就活が始まって、「興味のある業界が少ない……」と悩んでいる方はたくさんいます。今回はそんな方のために、業界研究を通して興味のある選択肢を増やす方法を解説します。就活が本格化すると業界研究に時間をとることが難しくなってくるので、今のうちにしっかりと、幅広い視野を持っておきましょう。
業界研究で業界の選択肢を増やすには
興味のある業界が少ない要因の一つとして、そもそもよく知っている業界の数が少ないということが挙げられます。業界研究を通して理解が深まれば、自然と選択肢が広がるものです。具体的にどんなふうにやればいいか、以下のポイントを抑えてください。
まずは本命業界をしっかり調べる
まずは、第一志望の業界から業界研究を始めましょう。自分が興味のある分野であれば、前向きに楽しく取り組めます。そこで「自分にはどんな業界研究の方法が合っているか」「集めた情報をどんな風にまとめればよいか」など、自分なりのやり方を見つけましょう。
続いて、第二志望、第三志望と興味のある業界についてリサーチしてください。いくつかやっていくうちに、だんだんとスムーズにまとめられるようになります。
志望業界の関連・取引先業界を調べる
次に、志望業界とかかわりのある業界に広げていきましょう。まったく無関係な業界より、近い要素がある業界の方が、興味を持てる可能性が高いです。
例えば旅行代理店が第一志望であれば、ホテルや旅メディアを運営するIT企業などは共通点があります。どんな業界と関連しているかわからない場合は、企業の主要取引先一覧を見ると役立つでしょう。
職種を軸に業界を拡げる
一つの職種からいろいろな業界を横断的にリサーチすることもできます。例えば営業職に興味があれば、メーカーやMR、商社など、どの業界の営業職でどんな仕事をするのかという観点から研究することができます。
専門職も同様に、調理師になる方であれば学校や幼稚園、老人ホームなど、どの業界で調理師をするかによって仕事内容などは変わります。
趣味や嗜好から始める
就活というと堅苦しく考える方も多いですが、自分の趣味や嗜好から業界研究するのもおすすめです。スポーツが好きな方はプロチームの職員、写真が趣味の方はカメラのメーカーなど、さまざまに広げられます。
一つの趣味から一つの業界を絞るのではなく、例えば食べるのが好きな方は食品メーカー業界や飲食業界、食品を扱う商社や小売業界など複数にまたがって業界研究をしてみると、より効率的に志望業界を増やすことができます。
就活イベントを活用する
さまざまな就活イベントに参加することで、一気に志望業界を増やすことも可能です。例えば就活が始まったばかりのタイミングでは、多くの企業で業界研究セミナーと企業説明が組み合わされたイベントを開いています。また、ワンデーのインターンシップも短時間で業界知識を身に着けることができておすすめです。特にオンラインのものであれば、一日に複数参加できます。
さらに、業界のしばりがない合同説明会も活用できるでしょう。「今日は5つの業界の企業を見る」など目標を決めて参加すると、その中のいくつかに興味を持つことができるかもしれません。
業界研究の目的
やみくもに業界研究をするより、まずは目的を確認することが大切です。途中でモチベーションがなくなり心が折れることのないよう、しっかり目的意識を持ちましょう。
本当に自分がやりたい仕事かを見極める
入社後のミスマッチを防ぐには、業界研究が必須です。その業界のことをよくわからないまま入社してしまうと、「自分のやりたかったことはこんなことではない」「これ以上、頑張ろうと思えない」といった事態に陥ります。
自分の働く業界が、どんなビジネス構造をしていて、誰に役立っているのかなど、しっかり理解しておきましょう。
深みのある志望動機が作れる
業界研究で学んだ知識を志望動機に盛り込むことで具体的な内容を書けるようになります。うより深みのある志望動機が作れれば、選考を通る確率がアップするのでしっかり学びましょう。また、面接でも学んだことを話すことで好印象につながります。
業界研究をした後に、自分のやりたいことは何か、それがこの業界ではどう活かせるのか、どんなつながりがあるかという点を整理してみてください。
業界研究で興味のある業界を増やして就活の幅を広げよう
業界研究を通して、興味のある業界を増やすことは大切です。志望業界が一つしかなければその分志望企業も減ってしまいます。自分が納得のいく就活をして内定を獲得するためにも、手を抜かずに取り組みましょう。
様々な業界の企業をまずは知ってみたい、という場合にはインタツアーを試してみましょう。インタツアーでは非常に多くの業界の企業にインタビューし、オンラインで業界研究をすることができます。ぜひ活用してください。
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