選考対策

内定承諾に内定辞退…考えてみよう、内定もらった「後」のこと

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こんにちは!
学生ライターのたけろーです!

突然ですが、皆さんは内々定をもらった「後」のことを考えたことはありますでしょうか?
就活中は内々定をもらうことがゴールで、選考を乗り越えていくかを考えるのでいっぱいいっぱいになりますよね。しかし、私は内々定をもらった後の方がある意味大事なんじゃないかな、と考えています。
今回は内定承諾の考え方、そして内定後の過ごし方について、今現在その時期を過ごし、1か月後には社会人になる内定者目線でお伝えしていきたいと思います!

内定承諾の重み

突然ですが、問題です。
この下の二つの数字は何を表しているでしょうか。

【出典】厚生労働省「新規大卒就職者の事業所規模別離職状況」
就職みらい研究所「就職白書2019」

答えは
①新卒採用1人あたりの平均採用コスト
②大卒新卒者の3年以内の離職率

です。

つまり、企業は72.6万円ものコストを掛けて新卒の学生を採用しているのに、10人に3人以上が3年以内に辞めてしまっているという現状があるのです。
もちろん、この人たちも皆さんと同じように就活をして、「この会社で働くぞ!」と決断したはずです。
なぜ大事なはずのファーストキャリアの離職率がこんなに高いのでしょうか?

その背景として、内定承諾の検討不足が原因の1つなのではないかと考えられます。
もちろん、人間関係は入社後しか分かりません。

しかし、
・仕事内容
・労働時間や休暇、福利厚生などの待遇面
・総売上や増収率などから見える将来性
などの情報に関してはHPや労働条件が明示された書類、そして面談や座談会の際に直接社員の方々に聞くことで内定承諾前でも検討することができるはずです。
私も実際に情報をしっかりと手に入れた状態で比較することを心がけて、最終的な決断を行ないました。
複数社内々定をもらっていたとしても、それらを比較材料として活用することで「自分がしたいことができるのはここだ!」と後悔のない選択ができるようになります!

内定承諾は大抵、内々定の通知が来た後に「内定後面談」で労働条件の提示をされてから、「内定承諾書」という紙に署名することによって成立します。
そのため、ファーストキャリアは30年以上続く社会人生活の第一歩目になるからこそ、「内定承諾書」は面接以上に慎重に検討して署名する必要性があるのです。

内定辞退の心構え

最初に述べておきますが、複数社内定承諾をして、後から辞退することは法律上問題はありません。
あなたの人生の選択です。よりいい選択をするために、辞退する権利はあります。
しかし、このように考えてみてください。

『あなたは72.6万円の指輪を持って好きな人にプロポーズし、OKされました。
しかし、婚姻届けを提出する前に「他に結婚したい人ができたから」と断られてしまいました!』

さて、あなたはこんなことされたらどう思うでしょうか?

シチュエーションとしては全く違いますが、企業側にとっては内定辞退はこの様な状態なのです。法律上問題はないとはいえ、とても失礼なことだと思いませんか?

このことを踏まえて、内定辞退について以下のことは心構えとして持っておいて欲しいと思います。

・「内定辞退ができるからとりあえず承諾しておこう」という考えは絶対にNG
企業側も「あなたと働きたい」と思って内々定の通知を出しています。
軽々しく承諾して、「後で断ればいいや」という考えを持つのはやめましょう。

・内定承諾期間をできるだけ長くしてもらう
なによりも「内定承諾をした後に内定辞退する」というシチュエーションを作り出さないことが一番です。
そのためにも、内々定通知をもらった際に他の企業の選考が進んでいて、最終的に悩む恐れがある場合は、正直にお伝えして、可能であれば内定承諾の期限を延ばしてもらいましょう。
私の場合は幸いにも企業側から「納得した決断をして欲しい」と言ってくださり、1か月も期限を延ばして頂いたこともありました。

・どうしても内定辞退する場合は必ず「電話」で行う
様々な検討を行って、どうしても内定辞退を行わなければならない時は、「メール」ではなく必ず「電話」で行うのが、せめてもの償いであり礼儀です。

