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WEBテストの攻略法!種類や対策を学んで本番に備えよう

就活で避けては通れないWEBテスト。みなさんは、すでに対策をしていますか?「万全な準備ができている」と言い切れない方は、その内容や種類、対策方法などを確認してみてください。

WEBテストとは

WEBテストとは、企業が就活生の基礎学力を見極めるために行われるテストです。業界や業種を問わず実施されており、2020年の調査では87.8%が適性検査や筆記試験を課しています。

受験する方法は様々で、自宅や大学などで受けられるものもあれば、テストセンターなどに行って受けることもあります。コロナ禍では密を避けるため、自宅受験が増えている傾向です。これにより自宅での替え玉受験という不正がニュースをにぎわせましたが、企業側はこうした行為に対して非常に厳しい措置をとっているため、絶対にやめましょう。

また、WEBテストは一次選考として課されることが多く、一定の成績を収めなければ足切りされてしまう可能性が高いです。いくら優れた志望動機などを考えていても、それを面接官に聞いてもらうこともなく終わってしまうことになるので、確実に突破できるよう万全の準備を整えましょう。

WEBテストの種類

WEBテストには、いくつかの種類があります。それぞれ出題される内容や傾向が異なるため、事前に理解しておきましょう。

SPI

SPIはいわばWEBテストの王道のような存在で、就活生ならどこかで一度は耳にしたことがあるかもしれません。リクルートが提供しており、日本で最も多くの企業で導入されています。内容は「能力検査」と「性格検査」に分かれています。

能力検査では課題を合理的に思考し、効率的に解決するといったような能力が計られます。問題は言語分野と非言語分野にわかれ、言語分野では語彙力や文章読解能力に関する問題が出題されます。非言語分野で出るのは、計算問題や推論、確率問題などです。

性格検査では、受験者の性格や考え方などをチェックされます。日頃の行動や考えに関して、選択式で回答します。受験方法は、テストセンターでの受験、自宅での受験、応募先企業が手配した場所での受験、応募先での受験の4種類です。

CAB

CABはComputer Aptitude Batteryの略称で、SEやプログラマー、エンジニアなどの採用で頻繁に活用されます。コンピューターに関する知識と性格テストで構成されており、Web-CABとCABに分かれます。

Web-CABはオンラインで受験するタイプです四則計算が50問、法則性が30問、命令表が15問、暗号が30問出題されます。CABはペーパー形式です。暗算が50問、法則性が40問、命令表が50問、暗号が39問出題されます。Web-CABとCABのどちらも、性格診断が68問出題されます。

GAB

GABはGraduate Aptitude Batterの略称で、総合商社や専門商社、証券会社、総研などで活用されています。C-GAB、Web-GAB、GAB、GAB Compactの4種類があり、C-GABは言語が32問、計数が29問、英語が24問出題されます。性格検査はあらかじめ自宅などで受験し、他のテストをテストセンター会場で受験する形です。

Web-GABは言語52問、計数40問、性格検査68問で構成され、自宅から受験します。GABは言語、計数、パーソナリティから成り、問題数は非公開です。受験場所は、企業が手配した場所になります。また、GABの難易度をと高くして試験時間を短くした、GAB Compactというものもあります。

IMAGES

IMAGESは商社や証券会社など、就活生に人気の企業でよく使われています。他のテストに比べて、短時間で終わる点が特徴です。言語分野では本文を読み、問題文が本文の趣旨に合っているかを回答します。四則計算と英語分野は、難易度は高くありませんがスピードが求められます。

性格テストは30分で68問が出題されるので、素早く答えなくてはなりません。このテストはOPQという種類のもので、Web-GABや玉手箱などと共通の内容になっています。

玉手箱

玉手箱は計数問題、言語問題、英語問題、性格適性があり、複数の出題形式から企業が実施するタイプを組み合わせ、出題されます。計数問題では単なる四則計算だけでなく、図や表から情報を読み取る設問もあります。

受験方法は自宅で受ける方法が主流でしたが、テストセンターで受験するケースもあります。

GFT

GFTは計数15問、言語24問、英語21問あり、企業によって何科目受験するかが変わります。ペーパーテストのみ対応しているため、オンライン就活が主流化した現在はあまり使われていません。また、適性検査がないため能力だけを問われる点も特徴的です。

効果的なWEBテスト対策

WEBテストはどの種類を受験するにしても、事前の対策が必要です。具体的にどのようなことを準備すればよいか、以下の7つを参考にしてみてください。

志望企業の利用するWEBテストを知る

最も大切なのは、志望している企業がどのWEBテストを導入しているか確認することです。違う種類のテスト対策をしてもあまり意味がないので、事前にリサーチをしておきましょう。

自分の苦手分野を早めに見つけて繰り返し解く

WEBテストは計数や英語など、問題の種類があります。その中でも自分の苦手分野を見つけて、重点的に対策するようにしましょう。特に苦手な問題は時間がかかってしまうため、スピーディに解けるよう時間を意識した訓練をしておくことがおすすめです。

テキストは最新のものを選ぶ

WEBテストには対策テキストが販売されていますが、なるべく最新のものを選びましょう。古いものは内容が変わっている可能性があり、せっかく勉強しても役に立たないことがあります。毎年、その年にあわせたものが販売されているのでそちらを活用してください。

同じテキストを繰り返し勉強する

SPIなどのメジャーなWEBテストはいくつもテキストが販売されていますが、あれこれ手を出さず同じものを繰り返し勉強することがおすすめです。何度も勉強することで定着度が高まり、問題を解くスピードも上がります。

本番と同じ時間で解いてみる

実際のWEBテストを受ける前に、本番に近い環境を整え、同じ時間で解いてみてください。いわば模試のように解くことで緊張感が生まれますし、当日はどのような時間配分で取り組むべきかなども検討することができます。

自宅受験ではPCと周りの環境を整える

テストセンターや応募先の企業ではなく自宅で受験する場合は、しっかりと環境を整えておきましょう。人が立ち入らない静かなスペースを確保し、使用するPCが途中で電源が落ちたり更新が始まったりしないようにしてください。また、JAVA scriptなど何が必要か事前にチェックしておきましょう。

答えがわからなくても埋めておく

WEBテストに限らず試験の鉄則ではありますが、もし答えがわからなくてもすべて埋めておきましょう。勘が当たって、正答数が増えるかもしれません。また、時間が足りなかった場合でもマークシートはすべて埋めるようにしてください。

万全の体制を整えてWEBテストに挑もう!

企業の選考において、WEBテストを突破することは重要に重要です。新卒採用を行う企業の約9割が導入しており、就活をしているほぼ全員の学生が取り組まなくてはなりません。種類によっては難易度が高かったり問題を解くスピードが求められたりするので、準備が必要です。

しっかりと対策をすることで、よりよい成績を残すことができます。志望する企業から足切りに合わないよう、時間をかけて勉強しておきましょう。

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