就活準備

【これで万全!就職活動】内定獲得を左右する『業界研究』の上手なやり方とは

Date
【これで万全!就職活動】内定獲得を左右する『業界研究』の上手なやり方とは

就職活動を少しでも優位に進め、内定を獲得するために行わなければならないのが『業界研究』です。その重要性はなんとなく理解しているけれど、研究のやり方について実は何もわかっていないという人も少なくないでしょう。特に就職活動への準備を始めたばかりの時に、周囲から「業界研究は必ずやるべきだよ」と言われても、やり方を知らなければ困っちゃいますよね。

そこで今回は業界研究の具体的なやり方について解説しながら、どのような流れで進めていけばいいのかを紹介していきます。自信を持って就職活動を行っていくためにも、ぜひ覚えていただきたいと思います。

業界研究を始める”最初にやるべきこと”とは

まったく何もない状況から業界研究を始める上で、最初にやるべきことは『自分の働きたい業界』を見極めることです。IT業界を例に挙げてもシステムインテグレータ、コンテンツサービスプロバイダ、パッケージプラットフォーム、通信インフラなど様々なジャンルがあり、それぞれの事業内容にも大きな違いがあります。そしてそれぞれの業界における職種も仕事の中身も異なりますので、ただ漠然と「ITの仕事がしたい」と思い描くだけではなく、IT業界のどのような領域で、どのような仕事をやりたいところまで見極めるようにしましょう。

そもそも学生のうちは世の中にどのような業界があるのか、わかっているようでわからないことも多くあるものです。業界研究を始める最初のステップとして、世の中にはどのような業界があるのかを探ってみるのもお勧めです。「こんな業界があるのか!」という発見から、自分の興味・関心のある分野での仕事が見つかるかもしれません。

業界研究で押さえておきたいリサーチポイント

業界の見極めや絞り込みを行ったら、次に行うのがリサーチ作業です。業界研究を行うにあたっては、いくつかの項目に着目してリサーチを行いましょう。ではどのような項目について、どのようなリサーチを行えばいいかを紹介していきます。

業界の全体像

ここで調査するのは「業界規模」や「成長性・成長率」、業界を構成する「主要企業」と業界内での「ポジショニング」です。この項目については詳細を調べ上げるよりも、大まかな傾向を把握することに重点を置きましょう。それによって経済全体の中で、その業界がどのような位置づけであるかを理解することができます。

業界の特徴

ここでは業界特有の「ビジネスモデル」や主な「製品・サービス」、「顧客層」「販売チャネル」などを把握していきます。アパレル業界を例に挙げれば、ファストファッションかハイブランドかによって顧客層や接客スタイル、対面・オンラインなどの販売戦略の違いなどがわかってきます。また、業界によっては企業間取引(BtoB)か企業対消費者取引(BtoC)など、顧客先の違いによってビジネススタイルの違いも見えてきます。ここはできるだけ業界ならではの特性を把握し、自分の適性と衒い合わせていきたい項目です。

業界の動向・将来性

業界研究のまとめとして、これから社会人として働くにあたり、その業界がどのような動きをしているのか、他の業界とどのような関わりがあるのか、将来に向けてどれだけ有望であるか、などを調べていきます。現時点では業績が好調であっても、技術革新や社会構造の変化によって将来的に衰退する可能性があります。そうしたことを念頭に置きながら、業界トレンドや考えられる変化についてあらかじめ理解しておきましょう。中長期にわたる経営計画や社会貢献への対応、海外市場への展開など、その業界がどのような取り組みを行なっているかを調べましょう。

【これで万全!就職活動】内定獲得を左右する『業界研究』の上手なやり方とは

具体的な業界研究のリサーチ方法

もしかしたら「研究」という言葉のイメージから、リサーチするには大掛かりな作業が必要ではないかと思い込んでいる人もいるかもしれません。確かに詳細を調べていくにつれて大掛かりなリサーチになってしまうかもしれませんが、実は意外とシンプルな方法で様々な情報を収集することができます。ほとんどの方法が今すぐにでもできることですので、あまり難しいことを考えずに行動することをお勧めします。