電話の流れとしては、
①担当者に代わっていただく
②理由を正直に述べ、内定辞退したい旨を伝える
③相手からどこの企業に決めたのかなど質問された際は、答えられる範囲でしっかりと答える。
④「この度は大変申し訳ございませんでした」など、最後まで謝罪の姿勢を貫く
が簡単な一連の流れです。

・内定辞退はなるべくすぐ伝える
決断したのであればすぐに連絡することは礼儀でもあります。
なぜなら、企業側はあなたが辞退することで空いた採用枠を埋めないといけないからです。
後ろめたい気持ちと、慣れていない電話を行わないといけないということで内定辞退の連絡をためらうかもしれませんが、すぐに連絡をするようにしましょう。

私もやむを得ず内定辞退の連絡をした経験がありますが、もうあんな経験をしたくないと思うほど緊張しました。ぜひ、内定辞退は最終手段であるという心構えでいてください。

内定後の過ごし方も考えよう

さて、これまでは内定承諾について述べてきましたが、内定承諾したらゴール・・・というわけではありません!
入社時にスタートダッシュを切れるようにやっておくべきことを、実際今現在進行中で入社を控えている私からお伝えしていきたいと思います!

・卒業論文
入社するためには「大学を卒業すること」が大大大前提です。
「卒論が終わらない」という理由で入社ができない!なんてことがないように、計画的に卒論の作成は行っていきましょう!
(単位が足りないのはもってのほかですよ!)

・内定者課題
入社前に「内定者課題」として課題が出される企業も多いことでしょう。
もちろん出されている理由は入社後にスタートダッシュが切れるようにです。ないがしろにせず、しっかりと取り組むようにしましょう。

・内定者インターン
内定者課題同様、入社前に仕事を体験できるようなインターンが用意されている場合もあります。私も今参加していますが、スタートダッシュのためだけではなく、選考中には実感できなかった社内の雰囲気などを知れるとてもいい機会になっています。
ぜひとも参加機会があるのであれば積極的に参加することをオススメします。

・資格獲得
社会人になるとよく言われるのが「自分の時間が作りにくい」ということです。
一方で大学4年生は順調に進んでいれば授業も少なくなってきており、自分の時間を作れる絶好の機会です。
資格は取って無駄にはなりません。むしろ得になります。
入社後に必要な資格はもちろん、簿記などの一般的な資格や興味がある資格があれば勉強をして取っておくことを強くオススメします。

・遊ぶ!!!!!!
上記では勉強などマジメなことを記載してきましたが・・・
座談会などで大学4年の過ごし方を社員の方々に聞いても、答えとして圧倒的に多かったのが「遊んでおきなさい!!!」ということでした。
コロナ禍によって外出が制限され、遊べる機会は少ないかもしれませんが、自分の趣味を磨いたり、感染対策をしっかりとした上で友達と会ったりなど、学生生活最後になるので遊ぶ時間を大切にしてくださいね!

内定は「ゴール」ではなく「スタート地点」

最後に今回の記事のおさらいをしましょう

・内定承諾はしっかりと検討したうえで行うこと。
・内定辞退は最終手段。できるだけしないように考えて行動すること。
・内定先が決まった後も入社後スタートダッシュを切れるように、勉学に励むこと。

・なにより学生生活最後の年を楽しむこと!

以上となります。

就活をしていると、内定をもらうことがゴールに思いがちです。確かに就活というイベントの中では内定をもらうことがゴールでしょう。
しかし、人生の中で見たら内定をもらうことはゴールではなく、むしろそれから40年以上の社会人生活へのスタート地点なのです。

まずは、自分が納得のいくスタート地点に立つこと。そして、スタートダッシュが切れるように入社までの期間を無駄にしないように過ごすこと。

私も1か月後には社会人になりますが、スタートダッシュが切れるように最後まで準備を怠らないようにしたいと思います!

皆さんもぜひこの記事を読んで、悔いのない選択をしてくださいね!!!

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