今回の学生レポーター
取材/W・R 法政大学4年生 【企業インタビューサイトインタツアー】でライティングインターンとして活動中。今回はファミリーマートのトークイベントに潜入取材!
ファミリーマートが開催する2025年卒の学生に向けたトークイベントの第4弾。
学生ライターとしてインターン中の私と、他2名が潜入取材させて頂きました!
4回目となる今回は商品本部長補佐である富樫信人さんが登壇。オンラインで開催された本イベントには100人以上の学生が参加しており、富樫さんの話に皆さん釘付けになっていました。
富樫さんは1995年サンクスアンドアソシエイツに入社。その後2回の経営統合を経て、2016年にファミリーマートのオフィサー商品本部付部長に就任。以後商品開発に携わり、2022年から現在の商品本部長補佐を務めています。コンビニの商品作りを知り尽くした富樫さんだからこそ語れる、ファミマの強みやチャレンジについて詳しくお伺いしてきました!
ファミマの新商品はどうやって誕生する?
「お客様の生活をより便利に、楽しいものにしていきたい」
皆さんが日常的に利用しているであろうファミリーマート。あなたがパッと手に取るその商品は一体どのようにして生まれたのでしょうか。
ファミマでは今3つの軸を据えて商品開発に取り組んでいるそうです。それが、①ファミマル(プライベートブランド)の育成、②定番商品の品質向上、③ファミチキに次ぐ定番商品の開発です。
この3つの軸に基づいて生まれたのが大ヒット商品「生コッペパン」です。
今年2月に発売を開始した生コッペパンですが、現在は13種類の味で展開。『日経トレンディ』の2023年ヒット商品でも11位にランクインしたファミマの新たな看板商品です。この生コッペパンですが、誕生の裏には過去のチャレンジから得た反省が隠されていると富樫さんは語ります。
チャレンジ① トレンドは掴んだけど……
昨年10月、当時人気商品だったチョコクロワッサンにトレンドの発酵バターを加えた「チョコバタぱんシリーズ」を全国展開しました。トレンドをいち早く取り入れることに成功し、女性からの支持を集めましたが、メイン顧客である20代~50代男性を捉えきれず大ヒットには繋がりませんでした。また、一言で価値が伝わりづらかったことも反省点として挙がったそうです。
チャレンジ② トレンドを掴んだら売れすぎて在庫がゼロに?!
2つ目のチャレンジは大ヒットを記録した「ファミマ・ザ・シリーズ」。ファミマ・ザ・シリーズは、メロンパンをはじめとする知名度の高いパンを、トレンドに合わせてアレンジしたシリーズです。このシリーズはメイン顧客からの支持も厚く、大ヒット商品となりましたが、想定以上の売り上げを記録したことから供給が不足。十分に在庫が確保出来ず、売り上げが伸び切らない結果となりました。
反省を生かして誕生した「生コッペパン」
『トレンドをいち早く取り入れる』『ターゲットを捉える』『価値が伝わりやすいキャッチ―さ』『十分な供給キャパシティ』
2度のチャレンジから得たこれらの反省を基に生コッペパンは誕生しました。コッペパンという誰しも馴染みがあるパンにトレンドの“しっとり感”という価値を加え、それを「生」という一文字でキャッチ―に伝える。そして、想定外の売れ行きにも対応出来る万全の供給体制を整えることで、結果として当初の目標に対して150%の売り上げを記録。新たな看板商品として定着しました。
「“チャレンジしてみてダメなら修正すれば良い”という雰囲気がファミマにはある」
と語る富樫さん。
「チャレンジする方のコンビニ!」というスローガンを掲げ、新たな挑戦をし続けられるのはこの風土があるからではないでしょうか。
業界の常識は脱ぎ捨てる!
食品以外の分野にもファミマのチャレンジは溢れていました。
注目すべきは近年、若者から絶大な支持を得る「コンビニエンスウェア」。
かつてコンビニ業界における衣料品は、急な雨や出張時などの困ったときに購入するものというイメージがありました。ファミマはその常識を覆し、デザイン性と機能性を施した「コンビニエンスウェア」を発売。コンビニ業界では初の試みとなり、意外性も相まってZ世代を中心にSNS等で大きな話題を呼びました。
そして、今年11月には「ファミフェス」と題したファッションショーを敢行。
当イベントでは「チャレンジ大発表会」というコンセプトのもと、コンビニエンスウェアを始めとするファミマの様々なチャレンジを披露。ファミマのチャレンジ精神が如実に表れたイベントとして大成功を収めました。
「まさにチャレンジする方のコンビニ、本当に面白い会社」
富樫さんはファミリーマートをこう表現しました。
積極的なチャレンジを繰り返す中で、お客様から喜びの反応があった時が富樫さんはこれ以上無く嬉しいそうです。
ファミマのチャレンジングな社風を体現しつつ、自分達の生み出した商品でお客様を喜ばせることが出来る。それがファミリーマートの商品本部で働く最大の魅力ではないでしょうか。
ファミリーマートで働くということ
現在就職活動をしている方や、今後就職活動を控えている方の中には「仕事はどこまでいっても仕事」と諦めに近い割り切りを持たれている方もいるかもしれません。
私もそうでした。「やりがいのある仕事、仕事を楽しむ、口にするのは簡単だけど結局そんな仕事ってあるの?」という不安とも不満とも取れるようなわだかまりを持ったまま就職活動に臨んでいました。
しかし、私は今回のイベントで、自分の視野の狭さに気付かされました。富樫さんのように日々挑戦をし続け、そこにやりがいや楽しさを感じながら仕事をしている方もいるのです。それが出来る環境がファミリーマートにはあります。
是非皆さんは仕事に対する固定観念を取り払って就職活動をしてみてください。きっと富樫さんのように仕事を「面白い」と思える会社に出会えるはずです。
そして、もしあなたが「チャレンジ」をすることに楽しさを見出せる方なのであれば、最も活躍出来る場所がファミリーマートである可能性は高いと思います。
参加した学生にインタビュー
―今回の講演に参加してみてどうだった?
