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油断禁物!「内定者課題」への取り組み方を紹介

内定者課題

就職活動は内定を獲得すれば、あとは4月1日の入社日までのんびりできる…と思っている学生も少なくないでしょう。しかし、安心していると内定をもらった企業から、「内定者課題」の提出や参加を求められるかもしれません。実はこの内定者課題、軽く見ていると後で痛い目に遭うかもしれないほど重要なもの。土壇場で慌てることがないよう、内定者課題の対策方法を知っておきましょう。

「内定者課題」って何?どのようなもの?

内定者課題とはその名の示す通り、内定を獲得した就活生が企業に提出する課題のこと。企業によっては入社式までに行う研修のことを指しているケースもあり、いずれにしても提出や出席が必須とされています。内定者課題が行われる背景には内定者が入社に対するモチベーションを高め、入社前に社会人としての自覚を持ってほしいという考えがあります。

内定を獲得してから入社まで数ヶ月もの時間が空いてしまうと、「このまま入社してもいいのか」「他にも自分に合う会社があるのではないか」と考えて内定辞退する可能性が発生します。企業としては一人も辞退者を出したくないので、入社へのモチベーションを高く維持してもらうために内定者課題を行っているのです。

ただし、すべての会社が内定者課題を行っているわけではありませんが、2023年卒の内定者フォローに関する調査(※)によると、内定者課題があったと応えた学生は約2000名中7割と高い水準となっています。今後も実施する企業が増えることも十分考えられますので、今から対策を講じていく必要があるとも考えられます。

※「キャリタス就活 2023 学生モニター調査」2023年2月 株式会社ディスコ調べ

https://www.career-tasu.co.jp/wp/wp-content/uploads/2023/08/naiteisyasupport202308.pdf

「内定者課題」で行われる具体的な内容は?

内定者課題で行われる内容は企業ごとの採用課題や目的に応じて様々あり、対応の仕方もそれぞれ異なります。では、実際にどのような課題が行われているのか、主な例をいくつか紹介しますのでぜひ参考にしてください。

指定書籍の読書および感想文の提出

創業者や社長などによる経営に関するビジネス書籍やWebメディアでのインタビュー記事などを読み、内容に関する感想文を提出する内定者課題です。大手企業や急成長を遂げたベンチャー企業などで実施する機会も多く、読者感想文を通じて会社の考えや業界に対する理解や興味の度合いなどを把握する目的があります。

職場見学およびレポートの提出

入社前にオフィスや店舗などの職場を見学した上で、そこで感じたことをレポートして提出する内定者課題です。特に飲食店や小売業などの多店舗展開する企業で行われるケースが多く、実際の職場を見ることで入社後の働くイメージを想起させようとする目的が含まれています。また、レポート化することで当事者意識を養おうという思惑もあります。

内定者懇親会・研修

複数名の内定者がいる場合は、お互いの親睦を深める懇親会やグループワークによる研修を行うケールもあります。これは入社前にお互いの存在を知ると同時に、同期としての意識づけを行うことで入社後も強い結束力のもとで仕事に臨んでもらう目的があります。懇親会は比較的カジュアルな感じで行われることがほとんどで、研修もオンラインで行われるところもあります。

動画によるeラーニング

専門性が求められる仕事の場合、基礎知識やスキルの習得を目的とした事前研修を行うこともあります。自由な時間で受講できるようeラーニングを採用するところも多く、中にはレポートの提出やオンライン上でのディスカッションの場を儲けるなど、様々な形で受講者を飽きさせない取り組みも行われています。

アルバイトとしてのOJT

入社日前に現場で働いてもらうことで実践的な知識やスキルの習得が可能になり、ある程度の準備ができた状態で入社日を迎えるという内定者研修です。職場や仕事への理解促進だけではなく報酬を手にすることができるので、実利的なメリットも得られるのが大きな特徴です。

「内定者課題」を受ける際の注意点

内定者研修は入社までの空白を埋めることで内定辞退を防ぐ目的がありますが、受けるからには最低限守らなければならない暗黙のルールがあります。ほぼ入社が決まっているからといって油断していると、最悪の場合「内定取り消し」となる場合もあります。くれぐれも以下のポイントに注意を払い、取り組むように心がけましょう。

期日や時間は絶対に守る

読書感想文やレポートの提出を求められる場合は、必ず期限が設けられています。社会人として守るべき時間をいかに意識できているか、締め切りを守れないと信用の失墜にもつながっていきます。ギリギリではなく、早めに提出することでいい印象を植え付けることができるはずです。懇親会や研修などにおいても、遅刻することは絶対にやめましょう。

積極的にコミュニケーションをはかる

懇親会やグループワーク、職場見学などにおいては、できるだけ自分からコミュニケーショをはかるようにしましょう。出しゃばる必要はありませんが、特に同期同士や先輩社員とのやりとりにおいては、話題のキッカケを自分からつくることで周囲への印象も良くなるはずです。

スーツなど身だしなみに配慮する

就職活動がひと段落すれば、入社までスーツを着なくてもいいというわけにもいきません。オンラインを含めて内定者課題においても服装は私服ではなく、スーツを着用することを心がけましょう。私服勤務の会社の場合、事前に確認を取れば間違いを犯すこともないでしょう。

課題には真摯に取り組む

入社までの期間に行う内定者課題において、企業側は内定者にできるだけ負担をかけさせないよう配慮しています。それを都合よく解釈して、適当に対応するのは不真面目な印象しか与えません。これから社会人となるファーストステップを踏み出す意識をもって、真摯な姿勢で課題に取り組むことが大事です。なお、懇親会や研修に参加できない場合は、その旨について理由を添えて早めに申し出ましょう。

「内定者課題」対策はこれで大丈夫!

内定者課題は内定者にとっても自分自身のアピールを行うには絶好の機会ですし、場合によっては配属先を決める際に大きな影響を与えるケースもあります。仮に参加自由であっても、積極的に課題に取り組んだ方が必ずプラスになるはずです。

いずれにしても入社してからは本格的な研修が行われますし、社会人としての現実に直面するシーンも増えていきます。それに向けての心構えを身につけていけるので、内定者課題を受ける大きな意義となるはずです。とはいえガチガチに身構えるのではなく、内定者課題を楽しむくらいのスタンスで臨むがちょうどいいでしょう。

インタツアーでは他にも就職活動に関して何かわからないこと、心配なことがあれば、インターツアーコンシェルジュが親身になってご相談に応じます。まずはご連絡を。

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