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社会人になりたくない!…私、どうしたらいいの?

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社会人になりたくない!…私、どうしたらいいの?

就職活動をしなければならないことは理解しているけれど、社会人になることに不安を感じている学生も多いと思います。このまま学生生活が続けられたらいいのに、という本音をどうしても払拭できない。自分の思い通りになりにくい会社の枠に収まることなく、自分らしく自由気ままに生きていきたい。そんなことを考えてしまうと、社会人になることがいやになってしまうのも無理はないかと思います。社会人になって大変な思いをするくらいなら、まったりとした今の日常を続けた方がいいと考えるのは決して珍しくないでしょう。

しかし、社会人になることは本当に自由が奪われ、自分らしさを失うことになるのでしょうか。もしかしたら社会人になることが怖いだけで、実は何か背中を押してくれるキッカケを求めているだけかもしれません。そこで今回、同じように社会人になりたくないと考えている人がどれだけいるのかを理解した上で、これからどのような選択をしていけばいいかを一緒に考えていきたいと思います。

社会人になりたくない学生ってどれだけいるの?

2024年4月12日に株式会社RECCOOがクイックリサーチサービス『サークルアップ』を通じ、大学1年生から4年生200名へ大学生が社会人になることに対する意識についてアンケート(※)を実施。その調査によると、「ずっと大学生のままが良い」「どちらかというと大学生のままが良い」と答えた学生が全体の77%を占める結果となりました。

また、大学生と社会人のどちらが楽しいを思うかという問いに対しては、「大学生の方が楽しいと思う」「どちらかというと大学生の方が楽しいと思う」と答えた学生が89%という回答が寄せられています。

この結果から見ても、かなり多くの大学生が社会人になることに対して意欲的ではなく、むしろ学生生活の方に魅力を感じているということがわかります。

(※)【Z世代アンケート調査】 約8割は社会人になりたくない? 「大学生のままでいたい」モラトリアムを満喫したい派が多数

https://times.abema.tv/visions/articles/-/10125383

社会人への不安ってどんなものがあるの?

では、社会人になりたくない学生は、いったい何に不安を感じているのでしょうか。その主な理由をいくつか紹介していきたいと思います。

社会人は忙しく、しんどそう

朝は決まった時間に起床し、満員電車に揺られながら出社。業務をこなすも定時に終わらず、残業して夜遅くに帰宅…そのようなイメージを抱いている学生も多く、体力的にも精神的にも疲れてしまうことに抵抗感を抱いているようです。さらに自由な時間も奪われ、せっかくの休みも一日中寝て過ごすような生活に不安を感じる声も少なくありません。

責任を負いたくない

仕事を行うにあたっては新人であろうと役職者であろうと、最後まで責任をもって遂行しなければなりません。目標に達しなければ責任を問われ、上司から責め立てられるのではないか…そのような考えから社会人になることに怖れを感じたり、不安を抱いたりするのかもしれません。

新しいことへの挑戦が怖い

学生と社会人とでは、自分が置かれている立場や環境が大きく変わります。新しいことへの挑戦も当たり前のように行われますが、人間というのは今までに経験したことのないことに不安や怖れを感じる生物です。社会人になりたくないという気持ちは、そのような本能的な部分も作用しているとも考えられます。

まだまだやりたいことがある

今現在も学んでいること、研究していることがあり、それを最後までやりきれないのであれば、社会人になることに大きな意義を感じない学生もいます。学びや研究だけではなく、スポーツなどでエキスパートを目指している人も、同様に就職に対して抵抗感を覚える傾向にあるとも言われています。

社会人になりたくない!…私、どうしたらいいの?

社会人になるメリットって何があるの?

不安や怖れを感じて就職活動に前向きになれない、社会人になりたくない感情に支配されてしまうのもわからなくはありません。しかし、多くの学生が企業を訪問し、採用面接を受け、社会人として新しい世界の扉を開いています。では社会人になるメリットは何か、いくつか紹介していきます。

学生時代よりも多くの収入が得られる

学生でもアルバイトを頑張れば高収入を得ることは可能ですが、ほとんどが社会人の収入額には及びません。月ごとに支払われる給与には基本給に加え手当が加算されることが多く、営業などでは業績に応じたインセンティブも支給。さらに賞与も加わると、年収ベースでは倍以上の差がつきます。

社会保障を受けられる

企業に雇用されれば社会保険が適用され、雇用・厚生年金・健康・労災に関する保障を受けることができるようになります。社会保険料が給与より天引きされるものの、毎日の生活や将来に対する不安も社会人になればある程度払拭することが可能になります。

社会的信用を受けやすい

引っ越しをする際や大きな買い物をする時にローンを組む時も、学生では審査が通らないことも十分考えられます。その点、社会人になれば社会的身分が保証されていますので、よほど収入が少ないなどの理由がない限りは審査に通りやすくなります。

行動範囲が一気に広がる

休みこそ学生ほど多くはありませんが、まとまった休みの時に海外に出かけたり、週末も日帰りで旅行に行ったりと行動範囲が広がるのも社会人の特徴です。これは安定した収入を得られる立場であり、趣味などに多くの投資ができることが背景にあります。

深く広い知識が身につけられる

社会人になると仕事で必要な資格を取ったり、専門的な知識を身につけたりと、学生時代とは違う学びの機会に巡り会えます。広い視野で社会全体を見晴らしながら、自分の将来にプラスとなる学びを得ることで、想像している以上の成長が実現できます。

人脈が広がる

社会人となれば会社の中だけではなく、取引先の担当者などとのコミュニケーションによって、対外的なネットワークを築き上げることができます。ビジネスによっては経営者とのつながりも生まれることもあり、未来に対する大きな期待を得ることができます。

本当に社会人を目指した方がいいの?

結論から申し上げると、学生のままでいるよりも社会人になった方がより多くのメリットを享受することが可能になります。もっと学びたい、研究を続けたい人は大学院への進学も選択肢としてありますが、それでも一生学生のままでいることは現実的ではありません。

しかし、自分の気持ちに嘘をついてまで社会人になりたくないのに、無理に就職することで受けるデメリットもあります。環境に適合せず、過剰なストレスを受けることで自分自身をダメにしてしまうのは本末転倒でしょう。

何十年先の自分に後悔をすることがないよう、実は学生時代から社会人になるための対策を立てられることがあります。「アルバイトで社会経験を積む」「ボランティアに参加して自分の存在意義を発見する」「仲間をつくり、コミュニケーションの輪を広げていく」といった経験値を上げることがその一つ。そして自分自身を深く理解した上で、適性の高い業界や仕事は何かを見つけていることも、これからの選択肢を選ぶ際に大きなヒントとなるでしょう。

社会人になりたくない!…私、どうしたらいいの?

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