S・Mさん:普段からファミマにはよく行くけど、利用者目線では見えなかった部分を知れてどのお話もとても興味深かったな。様々な人の関わりによってファミマが成り立っていることが分かった!
K・Sさん:私も新しい発見がたくさんあった!特に商品作りに関しては、私が考えていた何倍も作っている人の工夫や想いが込められていることを知れたな。
―ありがとう! 今回はファミマの商品本部について詳しく教えて頂いたけど、2人はどんな所が商品本部の魅力だと思った?
K・Sさん:自分が作った商品が世の中に与えるインパクトの大きさが魅力だと思った! 私は将来、多くの人に手に取ってもらえる商品を作りたいと思っているから、ファミマのような全国規模のコンビニチェーンでヒット商品を作れたら楽しいだろうな。
S・Mさん:僕は成長環境があることが一番の魅力だと思ったな。商品を開発する時は、他の企業の方も含めたチームのリーダーを務めるそうだよ。外部の方も同時にマネジメントするわけだから、かなりリーダーシップを鍛えられるんじゃないかな。
―そうだね! 「失敗を恐れずチャレンジする」というファミマの社風がひしひしと伝わってきたよね。今2人は就活中だと思うけど、ファミマのチャレンジングな社風についてはどんな印象を持った?
S・Mさん:僕は成長環境があるかどうかを企業選びの軸にしているんだけど、「成長環境=失敗を恐れずチャレンジが出来る環境」なんじゃないかって思わされたな。失敗って怖いものだけど、周囲が失敗を恐れずに挑戦を繰り返していたら、自分も自然とそういう気持ちになれそうだし、上手くいかなかった時こそ人は成長出来ると思うからね!
K・Sさん:自分が出来ることの幅を広げるという意味でも、チャレンジに積極的な雰囲気は大事だよね。得意な事だけを繰り返していてもなかなか成長には繋がらないと思うから。それに、もし社会人になって自分は変化の無い毎日を過ごしていて、同級生がファミマで日々挑戦をしていたら絶対キラキラして見えると思う!
―自分の成長という意味でも、日々の刺激という意味でもチャレンジングな社風は重要ということだね!
ところで今日聞いたファミマのチャレンジで印象に残ったお話はあった?
S・Mさん:僕は「コンビニエンスウェア」のお話が印象に残ったな。コンビニ業界では前例が無かったから上手くいくかどうかは未知数だったと思うけど、今ではファミマの代名詞になっていると言っても過言ではないよね。発売直後から自分の身の回りでもかなり流行っていたのを覚えてるよ。
K・Sさん:私はファミフェスのお話かな。ファミマがファッションショーを開催するなんて全く想像してなかったからびっくりしたよ。もちろん見ている側を楽しませようと開催されたファッションショーなんだけど、イベントを作っている側も楽しいんだろうなと思った!
―確かにファミフェスに限らず、自分で作り上げた商品にはとても愛着を持てそうだね!
2人とも利用者としてファミリーマートにはよく訪れていたと思うけど、今日の講演を聞いてファミマのイメージは変わった?
S・Mさん:僕は結構変わったな。「コンビニエンスウェア」の存在は知っていたけど、まさかファッションショーまでしていたとは思わなかったから、「どこまで挑戦的なんだ!」と驚かされたよ。
K・Sさん:私もかなり変わった! ファミマほどの大企業だと安定志向がベースにあると思っていたから、ここまでチャレンジに貪欲で、新しいことにも積極的に取り組む会社だと知って驚いたな。今後はファミマの挑戦1つ1つに注目してみようと思ってる!
過去3回のトークイベントに参加してみて
私W・Rは潜入レポーターとして第1回「ファミマのマーケティング戦略」、第3回「ファミマのミライ戦略」、第4回「ファミマの商品・売り場戦略」に参加させて頂きました。それぞれ、マーケティング、新規事業、商品開発とメインテーマは異なりましたが、一貫して「チャレンジ」というキーワードが印象に残る講演でした。
「チャレンジするほうの仕事をしよう」
ファミマが掲げる採用キーワードです。なかなか強気な表現だと思いますが、3度トークイベントに参加した私にはこの言葉に誇張などは無いことが良く分かります。どの分野においてもトレンドに敏感に反応し、ライバルよりも早く動き出すファミリーマートに相応しいキーワードだと思います。過去2回の記事をご覧になっていない方は是非ご一読を。商品開発以外でもチャレンジに貪欲なファミリーマートを知ることが出来ると思います。
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