就職活動をはじめてみると「会社説明会」や「合同説明会」、「就活セミナー」など様々なイベントへの参加案内を受ける機会が多くなります。業界や企業、仕事のことなどを詳しく知ることができる上、選考へ進めるチャンスも得られる就活イベント。かつては対面で行われるケースが当たり前でしたが、コロナ禍を機にオンラインで実施する企業も増えてきました。そこでそれぞれのメリットやデメリットなどを紹介することで、今後の就職活動を効率的に進められるヒントとしてほしいと思います。
オンライン/対面でのメリット・デメリットは表裏一体!
就活イベントにおけるオンラインと対面では、メリットとデメリットは基本的に正反対であることを認識しておきましょう。ここではオンラインイベントに関するメリットとデメリットを紹介することで、対面イベントとの違いを認識したいと思います。
■メリットその1:移動における無駄が省ける
基本的に自宅で参加できるので、会場に向かう交通費も移動時間もかかりません。就職活動におけるコスパ・タイパは、対面よりも遥かに良いです。
■メリットその2:リラックスできる
服装こそスーツであっても落ち着いた雰囲気の中で会社説明会や就活セミナーなどの参加できますし、何よりも忘れ物の心配も必要なくなります。
■メリットその3:他の学生の目が気にならない
オンライン会議ツールでは参加者の顔が見えるケースも多くありますが、直接その場にいるわけではないので、必要以上に他人の目を気にすることはありません。
■デメリットその1:実際の雰囲気は感じ取れない
会社説明会や就活セミナーの登壇者の顔や声は確認できても、実際の雰囲気や熱量を感じることは難しくなります。理解も表面的になりがちになるでしょう。
■デメリットその2:直接対話ができない
会社説明会も就活セミナーも質疑応答の時間を設けているものの、時間になれば回線が切られて終了となります。追加の質問などがしにくい点も考慮が必要です。
■デメリットその3:学生同士の輪がつくられない
オンラインではほとんどが一度きりであり、学生同士のコミュニケーションも生まれにくいデメリットがあります。情報交換などの機会も失われるでしょう。
就活イベント、オンラインor対面の上手な選び方は?
オンライン型も対面型も、それぞれにメリットとデメリットがあることが理解できたでしょう。つまり、それぞれの特徴を活かしながら、目的に応じて使い分けることが就活イベント参加の大きなポイントとなります。そこでそれぞれの活用ポイントを紹介し、今後の使い分けのヒントにしてほしいと思います。
■オンラインイベントの活用ポイント
・1日でいくつもの会社説明会や就活セミナーに参加する
・他に大事な用事が多く、隙間時間で就職活動したい
・就活テクニックなどのノウハウを覚えたい
…など、オンラインはインプットしたいケースに効力を発揮します。座学によるセミナーを受けたい、または就職活動でできるだけ効率的に行いたい学生には、オンラインイベントの良さが活かされるでしょう。
■対面イベントの活用ポイント
・会社や社員同士の雰囲気を直に知りたい
・人事担当や先輩社員と会話がしたい
・グループワークやディスカッションを通じて仲間を増やしたい
…など、対面はアウトプットの要素が強いイベントともいえます。人と人との関わりから魅力や有益な情報を入手したい、ネットワークを広がたいという意欲的な学生は、対面イベントに参加することで多くのメリットを享受できるでしょう。
もちろん、オンラインでも人事担当者や先輩社員が登壇することでコミュニケーションをはかることができるので、アウトプットも可能となります。固定概念にとらわれずにその時の状況に応じて、それぞれを使い分けることも必要であることを認識しておきましょう。
就活イベントってどんな種類があるの?
オンライン/対面はあくまでも就活イベントの開催スタイルでありますので、もっと効率よく活用したいのであれば、どのような種類の就活イベントがあるかも把握したいところ。いくつかの種類とそれぞれの特徴も一緒に紹介しますので、就活状況に応じて上手に活用してください。
■総合型企業説明会
あらゆる業界や企業が参加する就活イベントで、基本的にコンベンションセンターなど大規模な会場で行われます。業界を代表する大手企業のほか、規模は小さいが将来性が見込めるベンチャー企業、業界の重要なポジションを担う中小企業にいたるまで、多くの出会いを実現できる場として活用できます
■業界特化型企業説明会
その名の通り、一つの業界に特化して行われる企業説明会です。ITや金融、メーカー、サービス、クリエイティブ、教育・福祉など、すでに志望する業界が決まっている学生向きといえるでしょう。特定の業界のみなので参加企業の比較がしやすく、自分に合った環境が荒びやすくなるでしょう。
■学部・学科限定型企業説明会
学生一人ひとりの属性に絞り込んだ企業説明会で、どちらかというと理系学生を対象に実施されるケースが多い就活イベントです。特にITエンジニアなどの技術職に特化することが多く、これまでの専攻科目や研究内容から自己アピールしやすいのが特徴です。専門的な質問もできるので、より詳細について知ることもできます。
■個別企業説明会
企業単独で実施する会社説明会のことで、すでにエントリー先をリストアップしている学生が多く参加します。企業側はオリジナリティあふれるコンテンツを用意し、自社や仕事の魅力をアピールしてくることが大きな特徴です。ただ、他の会社との比較がしにくいので、事前準備の他に説明会での内容をしっかり把握する必要があります。
■オリエンテーション・セミナー・ミートアップ
いずれもカッチリとした会社説明会というよりも、気軽に参加して人事担当者との交流がはかれる就活イベントです。エントリーが必須でないケースがほとんどで、選考前に会社について知りたいことが知れる点が大きな特徴です。
■インターンシップ
就職活動前に実際に企業の職場にて、業務の一部を体験する就活イベントです。1〜2日程度の短期もあれば、1ヶ月以上の長期もあります。職場の雰囲気を感じると同時に仕事への理解が深まるので、参加する学生も年々増加の傾向にあります。中には人数制限もあるので、すべての学生が参加できるとは限りません。
状況に応じて就活イベントを使い分けよう
就活イベントは就職活動前に行うものもあれば、かなり長い期間の中で随時開催されるものもあります。インターンシップやオリエンテーションなどは早いタイミングで就職活動を行い、3月1日の情報解禁と同時にスタートダッシュをはかりたい学生向けと言えるでしょう。
逆に自分の適性がわからない、業界や企業にこだわりがない学生は、継続して行われる総合型企業説明会に参加することで、出会いの機会を増やすことがオススメです。また、就活をリスタートしたいという人にとっては、会社説明会を通じて募集企業を探す手間を省くことが可能です。 早期型も継続型もオンラインで実施されるケースも増えていますので、時間を効率的に使いたい状況でも参加するチャンスは十分あります。
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