記事は、ファミリーマート新卒採用サイトの「フリーエージェント制度」にも似た数々の人事制度で実現できるキャリアステップとは?」から転載したものになります。—-
ファミリーマートに「社員」として入社したら、どのような仕事をし、そしてどのようなキャリアを積むことができるのか。色々な疑問を企業インタビューサイト『インタツアー』を通じてインタビューに来てくれた大学生へお答えするシリーズ!今回は新卒採用担当の山﨑と杉本が「ファミマのキャリアステップ」についてお話させていただきました。
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店舗とスーパーバイザー職で基本的な経験を積んだ後、「自己申告制度」などを使って希望する職種へ
――本日はどうぞよろしくお願いいたします! まず最初のご質問として、株式会社ファミリーマートに入社したとしたら、具体的にはどのようなキャリステップを歩むことになるのか、教えていただけますでしょうか?
杉本さん:はい。新卒中途問わずまずは店舗に配属され、そこで1年から1年半ほど研修を重ねることになります。具体的なオペレーションを学び、そして加盟店の気持ちを真に理解できるようになる――といった感じですね。その後はスーパーバイザー職を中心に各部署へ配属となり、社員ごとにさまざまなキャリアステップを歩むことになります。本社で企画や人事などに携わるメンバーもいますし、逆に“現場”にこだわり続けるメンバーもいます。
――「店舗からスーパーバイザーへ」というステップを踏んだ後、自身が思い描く御社の中でのキャリアを実現させていくための、何か特徴的な仕組みや制度はあるのでしょうか?
杉本さん:弊社には大きく分けて3つの制度がございます。ひとつは毎年秋口に、本社員を対象に実施される「自己申告制度」です。各自がそれまで仕事としてやってきたことを踏まえて「こういった部署に行きたい」「今後はこういう方向に進みたい」ということを、会社に直接申告することができる制度です。
もうひとつは「キャリアポイント制度」というもので、これはプロ野球などのフリーエージェント制度にやや近いものかもしれません。「一定以上の成績を残し続けた社員は、自身が行きたいと思う部署へ優先的に行ける可能性が高くなる」という制度ですね。
そしてもうひとつは「社内公募制度」です。当社にはさまざまな事業領域があり、そのなかで「新たな業務や役割が生まれた」というときや「子会社を新規に作る必要がある」などの場合、その初期のメンバーシップに応募することができるというものです。
プロスポーツの「フリーエージェント制度」に近い制度は、大学生でいうと「A以上の成績を2年間取り続ける」というイメージで利用可能?
――いろいろな制度があるのですね。しかしそれぞれの制度には、それを利用というか権利を使うための条件みたいなものはあるのですか?
杉本さん:最初に挙げた「自己申告制度」は毎年9月に、本社員を対象に行われるものですので、特に条件のようなものはありません。申告もパソコン上で行い、しかも所属している部署の上長を経るのではなく「直接会社に申告する」という形ですので、いわゆる申請するためのハードルのようなものはいっさい存在していません。
「キャリアポイント制度」については、その社員がある一定の成績や評価に達していれば、申請することができます。
――「ある一定の成績や評価」というのは、具体的にはどういった感じなのでしょうか?
杉本さん:これを大学生の方にご説明するのがなかなか難しく、私なりの解釈をお伝えするとしたら、大学生活において“A以上”、学校によっては“良以上”の成績を2年間取り続ける――というイメージでしょうか。そのイメージが、当たらずといえども遠からずかと思います。そしてかく言う私もキャリアポイント制度を使って、今の部署へやってきた次第です。
――私たち学生で言う「A以上」の成績を長らく維持されたわけですね。3番目に挙げられた「社内公募制度」というのはどうでしょうか?
杉本さん:これは事業タイミングにより不定期開催の制度です。実際のところとしては年に1回か2回、あるかないか……ぐらいとイメージしていただければよろしいかと思います。
ファミマ社員の王道的キャリアステップというのは特にないが、「現場で得た知見を本社で活かしたい」と考えるメンバーが多いかも
――ご説明ありがとうございます。ちなみに本日ご登壇いただいているお二方は、ファミリーマートのなかでどのようなキャリアを歩み、そしてどのような“制度”を活用してこられたのでしょうか?
