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【三省合意改正②】実際どうなの? 改正されたインターン制度による影響

皆さんこんにちは!大学3年生、25卒のがーすーです!
25卒からは、インターン制度改正の年代ですね。  

ちなみに、具体的な改正内容はこんな感じでした。

・就活を大学1年生から始められる
・5日未満の就業体験はインターンとは呼ばない
・インターンは採用活動に直結する
 (採用活動期間中に限る)

今までの就活のイメージとだいぶ違っていませんか……?

インターンへの参加が採用活動に直結することで、
インターンの倍率がすごいことになりそう(汗)

他にも、これから就活を始める世代には
何らかの影響があるのでは?
どんな影響が出てきそうか、就活事情を見ていきましょう!

影響1. 就活の早期化!?

初めに考えられる影響は、就活の早期化。
最近よく耳にしますね。

これ以上早くなるの……?
受け入れたくない現実ですが、これから更に早期化が進みそう。

というのも、三省合意改正により
1年生から参加できる、オープンカンパニー
(企業や業界の情報収集)、
キャリア教育(自分のキャリアを考える機会)が制定されました。

これで大学受験が落ち着いたと思ったら、すぐに就活と向き合うことに。
息つく暇もない……。
早期化による焦りは加速し、就活の不安が増してきます。

でも、裏を返せば早期化によるメリットもあるのでは……?と。

就活を早く始めれば、こんなことができます。
・自己分析を丁寧にできる
・出会える企業の数が増える
・情報収集が沢山できる

よく準備した上で選考に挑めそう!
そう思えば、早期化はそれほど悪くないかも。

これから就活をする世代は、
キャリアとゆっくり向き合えそうですね。
現就活生のがーすーは羨ましい限り……。

影響2. 学業と就活の両立がしやすくなる!?

「インターンを早く始めた方がいいのかな」
「1・2年は授業も多いし、サークル、遊びも全力でやりたいな」

早期化によって大学ライフが就活色に染まってしまうのでは……!?
そう思ったあなたに吉報。

「インターンに参加できるのは3年生から」

そうなんです。
三省合意改正で、インターンへの参加は3年生~に制限されました。

“学業も就活も焦らずに行える”という影響もありそうですね。
これで大学ライフへの支障を減らしつつ、就活ができるようになります。


1・2年生の頃は企業や自分について分析し、
情報収集。
=オープンカンパニー、キャリア教育

3年生からは実践的にインターンで経験を積み、スキルを身に付ける。
=インターンシップ

学年が上がるにつれ、内定獲得に向けてステップアップする様式みたいですね。
段階を踏んで就活を進められるのはメリットではないでしょうか。

影響3. インターンの質向上!?

最後に紹介するのは、インターンの質に関する影響。

三省合意改正の背景の1つには、
名ばかりの1dayインターン
(職業体験を伴わないプログラム)
の増加がありました。

これを解決するべく誕生したのが
「産業協議会基準準拠マーク」です。

産業協議会基準準拠マーク

このマークは、
「質の高いインターンである証」として
募集要項等に記載されます。
質を図る基準は以下になります。

【就業体験要件】
就業体験必須。参加期間の半分以上を職場での就業体験とする。

【指導要件】
職場の社員が学生を指導し、インターンシップ終了後にフィードバックを行う。

【実施期間要件】
汎用的能力活用型は5日間以上、専門能力活用型は2週間以上

【実施時期要件】
学業との両立に配慮する観点から、1・2年生は参加不可

【情報開示要件】
プログラムの趣旨、内容、求められる能力などの情報をHP等で学生に公開する。

学生側は、インターンを探す際に「産業協議会基準準拠マーク」を目印にする……かもしれません。

そうなれば、企業側はインターンの内容を見直し、改善するのでは?
インターンの質が向上し、
名ばかりの1dayインターンは減りそうです◎

三省合意改正、実際に影響ある?25卒の感想

三省合意改正が適応されるのは25卒から。

ですが25卒向けのサマーインターンを探していると、
「あれ、これ1dayなのにインターンって書いてあるじゃん」
「ただの自己分析ワークショップだから、
インターンじゃなくない?」
なんて、思うことが多々ありました。

実質、改正の内容はあんまり浸透していない模様……。


がーすー個人としては、
ルールを守っていない企業は
信頼性に欠けてしまう気がします。

では、他の25卒はどんな印象を抱いているのでしょうか?

「ルールを守っていなくても気にしない」
「ルールを守っている企業は安心できる」
「ちょっと極端だけど、ルールを守っていないとブラック企業というイメージを持ってしまう」 

個人差はありましたが、
きちんとルールを守っている企業が
良いイメージを持たれる傾向がありました。

でも、改正内容が浸透するにはまだまだ時間がかかりそう。
実際に影響があるのは25卒じゃないのか……も?

まとめ

これまでは、3年生の後半くらいから焦って
就活に取り組み始める。
これからは、1年生から自己分析・企業分析を始める。

三省合意改正によって、25卒以降の学生は
キャリア形成に費やせる時間が増えます。

企業は、よりキャリアプランが明確な学生を採用できるようになります。

今後の就活生は、
将来のビジョンがはっきりした状態で選考に挑み、社会人になっていく。
と、がーすーは思います。

次回三省合意改正シリーズ最終回。
ラストはこれからのキャリア形成について一緒に
考えていきましょう!

    インタツアー学生編集部

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