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社会人になる前に、学生のうちにやっておいた方がいいこと

これまでの中で、「限りがある学生時代に、一つでも何かをやっておくべきだ」と言われた経験はないでしょうか。学生の本分は学業であることは間違い無いのですが、自分のために使える時間が比較的多いのも学生時代の大きな特徴です。

おそらく「やりたいこと」は際限なく頭に浮かんでくるでしょうが、「やっておいた方がいいこと」を考えても具体的なイメージが浮かばない人も少なくないと思います。そこで貴重な学生時代に何をやっておくべきか、いくつかの例を紹介します。

なぜ何かを始めるのに「学生時代」がいいのか

何かを始めるならば別に学生時代にこだわらず、社会人になってからスタートしても問題ないのでは?という考える人もいるでしょう。特に社会人は学生とは違って収入が多いので使える金額が多い上に、休日休暇も取れるから学生時代では経験できないこともできるはず!と思うのも無理はありません。

しかし、社会人になると多くの時間が仕事に費やされますし、スケジュールも取引先などの都合に左右されやすいなど、学生時代と比べると時間における自由度はかなり低くなってしまいます。その点、学生はお金こそ多くは使えませんが、何かを始めるには十分すぎるほどの時間があります。この違いこそが、学生にとって大きなアドバンテージでもあるのです。

「あの時に始めておけばよかった」と、社会人になってから後悔するのは非常にもったいないです。後悔先に立たずにならないよう、今からできることを始めることをお勧めします。

年次ごとに見る「やった方がいいこと」

学生時代に何をするべきか、何をした方がいいかについては、年次によって多少の違いがあります。このタイミングで何を始めるのがベストであるか、4年生大学を例に年次ごとに紹介していきます。

大学1年生

・勉強

いきなり学生の本分が出てしまうことに拍子抜けするかもしれませんが、実は大学1年生の時期に勉強をしっかり行ったかどうかが、残りの学生生活に大きな影響が出るほど大事な時期でもあります。後で後悔しないよう、しっかり単位を取るに力を入れましょう。

・アルバイト

高校時代と比べるまでもなく、大学生になるとアルバイト先の選択肢がグッと増えていきます。仕事することで得られる報酬のありがたみを感じるだけでなく、一緒に働く仲間たちとのコミュニケーションを通じての成長にも期待もできます。また、卒業後の進路を見据えて、コネクションを築けるのも学生時代の特権と言えるでしょう。

・サークル活動

運動系から文化系まで幅広いジャンルが揃う大学のサークルは、交友関係を広げるチャンスの一つ。高校時代以上にOBOGとの関わりも増えることもあるので、ただ興味あることを楽しむだけではなく、将来に向けた人脈づくりにも期待できるでしょう。もちろん上下関係を意識したコミュニケーションをはかることで、組織における上下関係を学ぶこともできます。

・資格取得

たとえば普通自動車の運転免許は仕事によって取得を義務付ける企業もありますので、自動車を所有していなくても免許は取得する方がいいでしょう。かなり高度な知識や経験が必要な国家資格ではなくても、民間企業が主催する資格は気軽に取りやすい上、就職活動で自分の強みとしてアピールできるので検討する価値があります。

※参考サイト:大学生におすすめの資格10選!文系・理系が取るべき就職に有利な資格は?(ミツカル学び)

大学2年生

・ボランティア活動

大学生活にも慣れてくると、校外活動もできるくらいの余裕が生まれるでしょう。アルバイト以外での社会勉強の一環として、特にお勧めなのがボランティアです。基本的には自治体や団体への登録が必要となりますので、居住する区市町村のボランティアセンターを調べてみましょう。また、大規模なスポーツイベントや国際イベントでも短期ボランティアを募集するケースもあるので、公式サイトをチェックすることもお勧めします。

・インターンシップ

就職活動をスタートする前に、できるだけ早い段階で「企業」を知る機会としてインターンシップへの参加はかなり有効的です。3年次で参加してもいいのですが、可能であれば2年次からの参加がお勧め。早く動くことで業界研究などの参考となり、就職活動の準備もスムーズに行えるでしょう。

