「面接は第一印象がカギ。合否はだいたい開始5分で決めています」
これは、ある面接官が発した衝撃の一言。
この一言でいかに第一印象が重要なのかを悟ることに……。
それにしても、数分で合否が決まっちゃうなんて無念すぎる。学生は一つの面接に向かって時間をかけて必死に対策をするというのに。(泣)
もちろん、全ての面接官が数分で合否を判断しているとは限りませんが、第一印象が大切なのは間違いなさそう。
実際メラビアンの法則(※)では、印象が決まる時間は3~5秒とされています。さらに第一印象を覆すには2時間(諸説あり)もかかるのだとか!
(※メラビアンの法則とは、コミュニケーションにおける言語、聴覚、視覚の影響の割合を表す心理学上の法則。ビジネスシーンをはじめとして、コミュニケーションを円滑に進めるために活用されている)
面接は長くても1時間なので、第一印象が悪いと面接全体に悪影響を及ぼしてしまいますね。
これはもう、第一印象を良くする方法を知るしかない!
ということで、今回は印象UPにつながるポイントを3つ紹介していきます!
面接ラッシュの時期ももう間近です。
ぜひこれから紹介するテクニックを就活に生かしてみてください!
Table of Contents
【印象UPへの道 その一】 ~表情管理編~
メラビアンの法則曰く、コミュニケーションにおいて一番重視されているのは視覚情報でその数値はなんと55%にも及びます。
つまり、見た目や表情から印象が半分ほど決まるということです。だいぶ大きいですね。
身だしなみについてはこちらの記事を参考にしていただいて、ここでは表情に注目したいと思います。
表情管理において欠かせない要素があるのですが、皆さん何かお分かりでしょうか。
そうです。
笑顔です^^
就活で無双していた先輩曰く、「面接において笑顔は命」とのこと。
口角を上げて笑うことはもちろん、目元でも笑うことを徹底していたそうです。
たとえ面接官に素っ気ない態度を取られてしまっても、学生側は笑顔を忘れずにいたいですね。
苦手な人は練習あるのみです。(ちなみにホテルで働く友人は、割り箸を口に挟んで口角を上げる訓練をしていました……!)
笑顔の次に意識したいのはアイコンタクト。
「目は口ほどに物を言う」なんてことわざ、有名ですよね。
言葉で言わずとも目つきやまなざしに感情が表れる。そのためアイコンタクトは対面のみならず、オンラインの面接でも意識しておきたいところです。
ある採用担当者の方は「オンラインの面接では、カメラを直視できた秒数だけ合格に近づくと思うように」と教えてくれました。それだけ意識すべきことなのでしょうし、相手への印象も左右される一手なのでしょう。
ということで、目はバッキバキに、かつカメラ目線でいきましょう。
【印象UPへの道 その二】 ~話し方編~
メラビアンの法則で二番目に重視されているのは聴覚で全体の38%を占めています。
つまり、第一印象のほとんどが視覚・聴覚の非言語で形成されていることになりますね。
聴覚ということで、ここで展開していくのは面接における話し方。
話し方において気を付けるべきポイントを3つにまとめてみました。
- スピードと「間」
- 緊張を受け入れる
- 抑揚を意識する
順を追って詳しく説明していきます。
スピードと「間」
まずは、語りの速度についてお話しします。
「面接は場数を踏むのみ」なんて言葉があるように、適度なスピードかつ、間を上手く使いながら話すためには慣れが鍵になってきます。
実際、ドラマなどで俳優/女優さんが醸し出す絶妙な「間」というのは、台本を読み込み何度も練習を重ねることでなせる技だと思います。この要領で面接も念入りに準備をしておけば、適度なスピードと間で話すことができるかもしれません。
緊張を受け入れる
面接は緊張がつきものですよね。
「失敗しちゃいけない……」と思えば思うほど、言葉に詰まってしまったり、早口になってしまったりすることってあると思います。
かくいう私も、冷や汗を流さなかった面接は一度もありません(笑)
そもそも緊張は誰でもするものですし、悪いものでもないのです。
大切なのは緊張とのつきあい方。ここで、面接で自分の力を発揮するためのポイントをお伝えします。
それはズバリ、「緊張と戦わない」これに尽きます。
もはや緊張は友達、と思った方が自分のためになるかもしれません。
なぜなら緊張のメカニズムには交感神経(自律神経の種類)が影響しているからです。交感神経を抑えるためには、身体へのアプローチが効果的です。例えば、ぬるま湯につかることや、ヨガなどの軽い運動をすることなどが対策として有効とされています。
緊張とうまくつきあって面接を乗り越えていきたいですね。
抑揚を意識する
みなさん、面接中に声のトーンを意識したことはありますか?
例えば、はつらつとした声で挫折経験を話した場合、話し手の気持ちは相手に伝わりづらいと思います。挫折経験を話す際には少しトーンを下げてみると良さそうですよね。
同じように、話す内容によって声色に変化をつけることができたら、面接官により良い印象を与えられるでしょう。
ちなみに、俳優/女優並みに気持ちを込めて話すと、抑揚をつけやすくなるんだとか。困り眉、眉間に皺を寄せる、なんてテクニックを使っている先輩もいました!(笑)
余裕のある人はぜひ試してみてくださいね。
【印象UPへの道 その三】~対面編~
最後に対面で印象を上げるためのポイントを紹介したいと思います。
オンラインの面接と異なり、全身の動作を面接官に見られているという点を意識しておきたいです。
姿勢を正しくするのはもちろんのこと、動作に緩急をつけたり、指先をそろえたり、身だしなみに細心の注意を払ったりなど、対面の面接で気を付けておきたいことはたくさんあります。
特に、「建物に入ったときから面接は始まっている」という認識をもっておくことを強くおすすめします。
廊下やエレベーターなどで社員さんとすれ違うこともあります。気を引き締めて笑顔と挨拶を忘れないようにしたいですね。
身だしなみを整える場合は、建物の中でなく駅のトイレなどで済ませておくのが吉なのだとか。
オンライン面接におけるポイントを押さえておきたい人はこちらの記事を参照してみてください。
就活本番も、気合を入れて頑張りましょう!
インタツアー学生編集部