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【就活コラム】社会人になるってどういうことだろう?性格バラバラな大学生5人組が、働くうえでの「自分らしさ」について考えてみた。

はじめに

将来なりたい自分像とは何か、自分に合った仕事とは、自分らしい働き方とはどのようなものか。

多様性時代の今、「自分らしさ」というキーワードが重視される風潮が生まれています。

就職活動においても、福利厚生や働き方に着目し、QOL(クオリティー・オブ・ライフ)を軸に企業を探しているという方もいらっしゃると思います。

しかし実際、社会人として働く中で「自分らしさ」はどんな効果を持つのでしょうか。

 “社会人になるってどういうこと?”

“働くうえで「自分らしさ」が持つ意味合いって?”

私(ミルフィーユ)を含む5名のインターン生が、グループディスカッションで
社会人になるにあたって大事な心構えについて議論しました。

ディスカッションのお題

こんにちは。学生ライターのミルフィーユです。

さっそく今回のディスカッションのお題を発表します。

・テーマ
『社会人として働くうえでの「自分らしさ」って何だろう?』

・参加者
インターン先の社員さん(司会)、学生5名

そもそも「自分らしさ」ってなに?

司会:まず「自分らしさ」の言葉の定義について考えてみようか。皆は生活の中で、「自分らしさ」ってどんな意味合いで使っている?

学生A:僕は「個性」や「キャラクター」といった言葉と同じ意味で使ってるよ。「自分らしさ」を持っている人って、飾らない感じや自然体なイメージがあるな。

学生B:私も「個性」と近い意味で使っているかな。「自分らしさ」がある人って、その人らしい趣味や意見を持っていると思う。

学生C:繕わない感じとか、周囲に左右されずに自分の意見を貫く姿勢ってちょっと憧れるよね。

学生D:「自分らしさ」って就活でも考えることが多い言葉だと思う。自己分析で改めて自分と向き合ったり、面接でも「あなたらしさとは何ですか?」って聞かれる事があるから、就活生にとって結構身近な言葉なんじゃないかな。

学生E:「自分らしさ」を理解していると何の職業に就きたいのか、どんな働き方がしたいのか、社会人になるイメージが明確になるかもしれないね。

司会:「自分らしさ」は、日常生活でも就活の場面でも使われることが多い言葉なんだね。じゃあ次に、実際に社会人として仕事をする場面を想定してディスカッションしてみようか。

「自分らしさ」は場面によって使い分けが大切?

司会 : 次に、職場でどんな時に「自分らしさ」が求められるか考えてみよう。実際に働いている場面を想像しながら説明してほしいな。

学生B:私は企画案をプレゼンテーションするときに「自分らしさ」が必要になると思う。堂々とした姿勢で臨んだり周囲に左右されない意見を持っていたりすると、相手の関心を引けて、話を聞いてもらいやすくなるんじゃないかな。

学生A:僕は顧客対応をしている時に求められると思うな。会合や接待、電話対応とかもそうだけど、素直な受け答えは相手に好印象を与えるし、信頼を得る効果もあると思う。人と関わるときはビジネスマナーは守らないといけないけどね。

学生E:たしかに繕わない姿勢って接していて気持ちが良いよね。それに、自分らしくいるって、働いていてストレスがたまりにくそう。本音を言い合える環境があることが前提ではあるけど、自然体で職場の人とコミュニケーションをとることは結果的に社内の風通しの良さにも繋がると思うし。

司会:具体的な場面がたくさん挙がったね。じゃあ逆に、「自分らしさ」が求められないシーンって何だと思う?

司会:例えば、取引先の人から依頼を受けて商品のデザインを考える場面があったとして、相手の求めるものと自分の理想がうまく噛み合わなかったとき、皆ならどっちを優先させる?

学生E:私は相手の希望通りのデザインと、自分の理想を取り入れたデザイン、2パターン提出するかな。

学生C:私もそうするかも。「自分らしさ」を主張することも大事だけど、やっぱりお金をもらって仕事をしてるし……

学生A:僕はやっぱりデザイナーとしての自分のセンスを信じたいと思うかもしれない。

学生B:私は取引先の人の意見に従うかな。取引先の人に「デザインは貴方のセンスに任せる」と言われていたら別だけど、今回の場合は相手の希望を取り入れることが優先だと思う。

司会:意見が分かれたね。自分の意見を主張することも大事だけど、でもやっぱりお金をもらって仕事をするわけだから、相手の意向を無視するわけにはいかない。職場で「自分らしさ」を表現するときには、それが求められている状況と求められていない状況の見極めが大切かもしれないね。

学生D:たしかに。会社は組織として動いているから、もし皆が皆個人の意見を主張していたら連携がとれずに仕事が進まないのかも。

学生E:協調性を持つことも仕事をするうえでは大事なんだね。

学生から社会人になること

司会:ここまで「自分らしさ」という言葉が持つ意味について考えてきたけど、これから社会人になる皆はどんなことを感じた?

学生D:普段ポジティブに使っている言葉でも、状況によってはマイナスに作用することもあると感じた。普段自分が使っている言葉について考える機会は少なかったけど、正しい言葉遣いはES(エントリーシート)を書く際や面接の場でも必要だと思うから、これを機に見直したいと思う。

学生E:職場では自分の意見を主張するだけじゃなく、周囲の人の意見も尊重することが大事だと思った。プライベートではQOLなど人生を豊かにする選択を大切にしつつ、仕事面では周りに気配りができる社会人を目指したいな。

司会:「自分らしさ」は大切だけど、過度に自分の意見を主張しすぎることで相手に不快感を与えてしまうかもしれない。「相手の気持ちを汲む」ということは結構大事なことで、私も社会人になった今、大切なマインドだなと思う瞬間がたくさんある。これは個人的な見解だけど、自分の意見を主張するだけでなく、仕事仲間の多様な“らしさ”を受け入れて、どうやって業務に活かしていくか考えることが、社会人に求められる資質だと思うな。

まとめ

いかがでしたか。

 “社会人になるってどういうこと?”
“働くうえで「自分らしさ」が持つ意味合いって?”

皆さんもディスカッションを通じて考えを深められたでしょうか。

「自分らしさ」はたしかに大切な心掛けです。

自分に合った仕事を探したり、働きがいを重視したり。
自分を主軸に人生設計を行うのは、とても大事なことだと思います。

しかし、社会人として仕事をする時は「相手の要望を汲む」ことも欠かせません。

自分と周りの人たちのどちらの「らしさ」も大切にできる、そんな社会人を目指したいですね。

最後までお読みいただきありがとうございました。
ミルフィーユでした!

インタツアー学生編集部