こんにちは!学生ライターのアスカです!
今の時期、皆さん早期選考が既に始まり、面接を何度か経験しているのではないでしょうか。
しかし「この質問にどうやって答えたら良いか未だにわからない…」と悩んでいる人も多いのではないでしょうか。
そのため、今回は面接でよく聞かれる質問ベスト7の答え方のポイントを実際に人事の方にインタビューした情報と共にお伝えします!
第7位「あなたは10年後どのようになっていたいですか?」
この質問では、あなたが仕事をしていく上で、“10年後どのように成長したいか“。また、”そのために何を成し遂げたいか“について話します。「どのような社会人になりたいか」「キャリアプランを教えてください」というような聞き方でも同様ですね。
“何を成し遂げたいか”については、具体的かつそれが企業に利益をもたらすものを伝えましょう。
そのために、
①とにかく企業分析を行い、業務内容を深く知り、その企業で自分が達成したいことは何なのか考える
②尊敬する人挙げる
③はOBOG訪問をして、尊敬できる社会人の先輩と会えば、「将来なりたい人物像」がイメージしやすいかもしれません。
【私の回答例】
私の場合人材業界を第1志望としていて、「働きたくても何らかの障害(学歴、外国人労働者、身体的障害等)により働くことが出来ない人が、働きやすい社会の仕組みを作るために、日本の企業に変化を起こす」ことを目標としています。
第6位「就活の軸は何ですか?」
就活の軸は、自分が社会人となった後働く場であり、成長の場を決める重要な要素です。
ただ単に企業の規模や給与で選んだのではなく、自分がどのような価値観を持ち、どのようにしてその企業を選んだかということへの説得力になります。
企業の人事の方にこの質問の意図を聞いたところ、上記の理由に加え、「最新の考え方を知る」という意図があるそうです。
価値観に正解、不正解はありません。しかし、どこでも通じるようなありきたりな軸ではなく、“自分がなりたい姿”に近づくために、どのようなことが必要か考え、その企業を選んだのかについて、具体的に話せると良いでしょう。
【私の回答例】
私の軸は、「理念・社風」と「業務内容」でした。「理念・社風」では、「変化すること、変化を起こすこと」に対し前向きであるかを見ていました。そういう環境でないと、自分の持つ価値観とは合わないと考えたからです。
「業務内容」では、同じ業界であっても、実際にしていることは様々なので、どのようなことをしていて、さらにそれが社会にどう反映され、貢献しているかについて注目していました。
第5位「周りの人にあなたはどんな人だと言われますか?」
この質問をする意図は、「周囲の人の評価を知ることによって、学生がどのような人物か知る」ということ、「学生が周囲の人とどのような関わりを持つ人なのか知る」ことにあるそうです。どのようなグループに属し、どのように人間関係を構築していたか知ることで、人事側は企業の雰囲気に合う人なのか判断することが出来ます。
そのためこの質問は、他己分析をすることが必要ですよね。
ただ普段周りに言われがちなことではなく、就活という機に周囲の人に自分がどのように見えているかについて、しっかり聞いてみましょう。それを「理由と根拠」と共に話すことがポイントです。
例えば、「穏やかな人だと言われます」「マイペースな人だと言われます」のようにありきたりで、それが企業にとって利になるかならないかわからないような回答ではなく,
具体的なエピソードを伝えましょう。
【私の回答例】
「私は周りの人から柔軟性があると言われます。接客のアルバイトで、○○というイレギュラーな要望があり、その場で私は○○をして対応しました。このようなことから、柔軟な対応を即座に出来ることを評価されました」
第4位「あなたはどんな人ですか?」
この質問では、自分の長所や短所を簡潔かつ分かりやすく答えます。「あなたの長所・短所を教えてください」というような聞き方も多いです。
しかし、「リーダーシップがある」「前向き」というようなありきたりな回答では、説得力が生まれません。このような回答をする場合は、それに紐づけた経験・エピソードが必要です。どんな回答でも、もちろん経験・エピソードは必要ですが、一般的な回答(コミュニケーション能力がある等)であればあるほど、具体的かつ説得力のある話を加えて、他の人との差別化を図りましょう。
例えば長所は“それはどのように養われたのか?” “どのような場で発揮されたか”を伝えます。
そして短所は、“どうしてそれを短所だと感じるか” “それをどのように克服しようとしたか”を交えましょう。
さらに、人事の方から短所を話すときのポイントもお聞きしました!
上記のポイントの他に、「現在克服したい短所を具体的に話す」ことだそうです。
この話を加えることによって、”常に向上心をもって物事に取り組んでいる”というアピールになります。
以上のポイントを意識して、自分の長所・短所を考えてみてください。
【私の回答例】
例えば私の短所は「継続力がないこと」でしたが、「遠い目標に向かって継続して努力し続ける」のではなく、「小さな目標を立て、それを達成したらまた次の目標を立てる」ということをしました。これにより、大きな目標に向かってまずは目の前の小さな目標を達成することで達成感が得られ、苦しい思いをしながら努力することがなくなり、継続出来るようになりました。
第3位「他社ではなく弊社を選んだ理由は?」
ここでずばり、「就活の軸」に基づいた回答をすると説得力が生まれます。自分の持っている「軸」をもとに企業を絞りますよね。その中で、特に同じ業界で、「なぜその企業でなくてはならないのか?」を聞かれています。理念や業務内容、社風など、様々な側面から企業を分析しましょう。
加えて、自分は「このようなことがしたい」「このような人材になりたい」ので、「その企業で働き、成長したい」という意思を伝えましょう。
この質問は企業によって、また選考のどの段階で聞かれるかによって、その意図は変わります。選考の最初の段階では、企業側は「説明会やイベントで会社の魅力がどのように伝わっているか」という意図もあるそう。
こういった意味合いも含めて、説明会では細かい部分もなるべくメモを取り、そこから話をすることでアピールに繋がるかもしれませんね!
