最近ニュースで話題になっているChatGPTなどの“生成AI”。
就活でも生成AIが浸透してきて、AIを使ったES添削サービスも開始しています。
「もしChatGPTでESを作成できたら?」
ふとそんなことを思い立ったので、とりあえず試してみることに。
ChatGPTでガクチカ、書いてみました。
はじめに
こんにちは。インタツアー学生編集部のミルフィーユですm(╭• ᴥ •╮)m
1月に入って、いよいよ就活も本番ですね。
大学三年生の皆さんもエントリーシート(ES)の作成に追われている頃かと思います。
ES書くのってなんであんなに大変なんでしょうね。
受ける企業に合わせて内容も違う事書かなきゃいけないし、いくつ手と頭があっても足りません。
企業分析にWebテスト、面接の対策など、他のこともしないといけないのに……。
時間が足りない……(泣)
そこで!
今回の記事では生成AI(ChatGPT)を使ってESは書けるのか?という検証をしてみたいと思います。
(ででん!)
ESのなかでも、今回はガクチカ(学生時代に一番力を入れて取り組んだこと)をメインに書いていきます。
『ChatGPTでガクチカ書いてみた』
是非、最後までお付き合いください。
就活で生成AIを使うのってズルにならないの?
何かと便利なChatGPTなどの生成AI。
出来れば就活でもたくさん活用したいですよね。
でも、
「就活で使ってもいいの?」
「企業にバレてしまった時に不利に働くんじゃない?」
などの懸念点もあります。
最近では、大学のレポートで生成AIの使用を禁止している場合もありますよね。
「就活でも禁止されてるんじゃ……」と不安になります。
結論からいうと、「ルール的には使って大丈夫」です。
明確には、“まだ定義されていない”という表現が正しいかもしれません。
現在日本では、生成AIやChatGPTが生成した文章の私的な利用における禁止事項はありません。また、小中学校・大学向けに作成された『生成AIの取扱いに関するガイドライン』でも就活に関する言及はないようです。
一方で、企業が独自のルールを設けている場合もあります。
「ChatGPTを活用しようかな」と考えている方は、もう一度採用ページの注意事項の欄を確認してみてください。もし生成AIに関する内容が記載されていたら、それに従う必要があります。
また、ChatGPTに書かせた文章をそのまま提出するのは避けた方がよさそうです。
生成AIが作成した文章は、文体が不自然な場合や情報が正確ではない場合があります。
企業の方に「ChatGPTのまま提出してるな」とすぐに勘繰られてしまい、選考を受けるうえでマイナスの印象を与えてしまい兼ねません。
「この人は熱意がないのかな?」と企業の方に思われないように、必ず自分でも手を加えるようにしましょう。
実際にChatGPTを使って書いてみよう!
①「自分のガクチカはどんな業界で生かせる?」を考える
では、さっそくChatGPTを使ってガクチカを書いてみましょう。
まずは自分のガクチカのエピソードから、まずは自分がどんな業界に向いているのかChatGPTに尋ねてみましょう。
この工程を踏まえることで、ChatGPTが次の質問に答えやすくなります。
以下のエピソードから、どんな業界に向いているのか教えて下さい。
エピソード:
・学生時代にWebメディアを運営する企業で1年間ライティングの長期インターンをしていた。最初は記事の書き方も分からずメディアサイトの閲覧数も伸び悩んだ。
・読み手に伝わりやすい文章を書くことを目指し、記事構成や表現を工夫したり、読者を惹きつけるタイトルを編集部のメンバーと考えたりと、徐々に閲覧数を伸ばしていった。その結果、Google検索のトップに表示されるようなヒット記事を書くスキルを身に着けることができた。
このような形でプロンプト(ChatGPTへの指示文)を入力します。
(むしゃ、むしゃ、ぼりぼり)
出来上がった回答がこちらになります。
ウェブメディアやコンテンツ制作において強力な文章スキルやSEOに関する知識を持っていることがわかります。ライティングの能力とコンテンツ戦略を組み合わせることで、デジタルマーケティングやコンテンツ制作の分野で成功する可能性が高まります。SEOやデジタル広告などの分野でキャリアを築くことが考えられます。
デジタルマーケティングやコンテンツ制作・広告業界が向いているみたいです。
また、文章やSEOに関する知識(スキル)も提示されていますね。
次に、広告業界を志望する学生として「学生時代に力を入れたこと」を書かせてみました。
②「経験を通して企業にどのように貢献できるのか?」を考える。
まずは以下の指示文を入力します。
この時のポイントは、立場と条件を明確に示すこと。
例えば、就活生らしい文体にするために、「あなたは○○業界を志望する就活生です」と提示したり、「志望業界:○○」「文字数:○○」といった感じで簡潔に指示すると、より精度の高い回答が得られます。
あなたは広告業界を志望する就活生です。以下のエピソードをもとに、エントリーシートに記載する「学生時代に力を入れて取り組んだこと」を400字以内で書いてください。
志望業界:広告
