こんにちは。ミルフィーユです。
25卒(2025年卒業予定で現在大学3年生)の皆さん、就活の調子はどうですか?
大学のキャリアセッションや合同説明会に行くと、
“インターンシップの制度が変わった” なんてことを耳にします。
でも、
「“変わった”と言われてもまだ何が変わったのか実感が持てない……。」
という学生さんも多いのではないでしょうか。
現在私も大学3年生。
参加したいインターンシップはなんとなく決まってきましたが、新しいインターンシップ制度がどんなものなのか、具体的に内容を想像できていません。
そこで今回は
25卒の学生さんに向けて、
「なぜ変わったの?」
「何が変わったの?」
「改正による企業側のメリットは?」
など、Q&A形式で“新しいインターンシップ”について分かりやすく説明していきます!
夏のインターンシップが始まる前に、新しくなったインターンシップを一緒にマスターしましょう!
改正の背景
まずは
インターンシップ改正の背景について見ていきます!
Q1. なぜ制度を改正するの?
A.インターンシップに明確なルールを与えるためです。
今までのインターンシップには、
「5日以上の就業体験」という決まりのみで、
明確なルールがありませんでした。
ルールが曖昧なことで、実質説明会のようなインターンシップも行われていました。
そこで「キャリア形成支援に関する取り組み4類型」という新しい枠組みが作られました。
以下が4タイプになります。
タイプ1:オープンカンパニー
タイプ2:キャリア教育
タイプ3:汎用的能力・専門活用型インターンシップ
タイプ4:高度専門型インターンシップ
この4タイプのうち、
タイプ3「汎用的能力・専門活用型インターンシップ」とタイプ4「高度専門型インターンシップ」の2つをインターンシップと呼称することが決定。
目的、就業体験、参加期間、実施時期などが詳細に決められ、今までよりもさらに具体的なものになっています。
なるほど。
今までの曖昧な定義を変更することで、解釈の一致を図ったんですね。
背景について理解したところで、次に「汎用的能力・専門活用型インターンシップ」・「高度専門型インターンシップ」の詳細を見ていきましょう!
新しいインターンシップの内容
Q2.「汎用的能力・専門活用型インターンシップ」と「高度専門型インターンシップ」の違いはなんですか?
A.「汎用的能力・専門活用型インターンシップ」は自分の能力を見極めるためのもの。
一方で「高度専門型インターンシップ」は実践力の向上を目的としたものです。「高度専門型インターンシップ」では、より高度な専門性が求められます。
「汎用的能力・専門活用型インターンシップ」は、今までの大学3年次以上を対象として実施されてきた「インターンシップ」に似ていますが、
先ほども言ったように、より具体的なルールに改正されました。
主な要件は5つ。
■「汎用的能力・専門活用型インターンシップ」
☆就業体験要件:学生の参加期間の半分を超える日数を職場での就業体験に充てる(テレワークも可)
☆指導要件:就業体験では職場の社員が学生を指導し、インターンシップ終了後、学生に対しフィードバックを行う
☆実施期間要件:汎用的能力活用型は5日間以上(短期)、専門活用型は2週間以上(長期)
☆実施時期要件:学部3年・4年あるいは修士1年・2年の長期休暇期間
☆情報開示要件:企業はプログラムの内容を詳細に明記する
結構明確になっていますね。
一方で「高度専門型インターンシップ」は、より高度な専門性が求められます。
■「高度専門型インターンシップ」
☆就業体験要件:学生の参加期間の半分を超える日数を職場での就業体験に充てる(テレワークも可)
☆実施期間:
ジョブ型研究インターンシップの場合:2カ月以上(長期)
高度な専門性を重視した修士課程学生向けインターンシップ(仮称)の場合:2週間以上
具体的な要件など、
まだ決まっていない部分もありますが、上記のような特徴があります。
「汎用的能力・専門活用型インターンシップ」では、自分に合った職種なのか、職種との適正を、
「高度専門型インターンシップ」では、より実践的な職業体験とその職種のスキルが得られそうですね。
自分に合ったプログラムを選ぶことで、
各々のキャリア選択を広く、そして深めることができそうです。
学生としては、充実した就業体験になりそうで嬉しい限りですが、企業側のメリットはあるんでしょうか。
企業側のメリット
Q3 企業側のメリットは何ですか?
A. インターンシップで得た学生の個人情報を正式に採用活動で利用できることです。
タイプ3「汎用的能力・専門活用型インターンシップ」・タイプ4「高度専門型インターンシップ」どちらでも利用可能です。
これまで、インターンシップで得た学生の個人情報を採用活動に利用することは認められていませんでしたが、
条件を満たしたインターンシップを開催することで利用が可能になります。
さらにルールを守った企業には公認インターンシップであることを証明する
「産学協議会基準準拠マーク」が与えられます。
企業にとっても大きなメリットになりそうですよね。
【※「汎用的能力・専門活用型インターンシップ」では、先ほど挙げた5つの要件を満たすことで利用が可能になります。】
【※採用広報に使えるのは採用活動開始の3月1日からで、採用選考に使えるのは選考開始の6月1日からです。個別の連絡に使うことはできません。】
さいごに
今回は25年卒以降の皆さんに向けて新しいインターンシップについて説明してきましたが、いかがでしたでしょうか。
私は、ルールが明確になったことで解釈が統一されて、仕組みがより分かりやすくなった印象を持っています。
学生と企業の両方にメリットのある改正なんじゃないでしょうか。
次の記事では、“改正によってこれからの就活がどう変化するか”について考えていきます!
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