こんにちは。学生ライターのミルフィーユです。
本記事では就活の最新トレンドをご紹介します。
今回取り上げるのは“ESG”(イーエスジー)です。
大学生の皆さんにとって、あまり聞き覚えのない単語かもしれません。
私も最近まであんまり知りませんでした。
“ESG”とは、環境(Environment)、社会(Social)、企業統治(Governance)の頭文字をとったもの。
「SDGs(持続可能な開発目標)」など
“環境問題”に関連するワード、といったら少し想像がつくでしょうか。
「でも就活に“ESG”がどう関係するの?」
と疑問に思った就活生の皆さん。それが関係大ありなんです。
今回は“ESG”を概要から、わかりやすく丁寧に解説していきます。
皆さんも就活トレンドマスターを目指して一緒に頑張りましょう!
Table of Contents
“環境問題”は他人事?
はじめに、みなさんは“環境問題”と聞いて何を想像しますか?
気候変動?
大気汚染?
それとも資源不足?
「自然」に関連するものを思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。
実は、環境問題ってそれだけじゃないんです。
こちらの『SDGs 17の目標』をご覧ください。
貧困、飢餓、福祉や教育、ジェンダー平等、経済成長など……
一言で「環境問題」といっても、
バラエティに富んでいることが分かりますよね。
“SDGs”って今結構有名な単語だと思うんです。
このカラフルな画像を見たことがある方も多いと思います。
でもここまで種類が豊富だと思っていた方は少数だったのではないでしょうか。
これは言葉のイメージだと思うんですが、
“環境”よりも、“私たちの生活を取り巻く環境”
という表現のほうがより身近に感じられる気がします。
皆さんも“環境問題”に近しさを感じるようになりましたか?
ESGは企業を測る指標
次に“ESG”について解説していきます。
先ほども言ったように、“ESG”は環境(Environment)、社会(Social)、企業統治(Governance)の頭文字をとったもの。
以下が主な内容になります。
環境(Environment)
Co2削減、気候変動に対する取り組みなど
社会(Social)
働き方の改善やダイバーシティの推進など
企業統治(Governance)
公正公平な企業経営や積極的な情報開示など
この3つの観点を基盤に企業経営を行う事をESG経営といいます。
“ESG”には、
「経営や事業を行う中で、いかに社会的な課題に取り組んでるのか」という企業側の考え方や意識が反映されています。
この3つの観点の中で、特に私たち就活生にとって重要なのが社会(Social)です。
例えば、「風通しが良い職場で長く働ける」「性別関係なく対等に扱われる」などが例に挙げられます。
「そんなに“ESG”って大事?」
と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、皆さん想像してみてください。
自分の働く職場で
男女の差別があったり、
はたまたそれを自分が受ける……なんてこともあるかもしれません。
と考えるとESG経営に取り組む企業を選びたくなりませんか?
皆さんも是非、“ESG”を企業選びのポイントに取り入れてみてくださいね。
ESGとSDGsの違いは?
最後に“ESG”と“SDGs”の違いについてご説明します。
さきほどから“SDGs”を例に取り上げてきましたが、ここで定義を確認したいと思います。
“SDGs(読み方:エスディージーズ)とは持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals)の頭文字をとったもの。
国連で2030年を期限に、
17の目標と目標達成するための具体的な169のターゲットで構成されています。
“ESG”と“SDGs”
どちらも環境問題に関連するワードであることは間違いないのですが、実は少しニュアンスが異なるんです。
その違いは「誰がその問題に取り組んでいるのか」です。
“SDGs”は、政府を始め民間の企業・個人も含む社会に生きる私たち全員で取り組んでいくというもの。
“SDGs”は広く一般に認知されているイメージがあります。
それに対して“ESG”は、
企業経営者や投資家が経営や事業を行う際に取り組むもの。
SDGsという大きな枠の中にESGが含まれている
というイメージが理解しやすいかなと思います。
さいごに
ここまで“ESG”の概要をお伝えしましたが、いかがでしたか。
個人的には、SDGsなどの環境問題に対する取り組みと就活にこんな接点があったのかと驚いています。
是非企業選びのポイントに取り入れてみてください!
就活トレンドを抑えて就活を実りのあるものにしていきましょう!
インタツアー学生編集部