就職活動に役立つ業界研究を3つのポイントから解説していきます。
今回は玩具業界について解説をします。
(3つのポイント)
この記事では業界の最近の動きを押さえる3つのポイントを中心に解説します。
- 少子高齢化の中でも堅調な業界
- パソコン・タブレット型の教育玩具が人気
- 玩具業界の海外展開
Table of Contents
■玩具業界とは
玩具業界には玩具製造企業、玩具メーカー、小売店から成り立っています。ここでは玩具メーカーについて解説します。
日本の玩具メーカーにはバンダイナムコホールディングス、タカラトミー、サンリオと言った大手メーカー、中堅メーカーにはピープル、エポック社、壽屋、セガトイズ、タミヤ等があります。中堅メーカーでも会社名は知らなくても各社の扱っているコンテンツ名を聞けば身近にその製品があると思います。
玩具と一言で言っても赤ちゃんから大人の「娯楽」まで様々商品があります。
大人にも人気が根強いガンダムや仮面ライダー、子供に人気のプリキュア、アンパンマンはバンダイナムコホールディングスの有力コンテンツです。タカラトミーはリカちゃん、プラレールをはじめ、家族や友人と楽しめるボードゲームの人生ゲーム等を展開しています。
マニアに人気のフィギアを中心とした壽屋や海洋堂、すみっコぐらしのセガトイズ、エポック社はインテリアとしても人気のあるシルバニアファミリー等、各社人気コンテンツをそれぞれ持っています。
海外企業ではきかんしゃトーマス、UNOのマテル、人気のテーマパークもあるレゴグループが大手企業になります。
このように会社名は耳にした事がなくてもコンテンツ名を聞けばほとんどが聞いた事のある製品を扱っている企業と知ることが出来ます。
■市場の規模と変化
玩具業界はコロナ禍には巣ごもり需要も増加、少子化が進んでいる中でも業績は好調に推移しています。2021年度は過去最高の市場規模の8946億円の売り上げがありました。世界規模でも13兆5546億円とこちらも前年より増加しています。
要因としてコロナ禍で大人も楽しめるコンテンツのジグソーパズルやゲームと言った需要が増えました。また大きな収益になったのはトレーディングカード(トレカ)が前年比45.6%増となり玩具業界を好調にしています。巣ごもり需要の反動も多少はありましたが、人気アニメの関連グッズやジュラシックワールドと言った映画の関連グッズを展開しカバーしています。
国内の業績は好調ですが今後は海外展開やスマートフォンゲーム、ITを使用した教育玩具等の展開も期待されます。
トピックス①少子高齢化の中でも堅調な業界
消費者が対象となる業界では日本国内の少子高齢化は市場低下の懸念点となっています。玩具業界は近年の少子高齢化の状況でも市場は好調です。マニア向けのフィギアは子供の玩具の域を超え何十万円と言った高額な商品になっている商品もあります。人気コンテンツのリカちゃんやシルバニアファミリー等はコレクションとして集めている女性も多いです。
そこには品質の良い日本玩具というブランディングがされていると考えられます。その為、子供だけでなく大人も手に取りたくなるような製品が多く幅広いターゲットを消費者に出来ています。こう言った事が理由で少子高齢化の中でも堅調な業界となっています。
トピックス②パソコン・タブレット型の教育玩具が人気
パソコンやタブレットは一人1台保有している家庭も多くなっています。玩具業界でもパソコンやタブレットを利用するコンテンツに力を入れています。
その中でも教育玩具が人気を集め注目されています。
既存のデバイスにアプリを入れて利用できるものや子供用パソコンといった本体も含め販売しているものもあります。教育玩具はプログラミングや言語学習、理科実験やアート作成等があります。幼少期から場所を選ばずITに触れられるこのコンテンツは今後も新しい製品が生まれ市場に好影響を与える可能性があります。
トピックス③玩具業界の海外展開
国内の業績も好調ですが少子高齢化の問題にも各企業は敏感に動いています。今後は日本の人気コンテンツやアニメやキャラクターの商品で海外展開を行う企業が増えてくると予測できます。
現状でも品質や安全性が高い日本製を武器に海外展開をしている企業は少なくありません。タカラは日本製と言うブランディングでミニカーやプラレール、アニアと呼ばれる動物のフィギアを海外展開しています。バンダイは海外でも人気のアニメのキャラクターグッズ等で欧米地域を含め中国市場にも進出しています。サンリオのコンテンツは海外有名アーティストにも人気があります。
今後の各社の海外展開は玩具業界の市場に影響を与える可能性があります。
まとめ
玩具業界が取り扱う商品は大人になっても一度は手にしたことがある身近な業界です。
おもちゃが好き、このコンテンツが好きと言ったきっかけだけでなく、グローバルに活躍できる海外進出の動向、ITに特化した知的・教育玩具や新たなコンテンツの開発といった展開がどの企業でどう行われるかを研究して就職活動を行う企業を選択するのも良いでしょう。
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