文字数:400字以内
エピソード:学生時代にWebメディアを運営する企業で1年間ライティングの長期インターンをしていた。最初は記事の書き方も分からずメディアサイトの閲覧数も伸び悩んだ。読み手に伝わりやすい文章を書くことを目指し、記事構成や表現を工夫したり、読者を惹きつけるタイトルを編集部のメンバーと考えたりと、徐々に閲覧数を伸ばしていった。その結果、Google検索のトップに表示されるようなヒット記事を書くスキルを身に着けることができた。
出来上がったものがこちらです。
学生時代に、Webメディアでの1年間のライティング長期インターンを通じて、文章の力で人々を引き込む術を学びました。初めは記事の書き方が未知で閲覧数も伸び悩んでいましたが、読者にわかりやすく訴える文章に挑戦し、記事構成や表現を緻密に考えました。編集部のメンバーと協力し、タイトルに工夫を凝らすことで閲覧数を徐々に増やしました。この経験から、Google検索のトップに表示されるようなヒット記事を生み出すスキルを身につけ、コンテンツを通じて観客を引き付けるアプローチの重要性を理解しました。これらの経験を活かし、広告業界でクリエイティブで効果的なコンテンツを生み出すことに情熱を注ぐつもりです。
指示を明確にしたことで、比較的違和感のない文体に仕上がっています。
ただ、「経験を通してどのように企業に貢献するか」という部分が具体的に書かれていません。
そこで字数制限をなくし、「経験を通じてどのように企業に貢献できるのか」という指示文を加えて、再度お願いしてみました。
(AI:むしゃむしゃ……おなか、いっぱい……)
(ニンゲン:もうちょっと!がんばって!)
字数制限をなくして、具体的にこの経験を通じてどのように企業に貢献できるのかを追加して、再度書いてください
出来上がったものがこちらになります。
学生時代におけるWebメディアのライティング長期インターンを通じて、私はコンテンツ制作において独自の価値を生み出すスキルを築きました。最初は記事の執筆方法も理解せず、メディアサイトの閲覧数も伸び悩んでいました。しかし、読者に魅力的で分かりやすい文章を提供するために、記事の構成や表現に継続的に工夫しました。また、編集部のメンバーと協力して読者を引きつけるタイトルを考案しました。このプロセスを通じて、Google検索のトップに表示されるヒット記事を生み出すスキルを磨きました。具体的なSEO戦略やデジタル広告の理解を深め、コンテンツが検索エンジンで引き立つようなアプローチを身につけました。さらに、読者のニーズやトレンドを把握し、それに合わせた戦略的なコンテンツ開発にも取り組みました。これらの経験から、私は広告業界において企業のブランドメッセージを効果的に伝え、ターゲットオーディエンスにリーチすることができるでしょう。緻密な分析力と柔軟性を兼ね備え、コンテンツを通じて観客を魅了し、企業の広告戦略を次のレベルに引き上げるお手伝いができると自負しております。
言葉の拙さや、文章の前後のつながりに少し違和感はありますが、ガクチカと企業にどのように貢献できるか、という部分が上手く合致しています。
手順や指示を正しく行えば、就活でESを書く際にもChatGPTをうまく活用できそうです!
(えっへん!)
……でもやっぱり、文章がぎこちないしちょっと文字数も多いので、清書してみます。
Webメディアでの一年のインターンを通して、コンテンツ制作におけるスキル向上に取り組んだことです。はじめは記事の執筆方法も理解しておらず、メディアサイトの閲覧数も伸び悩んでいました。しかし、読者に魅力的で分かりやすい文章を提供するために、記事の構成や表現を継続的に工夫しました。また、編集部のメンバーと協力して読者を引きつけるタイトルを考案しました。このプロセスを通じて、Google検索のトップに表示されるヒット記事を生み出すスキルを磨きました。具体的なSEO戦略やデジタル広告の理解を深め、コンテンツが検索エンジンで引き立つようなアプローチ方法を身につけました。さらに、読者のニーズやトレンドを把握し、それに合わせた戦略的なコンテンツ企画にも取り組みました。この経験を通して得たクリエイティブな発想力と読者のニーズに応える柔軟な思考は、広告制作において新しいアイデアを生み出す際に重要な要素だと考えます。企業のメッセージが最大限に届くような広告戦略の立案と実行を通して、事業の発展に貢献したいです。
さいごに
『ChatGPTでガクチカ書いてみた』、いかがでしたか?
結構良いガクチカになったんじゃないでしょうか。
ポイントはこの3つ!
・プロンプト(指示文)は簡潔かつ明確に
・立場をはっきり示す
・生成した文章はそのまま提出しない&見直してブラッシュアップさせる
これらの指示を守ることで、より質の高いガクチカが作れると思います。
みなさんも是非試してみてください。
ミルフィーユでした!ばいばい~
【検証】就活革命⁉ ChatGPTに自己PRを書かせてみた。 – インタツアー【メディア】新しい就活のカタチ (intetour.jp)
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インタツアー学生編集部