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コロナ禍の面接でガクチカの答え方がわからない!具体的な回答例や対処法を紹介

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「学生時代に力を入れたこと、頑張ったことは?」

就活生には「ガクチカ」と言われ、大半の就活生が面接で聞かれる定番の質問です。しかし、コロナ禍の影響で「ガクチカが思い浮かばない…」「ガクチカになるような経験がない…」といった学生が急増しています。

「コロナ禍の面接の質問でガクチカの答え方が分からない…」と悩んでいる人は、この記事を読むことで、ガクチカにおける悩みを解決してくれるでしょう。

この記事では、ガクチカが使えない場合の対処法、コロナ禍で増えた質問とその回答事例を紹介しています。ぜひとも参考にしていただけたら幸いです。

コロナ禍で面接の質問はどう変わった?

コロナ禍での面接の質問において、志望動機やガクチカなど定番質問は従来通りで変わりありません。一方コロナに関連した質問が増えているようです。

コロナ禍の中、ガクチカなど自己PRに不安があると答えた学生は47%(就職情報会社「ディスコ」調べ)に上ります。

「コロナ禍で大学生活の半分以上が自粛生活になり、サークル活動もアルバイトもできない」こういった理由でガクチカとして誇れる経験がない大学生も多くなっています。

コロナ禍で増えた頻出質問と回答事例

コロナ禍で増えた質問には下記の3つが挙げられます。

  • コロナ禍で学んだこと
  • コロナ禍で大変だったこと
  • 学生時代に力を入れた科目

コロナ禍における経験はもちろん、ガクチカの代わりに「学生時代に力を入れた科目」を聞く企業も増加傾向にあるようです。

ここからは、それぞれの質問における回答事例を紹介していきます。1つずつ見ていきましょう。

コロナ禍で学んだこと

「私がコロナ禍で学んだことは、“世界は変わるんだ”ということです。私たちはさまざまなことが変わったことを感じ取っています。その一部は、元に戻ることはないとも。

日本でも急速にIT化が進み、在宅勤務や自宅でのオンライン学習でコロナ対策を取ってきました。これらは今後も変わらず、多くの面で私たちの生活をより良くしてくれるのではないでしょうか。

このパンデミックが終息したときは、人との接し方・困難の切り抜け方が、より分かるようになっていると思います。

また世界は常に変わっていき、変化に適応する大切さにもコロナ禍で気付きました。私も変化に適応していきながら、社会を、経済を、支えていきたいです」

コロナ禍で大変だったこと

「私がコロナ禍で大変だったことは、サークル活動です。私は軽音楽サークルでバンドを組んでおり、ギターを担当していたのですが、コロナ禍の影響でバンド活動は完全にストップしてしまいました。

バンドは4名でしたが、Zoomを使って定期的に打ち合わせしたり、宣言や措置が出ていない時期は皆で集まって演奏をしたりと、試行錯誤しながらバンド活動に取り組みました。

最終的にはオンラインでライブを開催し、無事にやり切ったときの感動は今でも忘れません。多くの困難や挫折を経験しましたが、今となっては経験できて良かったとさえ思います。

社会人になっても、困難に立ち会った時はバンド活動を思い出し、その都度乗り越えていきたいと考えています」

学生時代に力を入れた科目

「私が学生時代に力を入れた科目は、文学ゼミです。文学ゼミでの経験から、分かりやすく伝える大切さを学びました。

ゼミでは作者の気持ちや背景といった「作家論」を主に扱いましたが、自分なりの考察を上手く仲間に伝えることの難しさを感じたのです。みんながみんな同じ考察ではないため、考察した内容を噛み砕き、分かりやすく伝えることの大切さを知りました。

また、文学ゼミの活動を通して、視野を広くして色々な考えを受けいれることの重要さにも気付きました。

入社後も、分かりやすく伝えることを意識し、色々な考えを参考にしつつ、自分の芯を強く持っていたいです」

ライフラインチャートの作成を求める企業も

実は、企業側も「ガクチカで聞くことがない…」と悩んでおり、解決策としてライフラインチャートを導入した企業もあります。

ライフラインチャートとは、横軸に年齢・縦軸に幸福度を書くことで、自分の人生を振り返返るグラフのようなものです。

幸せであれば上方向に、悲しければ下方向に線を引き、作成した人の生き様が表に現れます。

ライフラインチャートを用いることで、就活生の人となりをキッチリ理解することが可能になりました。ある企業の採用担当者はグラフの低い部分に注目し、困難を乗り越えられる人物かどうかの部分を重要視したそうです。

今後、ライフラインチャートが普及する可能性も十分に考えられるでしょう。

コロナ禍で「ガクチカ」が使えない!対処法を紹介

ここからは、コロナ禍で「ガクチカ」が使えない!という学生に向けて、3つの対処法を紹介していきます。
3つの対処法は下記の通りです。

  1. 長期インターンでガクチカを作る
  2. オンライン化に上手く対応した実績を伝える
  3. 学業に関する取り組みをアピールする

1つずつ見ていきましょう。

長期インターンでガクチカを作る

長期インターンでガクチカを作ることも可能です。長期インターンでは社会人の方々と直接やり取りをおこなえるため、大きな強みになるでしょう。

クラブ活動を通しての体育会ブランドは就活の武器になりますが、長期インターンでしか積めない経験もあります。

大学3年の夏からはサマーインターンの選考も始まるため、あらかじめ長期インターンで経験を積んでおく価値は大いにあるでしょう。

オンライン化に上手く対応した実績を伝える

オンライン化に上手く対応した実績を伝えることも、立派なガクチカです。コロナが始まって以来、一気にIT化・電子化が進みました。

多くの企業がテレワークを導入し、従業員もオンライン化に対応する必要がありました。昨今では様々な業務がオンライン化しています。

オンライン化の取り組みを企業にアピールできれば、「すぐに適応できるだろう」といった印象を持たれ、採用担当者から好印象を持たれるでしょう。どんな取り組みにせよ、「オンラインに上手く対応した」ことを伝えることが大切です。

学業に関する取り組みをアピールする

学業に関する取り組みも立派なガクチカです。むしろ本来学生の本文は勉強であり、勉強に力を入れることは正しく真っ当なことでもあります。

ガクチカのイメージとしてサークル活動やアルバイトを思い浮かべる方も多いですが、そういった固定観念は捨て去りましょう。学業における考え・行動からも人となりは分かります。

サークルやアルバイトでガクチカをアピールしても、似たようなことを話す就活生は大勢いるので、それだったら学業に関する取り組みをアピールした方が良いでしょう。自信を持って堂々と話せば、きっとあなたの魅力は伝わります。

コロナ禍のガクチカは学業をメインに考えよう

この記事では、ガクチカが使えない場合の対処法、コロナ禍で増えた質問とその回答事例を紹介しました。コロナ禍のガクチカにおいては学業をメインに考えることが大切です。

本来のガクチカ=課外活動(サークルやクラブ、アルバイト)といった固定観念は捨て去ってしまいましょう。学業も立派なガクチカなのですから、自信を持って大丈夫です。

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