業界団体や企業のWebサイト

業界を代表する大手企業、その中でも上場企業であれば、Webサイトに必ずIR情報が掲載されています。これは法律によって売上高や利益に関する情報や株価の推移、役員人事など企業経営に関する詳細情報を公開する義務が発生するからですが、業界研究においても有益な情報となります。また、業界団体のWebサイトには活動状況や社会貢献性などについて紹介しているケースが多いので、こちらも参照することをお勧めします。

企業や団体主催のセミナー

業界によっては就活生に向けた業界研究セミナーが行われており、そこで企業と触れ合うことで最新情報の収集や企業理解を深めることができます。また、企業や業界団体は市場活性化や業績拡大に向けたセミナーも行うケースも多く、市場動向や将来に向けた事業戦略なども得ることができます。しかも話者は業界の第一人者が担当することも多く、彼らの話を聞くだけでも多くの刺激を受けられます。最近ではオンラインセミナーも増えているので、ぜひ「業界名+セミナー」で検索して参加しやすいセミナーを調べてみましょう。

業界新聞や情報誌、関連書籍

業界には様々な業界新聞や情報誌があり、一般メディアでは取り上げられにくい業界ならではの最新情報、企業動向やトピックなどを知ることができます。中には業界におけるキーパーソンへの取材記事が特集されることもあり、専門家の目線から深いところでの情報を知り得ることも可能です。また業界に関する専門書籍も参考になる情報が豊富にあり、特に最新刊は業界のトレンドから将来性を読み取るには十分な内容となっています。ネットで検索したり、書店で調べたりして、リサーチしやすいメディアを選びましょう。

就活ナビサイト

リクナビやマイナビなどの就活ナビサイトは企業情報だけではなく、業界に関する様々な情報も掲載されています。お役立ちコンテンツなどを活用することで業界特性や自分自身の適性などを知る上で、有益な情報を得ることができます。会員登録を行うついででいいので、サイト全体の情報にくまなく目を通しておきましょう。

業界研究を進める効率的な方法

様々な視点やメディアを利用して収集した情報は、おそらく結構な量となっているはずです。収集するだけ収集しても分析を行う上で、情報整理は必ず行っておきたいものです。効率的に情報を整理する上でどのような方法があるか、まとめ方をいくつか紹介していきます。

業界研究ノート

業界研究を進めていく中で、気づいたことや疑問点などを随時書き込んでいくことができる上、図解を交えて情報をわかりやすく整理することができます。さらにいつでもノートを開いて読み返すことができるので、就職活動中に何か調整する必要がある場合にも有効です。

マインドアップ

マインドアップとは頭の中にある思考やアイデア、情報の流れなどを表現する手法のこと。業界研究においても情報整理がしやすくなる上、分析がスムーズになることで業界の全体像から動向、将来性などの把握が容易になります。マインドアップはフォーマットなどのツールが用意されているので、ぜひ利用してみましょう。

スプレッドシート

いわゆる表計算ソフトのことで、ExcelやGoogle Workspaceなどを使って情報の整理を行います。スプレッドシートはテンプレートを用意しているケースもありますし、画像やグラフが載せられる上に情報の更新もやりやすいのが大きな特徴です。また、複数の業界を比較したい際にも便利ですので、PCスキルに自信がある人は活用することをお勧めします。

【これで万全!就職活動】内定獲得を左右する『業界研究』の上手なやり方とは

業界研究で困ったらインタツアーに相談を!

業界研究が就職活動においてどれだけ重要なことなのか、きっちり調べることによって志望する企業に対して、自分の本気度を強くアピールすることができるようになる点に集約されます。それは相手のことを十分理解できているからこそであって、できる限りリサーチと分析には時間を使ってほしいと思います。

しかし、学生だからといって業界研究ばかりに時間を使うわけにもいかない人もいるでしょうし、何よりも業界研究をやり切れる自信がないという不安もあるかもしれません。そんな時はぜひ、インタツアーのコンテンツやサービスを活用してください。インタツアーでは学生による採用担当者などへのインタビュー記事のほか、専門のコンシェルジュが就職活動における不安や悩みなどに対して親身になって対応いたします。

もちろん、業界研究で何か悩みや不安、またはリサーチする中で壁にぶつかった時など、どうぞ遠慮なくご相談ください。まずは一度、ご連絡を。

企業・業界研究はインタツアー

インタツアーとは企業とインタビューを通じて企業研究出来る体験型就活!