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就活マナーの基本対策「振る舞い」編

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就職活動は学生から社会人になるための一歩を踏み出すと同時に、今まで関わりのなかった多くの社会人と触れ合う機会が増える時期でもあります。多種多様な人と出会い、コミュニケーションをはかる就職活動でもっとも気をつけなければならないのが、相手に失礼のない振る舞いなどのマナーです。しかし、学生の中には「なんでこんなことまでしなくちゃいけないの?」と疑問に感じるようなマナーも存在しています。一見するとくだらないと思えるマナーも、実は就職活動を行う上でとても大事であることを認識するためにも、就職活動で特に意識しておきたい振る舞いを中心とするマナーについて紹介します。

なぜ、就職活動でマナーを意識しなければならないのか?

就活対策としてマナー講座を受ける学生も多いでしょうが、その時に受ける指導の中で「なぜ、こんなことをしなければならないのか」と疑問に思った人も少なくないはず。自然体の自分をアピールしたい、偽りのない素の自分にこそ本当の魅力がある…と考える気持ちもわからなくはありません。しかし、就職活動で行うべきと言われている振る舞いには、ちゃんとした理由が存在してします。くだらないと思う前に背景を知ることで、少しでも就職活動を有利に進めていきましょう。

受付や面接官の前で挨拶やお辞儀をする

いちいち挨拶やお辞儀をするのは堅苦しくて苦手という学生もいるかと思いますが、実は社会人として基本中の基本となるビジネスマナーこそが挨拶とお辞儀です。できて当たり前のことを行わないことは印象を著しく悪くさせるだけではなく、社会人として不適合と判断される可能性が極めて高くなります。
 

集合時間に5分前に到着する

いわゆる「5分前ルール」と呼ばれている振る舞いですが、これは遅刻を防ぐための重要で効果的な対策です。社会人となれば約束の時間に遅れることは相手の信用を失う原因となりますし、何よりも危機意識がないと評価されても仕方がありません。移動中に何かしらのハプニングに遭遇する可能性も十分考えられますので、ギリギリに到着できればいいと考えている学生は意識を変える必要があります。

一切の私語を慎む、大声を出さない

ずっと黙りっぱなしだと余計に緊張して、できることなら気晴らしにおしゃべりしたいと思う気持ちも理解できます。しかし、私語を慎むのは周囲に迷惑をかけるだけが理由ではありません。社会人となれば会社のことや仕事のことについて、ぺらぺら喋ることは機密保持の観点からタブーとしています。おしゃべり=明朗快活と評価されることは極めて少ないので、きちんとTPOに準じた振る舞いを行うことが大事です。

企業は就活生の「ここ」をチェックしている!

学生が想像している以上に、企業側はマナーについてかなり厳しくチェックしています。「一緒に働く仲間として相応しいかどうか」「周囲と協力関係を築けるかどうか」など、就職後のことを考えて一人ひとりの学生を見ていると認識した上で、特にどこを重点的に見ているかを確認していきましょう。

受付での挨拶

社会人として基本中の基本である振る舞いとして、挨拶がしっかりできているかどうかを企業側はかなり注意してチェックしています。仮に面接内容で当落線上に上がった場合、挨拶を疎かにしている学生は選考から外すという人事担当者も少なくありません。

待機中の姿勢

受付を終えた後、面接の順番が来るまで別室などで待機する際も、人事担当者は一つひとつの振る舞いをチェックしています。資料を雑に扱う、隣の人とのおしゃべりに夢中になる、居眠りや落ち着かない様子を見せる…いくら面接でマジメさをアピールしても、これらの行為は大きな減点となります。

面接時などでの言葉遣い

基本的に人事担当者を含む企業側の人間は年上がほとんどであるため、タメ口やフランクな話し言葉はタブーであることは理解されているでしょう。ここで気をつけなければならないのが、間違った丁寧語や謙譲語を使うこと。貴社と御社の混同や拝見させていただきますなどの二重敬語は、特に間違えやすいので注意が必要です。

シーンごとに注意すべき振る舞いとは

就職活動ではインターンシップや会社説明会など、様々なイベントや選考の機会があります。それぞれのシーンにおいて、注意すべき振る舞いをそれぞれ紹介します。当たり前のことも紹介しますが、できるだけ先業側へ好印象を与え、就職活動を有利に進めていくためにも、ぜひ覚えておきましょう。

インターンシップ

・遅くとも5分前には受付を済ませる

・受付や担当社員はもちろん、社内の人への挨拶を行う

・知り合いがいても無駄話は控える

・指示されたことは素直に、真摯に取り組む

・トイレなどの共有施設を汚さない

会社説明会

・会場までの経路を事前に調べ、遅くとも10分前に到着する

・配布された資料は、かばんにしまうなど丁寧に扱う

・合同説明会の場合、冷やかしで参加しない

・指定されたところ以外での飲食はしない

・説明会終了後は必ず担当者や受付にお礼を言う

面接(オンラインを含む)

・オンラインであっても開始10分前には受付を済ませる

・待機中は私語を慎み、姿勢を正しておとなしく待つ

・入室や着席は、面接官から促されてから行う

・面接中は言葉遣いに注意しながら、正しい姿勢をキープする

・退出時はお礼と一礼をし、担当者の指示に従う

・終了後は会場にたむろせず、すぐに帰宅の途につく

その他イベント

・内定者懇親会でも遅刻厳禁。挨拶も心がけて行う

・周囲に迷惑をかけるような大声は出さない、はしゃがない

・先輩社員に対しては、必ず敬語や謙譲語を使うようにする

就職活動中のマナーはいずれ必ず役に立つ!

就職活動のマナーは確かに堅苦しいことも多く、中には本当の自分を偽るような感覚になる学生もいるでしょう。企業の中には「ありのままのあなたに会いたい」「素のままの自分でお越しください」とメッセージを送っているところもあるのに、マナーを強要されるような状況に矛盾を感じるのも無理はないでしょう。

しかし、就職活動での振る舞いは社会人として「身につけて当たり前」のマナーであり、必要最低限のことができない学生を採用しようとする企業は限りなくゼロに近いという現実は認識するべきです。逆に捉えると就職活動でマナーを意識し、その場の状況に応じた振る舞いができる学生は企業側も重宝できると評価し、期待をもって選考に応じてくれるはずです。

また、社会人として必要最低限のマナーを身につけておくと、入社してから職場環境にすぐ馴染むことができるようになり、周囲から可愛がられる存在として順調なスタートを切ることも期待できます。自分の本質的な魅力は入社して環境に馴染んでから発揮しても遅くはありませんし、先輩たちも徐々にみなさんのことを理解していくので、無理に自分を理解してもらおうとしなくても問題ありません。まずは自分自身の夢や目標を実現することに集中し、やるべきことを行っていきましょう。

就職活動の不安はインタツアーにご相談を

インタツアーにはキャリアアドバイザーが常駐していますので、就職活動に関する振る舞いなどのマナーについても、自信がないことや不安に感じることは随時質問することができます。特に自分一人では自信が持てないことについて、キャリアアドバイザーが親身になって対応いたします。

インタツアーでは他にも就職活動や就職後に関して何かわからないこと、心配なことがあれば、コンシェルジュが親身になってご相談に応じます。まずはご連絡を。

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