれません。大学にもよりますが、単に求人を見るだけであれば予約などいらないので気軽に見てみましょう。

ガイダンス・セミナーへの参加

キャリアセンターではいくつものガイダンスやセミナーを主催しています。特に大切なのは、就活を始めるにあたって必要な情報をまとめて教えてくれる就活初期のガイダンスです。これを欠席すると大きく出遅れる可能性があるので、必ず出席しましょう。

就活が本格化してからは、「面接対策講座」「自己分析対策講座」などが開かれます。外部から講師を呼んで行うものもあり、「ネットで調べながらやっているが上手くいかない」という方にもおすすめです。

面接・ES対策のアドバイス

キャリアセンターには、キャリアコンサルタントなどの有資格者がいることも多いです。そういった方に直接自分のESを見てもらったり、模擬面接をお願いしたりできます。就活のプロに見てもらうことでブラッシュアップして、合格率を高められるので積極的に活用しましょう。

また、就活は一人で悩んでいても解決しないことも多いです。模擬面接などを通して客観的な見てもらうことで、自分では気づかなかった弱点やポイントを指摘してもらえます。就活に慣れていない時や、選考が上手くいかない時は頼ってみてください。

キャリア相談

自分がどんなキャリアを歩みたいのか、どんな就活の軸を持つべきか、なかなか決まらない方も多いと思います。キャリアセンターでは、そういった悩みについても相談することが可能です。

将来どんな社会人になりたいのかなど、漠然とした悩みから話せます。「この企業に入りたい」「グループワークが苦手だから克服したい」など具体的な問題がなければキャリアセンターに行けないと思っている方も少なくないのですが、もっと手前の段階の悩みを解決することもできます。

OB訪問の手配

キャリアセンターはOBとつながりを持っており、学生のOB訪問を手配してくれます。たいていの大学では卒業生のデーターベースがあり、OB訪問したいと相談するとその閲覧方法を教えてもらえます。

実際に働いている方と話すことで自分の将来の姿が見えたり、どんな仕事をしているのか、どんなキャリアプランが計画できるのかといったことがわかります。また、場合によってはOBに評価されることで人事に名前が伝わり、インターンシップや選考の案内が来るケースもあるでしょう。

オワハラなどへの対応

最近は就活の早期化により、内定を出した企業が「これ以上、他の企業の選考を受けないように」「内定を出したのに辞退するなら、こちらもそれなりの対応をする」などと脅す、オワハラが問題になっています。内定を出す企業と内定をもらう学生という立場を利用して、理不尽なことを言われてしまうケースが増えています。

こういった場合、学生が直接対応すると解決まで長引くことも多いです。そのため、キャリアセンターに相談しましょう。もしメールやチャットなど証拠が残っていたらそれを準備してください。どうすればよいかアドバイスをくれたり、企業側に連絡をとってくれたりと何らかの対応をしてもらえます。またオワハラ以外にも、ブラックなインターンシップに悩む方も相談してみてください。

キャリアセンターで怒られることはある?

「キャリアセンターに行って怒られたらどうしよう」と不安に思う方もいるようです。実際のところ、怒られるということはあまりありません。ただ、本人のためを思って厳しい指摘をされることはあります。それに対して「怒られた」と感じる学生はいるようです。

何か理不尽なことを言われたり、声を荒げて怒られるようなことはないので、安心してください。もし万が一そのような目にあった場合は、キャリアセンターの別の方に報告しましょう。

キャリアセンターで怒られないためのコツ

キャリアセンターで厳しい指摘をもらいたくないという方は、あらかじめ相談する内容や話す順番を決めておくことをおすすめします。「怒られたらどうしよう」という気持ちが強すぎると過度な緊張状態になってしまい、上手く話せず指摘されるという悪循環に陥ることがあります。

また、マナーとして当たり前の常識は守るようにしてください。予約を取ったのに約束の時間に遅れたり、次回準備してくださいと言われたものを持ってこなかったりすると、やはりそこは厳しく指摘されます。学生気分から抜け出し、社会人に一歩近づいた就活生として、こういった基本的なところは守りましょう。

キャリアセンターを積極的に活用しよう

キャリアセンターは使ったことがないと「何ができるのだろう」「怒られるのではないか」と不安になるかもしれません。しかし実際には就活やキャリアの知識が豊富な方に相談できる、とても有益な場所です。選考が通らず悩んでいる方や、自分のキャリアについてプロに相談したい方は、ぜひ積極的に足を運んでみましょう。

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