山﨑さん:私の場合はまず1年半ほど店舗で働き、そのうち1年間は店長職を務めました。そしてその後4年間はスーパーバイザーとして勤務し、加盟店様とのコミュニケーションとコンサルティング業務に全力で打ち込んでいましたが、実はもともと“採用”の仕事がしたいと思っていたんですね。
そのため事あるごとに、上司に「ゆくゆくは人事に行き、自分の同じような“熱いメンバー”の採用に関わりたいと思っているんです!」ということを言い続け、そして自己申告制度も活用しました。もちろん、上司に言い続けたうえで自己申告制度も併用すれば、必ず希望する部署に行けるというものでもありません。しかし結果として私は今、入社当初から希望していた採用の仕事に就けている――ということですね。
――株式会社ファミリーマートにおける典型的なキャリアステップといいますか、「王道ルート」みたいなものはあるのでしょうか?!
山﨑さん:王道というのは特にはないと思いますが、多いのは、5年から10年ほどスーパーバイザーとして学び続けた“現場の知見”を、本社の業務でぜひ活かしたい――と考えるケースですね。もちろん会社の成長のためでもありますが、自己実現のためにも、「キャリアポイント制度」や「自己申告制度」を使って本社へ行き、何らかの「自分がやりたい仕事」のために現場での経験を活かすというのが、王道ではないですが、典型ではあるかもしれません。もちろん現場志向のメンバーも多数いますので、一概にはいえませんが。
仕事のキャリアと同時に「ライフキャリア」も妥協なく重視し、両立させていきたい
――「自分自身の思い」と照らし合わせながら働くことができる会社であり、なおかつさまざまな制度も決して雲の上の存在ではなく、多くの社員が活用している制度なのだということがイメージできました。それでは私からは最後のご質問として、お二人は今後どういったキャリアを歩みたいと考えてらっしゃるか、ぜひ教えてください。
山﨑さん:幸いなことに私は今、採用というもともとやりたかった仕事ができているわけですが、将来的には採用の枠を越えた「人事の人」となって、社内の人事制度を作ったり、メンバーの配置や配属を考える業務につきたいと考えています。どちらかといえば私はスペシャリスト志向が強いかもしれません。「人事のスペシャリスト」でありたいですね。
杉本さん:キャリアに対するこだわりみたいなものはさほどないんです。「こだわりがない」というと人聞きが悪いかもしれませんが、入社した頃は「なんとなく30歳ぐらいには本社に行って、商品本部とかマーケティング本部などで働くことで、この会社の根幹に関わりたいな」ぐらいしか考えていなかったんです。
しかし仕事をしているうちに――私もスーパーバイザーを5年ほどやりましたが――自分がやりたいこと云々の以前に「周囲からなぜか高く評価される部分」というのが出てくるものです。そして私の場合は、なぜかいつも高く評価されるのは「人をマネジメントすること」であったり「対人折衝」などでした。私自身はそういった分野のことが得意だなどとは毛頭思っていなかったのですけどね。
しかし人から常にそこを評価されるということは、それが私の“適性”だったのでしょう。であるならば、ファミリーマートという大きな組織の中で、自分のそんな適性をどう活かすことができるだろうか……と考えた結果が「人事」だったのです。そのため、先ほど申し上げたとおり「キャリアポイント制度」を使って、人事部へと異動してきました。
とはいえ今後も自分の適性を最大限活かせるのであれば、現場の営業職に戻るのもありだと思いますし、経営企画などにも興味はあります。ファミリーマートという会社はみなさんが思ってらっしゃる以上に多岐にわたる事業領域と職種がありますので、これからも良い意味でこだわりなく、自分の適性が活かせる仕事をおもいっきりしていきたいですね。
――確かに適性や長所というのは自身では見えにくいというか、周囲の人のほうが的確に把握できるものなのかもしれませんね。仕事をする前から「自分は絶対にこの道を行く!」と決めつける必要はないのかも、と思いました。
杉本さん:キャリアに対するこだわりみたいなものはさほどないんです。「こだわりがない」というと人聞きが悪いかもしれませんが、入社した頃は「なんとなく30歳ぐらいには本社に行って、商品本部とかマーケティング本部などで働くことで、この会社の根幹に関わりたいな」ぐらいしか考えていなかったんです。
――
お二人のお話を伺ってひとつの思いをもって働いている方もいれば、柔軟に考え方など状況に応じて多様なキャリアが描けるということがよくわかりました。
本日は数々の質問に真摯にお答えいただき、誠にありがとうございました!
学生さんたちとのやりとり、いかがでしたでしょうか? 今回は弊社で歩むことができるキャリアステップについて、極力具体的にお話しさせていただきました。これを機に、全国のファミマ店舗に加えて「株式会社ファミリーマート」にもご興味を持っていただけたらうれしいです。