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『工作機械・ロボット』 ポイント解説

3ポイントで業界研究をするポイント解説記事、今回は「工作機械・ロボット」業界についてワンポイント解説をします。

(3つのポイント)
この記事では業界の最近の動きを押さえる3つのポイントを中心に解説します。

①米中摩擦・コロナ禍で減った設備投資が復調
②IoT、AIなど自動化技術の導入が増加
③ロボットは非接触接客ニーズに大きく伸び

設備投資の復調、自動化技術、ロボットニーズの伸びについて説明します。

工作機械・ロボット業界とは

まずは最初に「工作機械・ロボット」業界の概要を確認していきましょう。

工作機械とは、金属や樹脂を削った穴を開けたりする機械を指し、産業ロボットとは、人間に代わって塗装や溶接、部品の取り付けなどを行う機械を指します。どちらも工場で主に金属の素材を加工することが主な仕事内容の設備です。「工作機械・ロボット」業界はこの設備を製造販売しています。

工作機械は、モノづくりにとって必要不可欠な存在であり、「マザーマシン(母なる機械)」とも呼ばれています。また、工作機械の受注高は、景気動向の指標として用いられることがあるほど、将来性もあり、技術面の工夫をすることによって高い利益率が見込める業界とも言われています。

工作機械の中には、金属加工のNC装置、プレス加工機などのほか、加工機械に組み込まれる金型などのメーカーも存在します。

工作機械・産業ロボットは、様々な製造業企業の設備投資として購入されることが多く、製造業全体を影ながら支える大変重要な役割を担っています。

また、近年では、工業用ロボットの他に、人間の生活空間で動くサービス系ロボットも市場で拡大しています。
医療や介護、掃除や警備、災害や建設など、ありとあらゆる場面で人の支えになるサービスロボットは、いくつのもの業界に渡って活用されています。まだまだ発展の途中というこもあり、今後さらに技術が進めば、活躍できる場がもっと広がることでしょう。

市場の規模と変化

工作機械・ロボット業界は、米中摩擦とコロナによって設備投資が減速しました。設備投資が減速することで、工場もストップし、工作機械・ロボット業界に関わる全ての人に大変な犠牲を払ったのも事実です。

しかし、モノづくりは、日本だけでなくどの国でも産業を発展させるために必要なものであることは変わりありません。コロナ後は以前と同じようにモノづくりに励むことができるため、回復が進むことでしょう。

NC工作機械では、ファナックや三菱電機が世界的なシェアを誇ります。また、国内にはDMG森精機やヤマザキマザック、ジェイテクトなど世界的な工作機械メーカーが多数存在しており、ドイツやアメリカなどのメーカーと並んで世界市場をリードしています。

産業用ロボットでは、ファナックや川崎重工、安川電機などが世界的なシェアを誇ります。
工作機械向けの部品や金型メーカーでも日本の技術力は世界レベルと言われています。繊細で技術の高い製品を作ることで世界的な信用を得ています。

サービスロボットでは米国、中国のメーカーが先行していますが、日本も負けてはいません。高齢化が進んでいる現在、医療や介護の場面においても、サービスロボットの導入によって重労働を減らすことができたり、コロナ禍の今だからこそ非接触型の接客が可能になったりと、私たちの生活が助かる場面も増えてきています。

ロボット業界の中でも、サービスロボットは注目の業界です。

トピックス1

①米中摩擦・コロナ禍で減った設備投資が復調

工作機械・ロボット業界では、2018年から米中摩擦によって設備投資が減速し、コロナ禍でさらに市場が停滞している状態が続いています。コロナ後の回復で設備投資が回復すれば工作機械・ロボット業界も息を吹き返すことでしょう。

ただ、コロナ禍の現在でも中国市場における工作機械・ロボット業界の利益は右肩上がりです。今後は中国市場では日本のメーカーの存在感が高いですが、中国国内のメーカーも品質を上げてきており侮れない存在です。

トピックス2

②IoT、AIなど自動化技術の導入が増加

工作機械・ロボット業界では、IoT化が進み通信ネットワークでの状況把握や生産指示などが普及し始めています。AI画像処理で製品検査なども自動化が進み生産性もアップしました。
今後、既存製品からIoT対応製品へのアップグレードが見込まれることから、工作機械市場の活況が予想されます。

トピックス3

③ロボットは非接触接客ニーズに大きく伸び

コロナ禍で非接触接客ニーズが増加しつつあり、接客や配膳などのロボット需要の増加が見込まれます。人と人とが触れあえないのは寂しい気もしますが、コロナ感染を防ぐうえでは、非常に便利で画期的な策であることは間違いありません。
配膳や警備などサービスロボット市場が大きく伸びれば、メンテナンスやリース、中古市場など、市場の拡大が見込めます。

まとめ

工作機械・ロボット業界は、今後私たちの生活に大きく貢献してくれることが期待できる業界です。モノづくりは、私たちの生活に欠かすことはできませんし、製造業にとってもなくてはならない業界の一つです。

同業界への就職では、専門的な知識が必要となるためしっかりとスキルを磨く必要はあります。工作機械・ロボット業界の最新の動向を知りたい場合は、ニュースサイトや技術系サイトで情報収集をするといいでしょう。

就活の中でこの業界を見るときは、自分がどんな形で製品や製造に関わり合いたいのか、どんな製品の開発に関わってみたいのか、などを念頭に企業を選んでみましょう。

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