就活中は様々な企業の説明会に参加しますが、実は個別説明会と合同説明会には違いがあると知っていましたか?今回は個別説明会に焦点を当て、どのような違いがあるのか、どういったメリット・デメリットがあるのかについて解説していきます。
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個別説明会とは
個別説明会とは、企業が単独で行う説明会のことです。主に企業のオフィスやレンタルスペースなどで開かれます。1社について詳しく話を聞くことができるので、「自分の就活の軸と、この企業はマッチしているか」「もし入社したら、どんなふうに活躍できるか」など具体的に考えることができます。
コロナ禍ではオンラインの個別説明会が増えており、約7割を占めるほどです。人事担当者や現場の方が話している動画を視聴するパターンもあれば、リアルタイムで配信に参加し、質疑応答などのやり取りができるパターンもあります。
どのような形であっても、個別説明会への参加が選考を受けるために必須とされていることが多いので、興味のある企業が開催したものは積極的に参加しましょう。
また、企業によっては非常に人気が高く、個別説明会の予約が1分で終了してしまうことも。そういった企業のものに参加したい場合は、予約開始時間ぴったりにアクセスして、最短で受付完了できるように準備を整えておきましょう。
個別説明会の流れと持ち物
個別説明会の流れは会社によって異なりますが、大枠は似ていることが多いです。まずは会社概要から始まり、会社の歴史や事業内容、商品・サービスなどについて説明されます。次に仕事内容として、先輩社員がどのような仕事をしているか、新入写真の1日のスケジュールはどのような流れかなどの解説があります。
そして、会社のビジョンや将来についての話しがあり、採用情報に移ります。採用情報はエントリー方法の説明など、これからの選考について重要な内容になるので、メモを取るなどしてしっかり聞いておきましょう。最後に、説明会に関するアンケートに回答します。
そして、会社のビジョンや将来についての話しがあり、採用情報に移ります。採用情報はエントリー方法の説明など、これからの選考について重要な内容になるので、メモを取るなどしてしっかり聞いておきましょう。最後に、説明会に関するアンケートに回答します。
また、オンラインではなく訪問型の個別説明会の場合、説明会が終わるとそのまま一次選考を行うケースもあります。この場合、筆記試験を課されることがほとんどのため、事前に予習しておくことが大切です。
合同説明会との違い
合同説明会は展示場など1か所に多くの企業が集まり、一度に様々な企業の説明を聞くことができます。メインとなる時期は、12~3月です。個別説明会は1~4月に多く開催され、2次募集や3次募集がある場合は5月、9月頃にも開かれます。最近は通年採用の企業も徐々に増えてきたので、企業ごとに開催スケジュールは確認するようにしましょう。
個別説明会は1回につき1時間以上あるのに対し、合同説明会では1社あたり20~30分程度の時間になります。これは効率よく複数の企業を回れるための工夫ですが、その分得られる情報量は落ちてしまいます。例えば合同説明会でも個別説明会でも会社概要の説明はありますが、個別説明会では決算報告などの細かいデータまで紹介されることが多いです。
また、その企業に興味を持っている学生同士でつながれるという違いもあります。合同説明会に来ている学生はそれぞれ志望企業がバラバラですし、まだどんな業界を受けようか決めきれていないこともあります。しかし個別説明会に参加している学生は志望度が高いため、エントリーした際に情報交換などできる可能性があります。
個別説明会のメリット
個別説明会には、合同説明会にはない様々なメリットがあります。
参加することでエントリーできる
個別説明会への参加を、エントリーの条件としている企業は珍しくありません。訪問型の場合はそこでESが配られたり一次試験が開催されたりすることもあり、いくら興味を持っても個別説明会に参加しなければそもそも選考を受けられないこともあるので注意しましょう。
企業理解が深まる
個別説明会の時間は1~3時間あるため、その会社の事業や方針など、詳しく知ることができます。また、新入社員に期待することなどが話されることもあるため、自分がどんな社会人になりたいか、どのような企業で働きたいかを検討するうえで非常に役立ちます。
企業について深く知ることは選考を受けるかどうかの判断基準になりますし、受ける場合にはより具体的な志望動機を作れるようになります。
質問しやすい
合同説明会は時間が短く質問に限りがありますが、個別説明会はより長く時間が設けられます。その分、質疑応答に割ける時間も増えるため、参加者から質問がなくなるまで受け付けることもあります。気になることや聞きたいことがある方は、個別説明会がおすすめです。
また、質疑応答を通して先輩社員に詳しく話を聞くことができるため、エントリーして志望動機を作るときにも役立ちます。
オフィスを見られる
個別説明会の会場はレンタルスペースになることもありますが、オフィスで開かれることもあります。実際に足を運ぶことで自分が働くイメージを作りやすくなり、モチベーションも上がるものです。
志望度の高さをアピールできる
一般的に、合同説明会で説明を聞いただけの学生より、個別説明会に参加している学生の方が、志望度が高いと見なされます。後々の選考で不利にならないよう、エントリーする企業の個別説明会には参加しましょう。
個別説明会のデメリット
個別説明会は合同説明会と比べ、いくつかのデメリットもあります。
一度に一社のことしかわからない
合同説明会は多くの企業が同じ場所で説明会を開いているため、一日で何社も参加することができます。一方で個別説明会は時間が長いうえにその企業の話しか聞けないため、効率がよいとはいえません。
失敗すると悪目立ちしやすい
個別説明会では、どの学生が参加するのかあらかじめ予約情報などでチェックしています。そのため、もし無断欠席や遅刻をすると、非常にネガティブなイメージを与えてしまいます。また、先輩社員との交流の時間などでも、周りの学生が話しているのに一人だけ黙っていると、「あの学生はうちの志望度が低いのだろうか」と思われる可能性もあるでしょう。
合同説明会なら「遅刻しそうだから次の回に参加しよう」などと柔軟に対応できますが、個別説明会はより緊張感をもって望む必要があります。
個別説明会に参加して企業理解を深めよう
個別説明会は企業が単独で行う説明会のことで、その企業についてより詳しく理解することができます。自分と企業がマッチするかを判断するために重要な役割を果たすだけでなく、後の選考を受けるために参加必須となっていることもあるため、興味がある企業のものには参加するようにしましょう。
企業説明会では事業の概要や先輩社員の仕事内容などを知ることができますが、それだけではわからないこともあります。そういった情報を知るために、ぜひビジコミを活用してください。大学生が企業にインタビューした内容が知れるため、「実際、ここはどうなんだろう」と気になっている情報が手に入ることも多々あります。就活を有利に進めるためにも、ぜひ一度ごらんください。
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