就活の際、「就活エージェントを使おうか」と考える方も多いです。しかしネットで調べると、「就活エージェントは怪しい」「騙されるから使わない方がいい」という意見もあります。そこで今回は、就活エージェントは本当に怪しいのか、どうすれば安心して活用できるのかについて解説します。
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就活エージェントとは?
結論からいうと、就活エージェントすべてが怪しいというのは間違いです。そもそも就活エージェントとは、キャリアコンサルタントが学生につき、「どんな仕事がしたいか」「どんな強み・弱みがあるのか」といった点を細かくヒアリングし、その人にあった企業を探します。
また、自己分析のサポートや面接練習など、様々なアドバイスをもらえる点も特徴の一つ。自分の弱点を見つけて効率的に就活ができるため、就活エージェントを活用してスピーディに終わらせる学生も多いです。
デメリットとして、こまめな連絡が必要になるのでそれが煩雑に感じられるという点が挙げられます。とはいえ、エージェントを利用しなくても就活中は人事の方との連絡が発生するため、大きな問題ではありません。
就活エージェントは必ずしも利用する必要はありません。ただし、なるべく早く内定を獲得したい方にはおすすめです。ひたすら選考を受け続けても落ちてしまう方は、一人で頑張っていてもなかなか結果が出ないことも多いです。就活エージェントを頼って客観的な意見をもらうことで、突破口が開けることがあります。今行き詰っている人は、一度登録してみるのも一手です。
また、リクナビやマイナビといった大手就活サイトを活用しきれていない方もぜひ使ってみてください。大量の求人が出ている中から自分にあった案件を探し当てるのは非常に大変ですが、就活エージェントは就活生の特性を理解した上で効率的に案件を探してくれるので、自分にとっての優良求人に効率的に出会うことができます。
就活エージェントが怪しいと言われるワケ
なぜ、就活エージェントは怪しいと言われてしまうのでしょうか。それは、自分のノルマを優先してマッチしない企業を紹介してくる人がいるためです。「この学生が内定をとれれば、その後どうなっても関係ない」「選定せずとにかく紹介しよう」という考えでてきとうに紹介するため、一人ひとりの就活生のことを考えず、面接を受けさせようとします。
特に、キャンパスで声をかけてくる就活エージェントは悪質なケースが多いです。「話しかけてくれた人が良い人そうだったから」という理由で安易に登録する人も少なくないのですが、しっかり評判を確認しましょう。
就活エージェントを活用するポイント
少なからず、実際に怪しい就活エージェントがいるとなると、利用するのが怖くなってしまいますよね。そこできちんとエージェントを活用するためのポイントを解説します。
どの業界が得意か事前に調べる
就活エージェントには得意な業界とそうではない業界があります。まず志望業界を絞り、そこにあうエージェントを使うようにしましょう。「医療系 就活エージェント」「商社 就活エージェント」など業界と一緒に検索すると、そこを得意とするエージェントにたどり着けます。
もし、「まだ業界を絞り切れない」という場合は、ひとまず、業界を問わず広く対応しているエージェントに登録してみてください。そこでエージェントにどんなことが聞けるか、どのような手順で選考が進められるかを理解しておくことで、業界を絞ったあとにスムーズに進めることができます。
一人のエージェントに頼らない
危就活エージェントとはいえ結局は人間なので、自分との相性の良し悪しがあります。たった一人だけに頼るのは危険なので、いくつかのサービスに登録して何人かのエージェントとやり取りするようにしましょう。そこから「この人にお願いしたい」という方を絞ると、失敗を防げます。
また、「このサービスは気に入っているが担当者との相性が悪い」ということであれば、変更をしてもらうこともできます。Webサイトなどから、どういった理由で変更したいかを伝えることで別の方に担当してもらえます。ただし、何度も変更を希望すると対応できないことも多いので、基本的には一度だけにしておく方が無難です。
コミュニケーションで遠慮しない
就活エージェントを活用するなら、「面接練習をしてもらいたいが、忙しくないだろうか」など遠慮は無用です。内定を獲得するために必要なことであれば、積極的にお願いしてみましょう。エージェントとしても変に遠慮をして結果を出せないより、しっかり内定を獲得した方が良いと考えています。むしろ、こちらのお願いを面倒がるようなエージェントは不適切なので、別のサービスに切り替えてください。
就活エージェントにお願いできる内容は、選考やキャリアに関する相談です。例えば業界研究についてアドバイスをもらったり、自己分析の結果を見てもらって多角的な視点で意見をもらったりすることができます。ESを提出する前に添削してもらうこともできますし、模擬面接を通して自分が気づいていない癖やよくない答え方を矯正することも可能です。
不採用理由を聞く
就活では基本的に不合格の理由を聞くことができません。しかし就活エージェントを経由して、その詳細を聞くことができるケースがあります。自分の何が悪かったかのかを確認し、そのフィードバックを次回の選考に活かしましょう。
「ダメな理由を聞いたら落ち込んでしまうかもしれない」と思うかもしれませんが、実際に選考を見てもらった企業の方からのフィードバックは、何よりも成長のチャンスです。「自分はダメだ」と落ち込むのではなく、「これを聞くことで内定に近づいた」と前向きにとらえるようにしてください。
スピーディに連絡する
「就活エージェントは怪しい、使わない方がいい」と言っている人の中には、単に自分の能力が足りず就活エージェントを活用しきれていない方もいます。例えば、せっかくエージェントから連絡が来ているのにすぐに返信せず無視した結果、そのエージェントの中で自分の優先度が低くなりなかなか求人を紹介してもらえなくなることがあります。
少なくとも、メールは遅くともその日のうちに返すようにして、電話が来て取れなかったらかけなおすようにしましょう。また、面談をすっぽかしたりせず、書類やデータの提出期限は守りましょう。
就活エージェントをよく調べてから活用しよう!
就活エージェントは怪しいこともありますが、真摯に向き合ってくれることも多いです。まずは事前にリサーチして、「この就活エージェントは安全か?」「自分に合うのだろうか?」と考えてから登録するようにしましょう。
また、就活がエージェントに頼りきりになるのも考えものです。すべてを人任せにして内定をとっても、入社後に働くのは自分自身のため、ほかの就活方法にトライしたり内定獲得後に自分磨きをするなど、気を付けましょう。
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