【私の回答例】
「私は御社のクライアントのニーズに合わせて、自ら考えながら解決策を導き出し、目先の利益ではなく、クライアントと信頼関係を構築しながら長期的な利益を生み出していくという点に魅力を感じました。これはどの企業でも出来ることではなく、御社の経営方針だからこそ出来ることで、他社では実現出来ないことだと考えます。」
第2位「学生時代に頑張ったこと」
この質問は、特に「部活」「アルバイト」と答える人が多いのではないでしょうか。多いからと言って悪いというわけではありません。重要なのは「具体的なエピソードと論理的な伝え方」です。
まず、この質問に対する答えを考える前に、その企業が求める人材の資質は何なのかを知りましょう。なぜならば、あなたの経験をその企業でどのように生かすかが問われるからです。
また、出来るだけ具体的に、そして嘘がないようにしましょう。
自分が頑張ってきた中で、”具体的に何をしたのか“、”どのような苦労があり、どのように乗り越えたか“、そこで”自分のどのような強みが生かされ“、そこから”何を得たか“について聞かれた時、浅いエピソードや嘘が混じると説得力がなくなります。
ポイントは、専門用語は使わず、わかりやすく論理的に答えるために「結論」→「根拠・理由」という伝え方をすることです。また、数値や周囲の人から言われたことも入れると、説得力に繋がります。
【私の回答例】
「アルバイトで、思考力、対応力、コミュニケーション能力が身に付きました。外国人観光客をターゲットにしたホテルのフロントスタッフとして働く中で、日本語だけでなく英語も通じないお客様とのコミュニケーション、毎日寄せられるイレギュラーな要望に対し、マニュアル通りの行動ではなく、その場で自分自身で最善を考え対応することで、自分の成長にも繋がりました。実際に、マネージャーにタスクの改善や情報共有の仕方の改善を自ら提案し、採用していただくこともあり、自信にも繋がりました。」
という風に話していました。
第1位「志望動機」
志望動機は必ず聞かれる質問です。そして、“自分がなぜその企業でなければならないのか“を最大限に伝える機会となります。
わかりやすく“なぜその企業か”を熱意をもって伝えるポイントが3つあります。
①はじめに、簡潔にその企業を選んだ最大の理由を言う
②その理由の具体的な根拠を話す
③その根拠や自分の経験を基に、自分がそこで成し遂げたいことを伝える
自分のビジョンをきちんと持ち、そのビジョンを実現出来る場がその企業であるということを説得力をもって伝えなくてはなりません。そのためには、他社ではなくその企業でなくてはならない具体的な根拠・理由はマストですね。また、成し遂げたいこともきちんと企業の利益になる具体的なものを挙げると良いです。
企業の説明会やホームページから得た情報の中で、良いと思ったところをひたすら列挙するのも良いですが、その場合は出来るだけ詳しく話しましょう。詳しくなければ、とても浅い志望理由になり、人事の方に「あまり当社について興味がないのかな?」と思われてしまいます。ですので、自分がどれだけ企業分析を行い、企業のことについて知り、魅力に感じているか話しましょう。あなたが考えたことであれば問題ありませんし、事前準備がきちんと出来ている点が評価されるでしょう。
【私の回答例】
第7位でも紹介した様に、私は人材業界志望でした。
「御社の理念、社風を知り、自ら変化を生み出しビジネスに変えていく、という姿勢に共感致しました。移り変わっていく時代の中で、ただ時代に流されるのではなく、自らが成長するために変化していく必要性を感じます。そのため、御社の積極的に変化し続け、変化を生み出そうとする姿勢だからこそ、私は働きたくても何らかの障害により働くことが出来ない人が、働きやすい社会の仕組みを作るために、日本の企業に変化を起こすという目標を実現したいと考えました。」
まとめ
今回は、面接でよくある質問の回答例と、人事がその質問をする意図をまとめました。
すでに早期選考で面接を経験した方は、これらの質問をされたのではないでしょうか?
そうでない方は、どれも一般的な質問なので、今からしっかり対策しましょう!
これから何度も面接を重ねていくと思います。
面接は何度やっても緊張しますよね…。
しかし本番は焦らず、冷静に自分をアピール出来るように、自分の思いや熱意を分かりやすく伝えるポイントを頭に入れておきましょう!
具体的な根拠・理由・経験・エピソードを加えることによって、ただ伝えるよりも説得力がアップします。
この記事で挙げたポイントをおさえて、皆さんが志望する企業の面接で悔いを残さず終えることが出来るように祈っています。
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