・短期留学など外国に触れる

ビジネスのグローバル化に伴い、企業も国際感覚を持った学生を積極的に採用しようとする動きが目立っています。就職活動前のまとまった時間を利用して、1週間から2ヶ月程度の短期留学で異文化への視野が広がる上、語学スキルの向上もはかることができます。予算的に留学が難しい場合は、外国語の書籍を読むなど普段とは違う形で外国に触れることをお勧めします。

※参考サイト:自分に合った留学先が見つかる!(留学ジャーナル)

大学3年生

・卒業単位を取り切る

1年次でも取り上げた「勉強」ですが、3年次でもう一度卒業に必要な単位を計算し直しましょう。その上で履修科目の選択を行い、余裕をもって就職活動シーズンを迎えれば、後で後悔することも少なくなるはずです。

・学内イベントの運営参加

文化祭などの実行委員をはじめ、様々な学内イベントの運営に参加するのもこのタイミングがお勧めです。企画立案や学外機関との交渉などを通じて、普段の授業では学べないことも経験できます。そしてイベントを最後までやり切った時に得られる達成感は、これからの人生において大きな自信にもつながるはずです。

・ビジネスを始める

ある程度の社会経験を積んで、知識も得た状態でビジネスを始めてみるのもいいでしょう。学生歓迎のベンチャー企業へ参加したり、業務委託やフリーランスとして専門知識やスキルを活かしたりと、現状においてできることを選択して挑戦することで経済や社会の仕組みを学ぶ効果も得られます。

ほかにもお勧めの「やった方がいいこと」

年次にとらわれることなく、気持ち次第でいつでもスタートできることが様々あるのも学生時代の特徴です。今からでもできそうなことをいくつか紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

旅行をする

非日常の体験ができる旅行は、国内外問わず多くの学びが得られますし、世界が広がることで考え方も柔軟になる効果が得られます。学生の中にはバックパッカーとして放浪旅行をする人もいますが、そこまでしなくても日帰りや1泊旅行など、自分に合ったスタイルを模索しながら積極的に出かけていきましょう。

恋愛をする

これは相手があって成立することですが、交友関係では得られない様々な経験ができる、学びが得られるのが恋愛です。実際に大学で恋愛デビューするケースも多く、プライベートの充実は人間的な成長にも期待できますので、サークルやアルバイトなどを通じて新しい出会いを見つけることをお勧めします。

趣味に没頭する

読書や映画鑑賞、音楽フェスへの参加、動画やアプリ制作、演劇やバンド活動など、何か自分の好きなことに没頭する時間を設けるのも学生時代だからできること。一見すると遊びに思えることでも、そこで得られた知見は就職活動でのアピールにも有効的ですし、それが収入につながる可能性もあるので、取り組んでみる価値は大いにあります。

一人暮らし

実家から遠く離れた場所の大学に進学すれば、自然な形で一人暮らしを始める学生も多いでしょう。一人暮らしは食事から掃除・洗濯を自分でやらなければなりませんし、光熱費などの出費も管理しなければなりません。自由を謳歌できる反面、面倒臭いことも多い一人暮らしですが、そこで得られた経験はきっとこれからの人生にプラスとなるはずです。

一番大事なことは「今を大切に、できることをすること」

学生のうちに何かをやらなければならないからといって、現在のキャパシティをはるかに超えるような挑戦は負担が大きくなりますし、万が一うまくいかなかった時の反動も大きいことを認識しなければなりません。今の自分ならば何ができるかを冷静に考え、無理をすることなくやれることをやる。すでに実践していることがあれば、より自信が持てるようにもっと力を入れていくようにしていきましょう。やりたいことの中でやれることをやっていけば、仮に失敗しても学生時代ならすぐに挽回もできます。限りある時間を大切にしながら、充実した日々を送ってください。
 
 

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