就活を早めに終わらせたい学生にとって、「夏インターンシップを受けたら早期選考を受けられるのか?」ということは、非常に気になるポイントです。そこで今回は、夏インターンシップが選考に直結するのか、どのような行動をすればよいかなどについて解説します。
夏インターンシップとは
夏インターンシップとは、7〜9月の夏期に行われるインターンシップのことです。企業によってはサマーインターンという名前で呼ばれていることもあり、授業のない夏休み中に受けられることから、参加する学生の数は年々増えています。多くの学生が志望業界を軸に参加企業を選んでおり、特にオンラインで参加できるものが人気です。
夏インターンシップは選考直結が多い
夏インターンシップに参加する際、「これは選考に直結するのだろうか」と疑問に思うかもしれません。結論から言えば、直結します。インターンシップで一定のパフォーマンスを発揮した学生が、その後開かれる早期選考に招待されたり、就活が始まってから一次選考がスキップされたりする事例は多々あります。
また、夏インターンシップに参加した企業に就職するケースも多いです。これは早期選考に繋がり、早い段階で内定が出てそのまま就活を終える学生がいるためです。特に2025年卒からは採用直結型のインターンシップが公に認められるため、この動きは加速していくと思われます。
早期選考に呼ばれるとは限らない
夏インターンシップに参加することで選考に直結することはありますが、全員がそうした機会を得られるとは限りません。基本的にはインターンシップで能力を発揮できた人だけに声がかかります。
つまり、準備不足のままインターンシップが始まってしまい、人事の目に留まらないまま終える学生も少なくないということです。これまでのインターンシップは採用直結とうたっているわけではないため、あくまで気に入った学生がいれば声をかけるという流れになっています。
夏インターンシップで早期選考のチケットを手に入れる方法
夏インターンシップに参加し、早期選考へのチケットを手に入れるにはどうすればよいか、4つのポイントを解説します。
夏インターンシップの志望動機を練る
なんとなく夏インターンシップに参加しても、いい結果にはつながりません。まずやるべきは、「なぜこの夏インターンシップに参加したいのか」と志望動機を練ることです。今や夏インターンシップを開いている企業は非常に多く、「就活の一歩目としてとりあえず参加しよう」という学生も増えています。
だからこそ企業側も「この学生は本当にうちのインターンシップを受けたいのか」を知ろうとしています。自分がなぜ受けようと思ったのか、何を得たいのかなど、具体的に語れるように準備しておきましょう。
主体性を発揮する
インターンシップの間、いかに自分の能力を発揮するかが大切です。受け身のままでいると「積極性がない」と判断されますし、そもそも人事の印象に残りません。
何か発言したり行動したりするときは不安もあるかもしれませんが、「何もしないまま終わるよりはいい」と考え、多少の失敗は恐れずチャレンジしてみましょう。企業としても、何も動かない人材より、自分でトライアンドエラーを繰り返せる人材を探しています。
コミュニケーション能力をアピールする
就活で重要視されるポイントの一つが、コミュニケーション能力です。グループディスカッションやグループワークがあるインターンシップでは、自分から人と関わろうとしたり、人の意見をすぐに否定せず一旦受け止めたりと、コミュニケーションの取り方に注意しましょう。
チーム全体で高評価を得ようとする
企業説明会のように一方的に説明を受けるインターンシップでは関係ありませんが、グループディスカッションやグループワークを行うタイプでは、「自分だけが目立てばいい」という考えは危険です。本人としては一生懸命アピールしているだけでも、「協調性がない」と思われるリスクがあります。
チームで高い評価を得るためにどうすればいいか考えられる学生の方が、評価が高いです。チームを組んでいるメンバーを尊重し、全体として結果を出せるように動きましょう。
夏インターンシップで選考を有利に進めよう
夏インターンシップは、今や就活生の7割以上が参加しているイベントです。だからこそ、てきとうな気持ちで参加する学生もいます。しかし「早期選考に呼ばれたい」「選考直結のインターンシップで結果を出したい」と思うのであれば、入念な準備とが必要です。ぜひ早い段階から情報を集めておきましょう。
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