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【自己PR】“とりあえず自己PRを書いてみたけど、イマイチうまく書けなかった……”「文章力がない」そんなお悩みのお持ちの皆さん。学生ライターがESをカンタンにブラッシュアップさせる方法を伝授します!

みなさんどうも、おジョーです。

皆さん、自己㏚の添削ってどうしていますか?

「自分で書いてみたはいいものの、あまり言いたいことがまとまらないし、文章力がないのかもしれない……。」

そう落ち込んでしまう方もきっといらっしゃると思います。

今回は学生ライターとして日々記事を添削されまくっている僕が、
自分で自分の文章を添削するやり方をちょこっとご紹介。

「難しいんじゃないの……?」
と不安に思われる学生さんも大丈夫。

一から丁寧に解説します!

自分で自分の文章をブラッシュアップしてみましょう!

自己PRを書く前に自己分析

自己PRの添削前に、まずは自己分析を今一度振り返りましょう。

というのも、自己PRで書く内容は下記の3つでして。

①自分の強みと根拠
②実際に強みが発揮されたなどの例
③企業の強みと自分の強みとのマッチ度合い

このうち①、②は自己分析を「過去」と「未来」に分けて行うことで
明文化されやすくなります。

過去分析は自分の強みや実際に活かされた経験などを明確にする手段の1つ。
やった経験がある方も少なくないはず。

一方で、未来分析という言葉は初耳の方もいらっしゃるのではないでしょうか。

未来分析は自分のなりたい姿や将来仕事を通して達成したいビジョンを より詳しく考え、将来像を固めるというもの。

将来のビジョンを明確化させることで、そこからより具体的に自己PRを考えられます。

自己分析の内容に沿って自己PRを書いてみよう

それでは自己PRを実際に直してみましょう。

まずは自己PRで書く3つの内容をもう一度確認。

①自分の強みと根拠
②実際に強みが発揮されたなどの例
③企業の強みと自分の強みとのマッチ度合い

②は出来る限り、詳細に。
その場面を思い浮かべやすいように書けると良いかも。

では、実際に自己PRの文章を直すため、①~③に区分けしましょう。
以下は僕の自己PRです。

  1. 私の強みは自身に任されたタスクを完成まで何度も推敲できる粘り強さです。この強みを育てられたのは2つの大きな経験があったからだと考えています。
  2. 1つ目の経験は大学祭実行委員会の来場者向け企画の立案から実行までを行う企画部に所属していたことです。予算の都合やコロナ禍での制約により自分の思うような企画内容ができず、企画書を週に1度のペースで直して大学祭での企画成功に向けて励んだ経験が、指摘された矛盾点や疑問点を必ず解決してから次に進む習慣として身につきました。2つ目の経験は長期インターンへの参加です。長期インターンでは学生ライターチームの一員として参加し、同年代の大学生に向け、就活情報をわかりやすく伝える記事を作成する仕事をしていました。が、参加から4ヵ月程経ったころ、推敲が上手くいかなくなり、そこから私は2ヵ月半ほど記事を掲載できませんでした。落ち込んでいる中、励ましや数多くのアドバイスをくださったチームメンバー、社員の方々のおかげで、最終的には記事を掲載することができました。この経験からは精神面での粘り強さを手に入れられました。
  3. この粘り強さを御社のコミックス編集部にて、新規漫画の連載に到るまでの推敲から連載中の漫画のサポートなど、漫画家の方々を陰から支え続けられる粘り強い編集者となり、御社のコミックス事業のさらなる発展に繋げたい所存です。(576文字)

……長いですね。自己㏚なのでもう少し短めでも良いかもしれません。

さて、この文章量からどう削っていきましょうか。

推敲の方法:言葉遣い、文章構造、文章の具体例の適切さ

文章を推敲するときは以下の3点に気を付けるとやり易くなります。

言葉遣い
・文章の流れや論理展開
・文章の具体例の適切さ

特に、意味の重複するワードを入れないことや、
結論と本論の食い違いがないかを確認するとわかりやすい文章が出来上がってきます。

自分以外の立場や人事の視点を意識しつつ、丁寧に文字をなぞってみましょう。

また、文字数が多すぎるときは最も長いパートを削るのがわかりやすいですよね。

例えば、僕の自己PRで長いのは②で、経験が2つあるためちょっと冗長的。

不必要に長い文章は読んでいて飽きてしまうので、
途中の要らない言葉や文章を削っていきましょう。

ごり、ごり。

出来たものがこちらになります。

  1. 私の強みはタスクを完成まで何度も推敲できる粘り強さです。この強みを育てられたのは2つの大きな経験があったからだと考えています。
  2. 1つ目は大学祭実行委員会の企画部メンバーとしての経験です。週に1度企画書を会議にかけて浮き彫りになった問題点を次の週までに直すことで、指摘された部分を推敲する習慣が身に付きました。2つ目は長期インターンで学生ライターとして記事を作成したことです。2ヵ月半ほど記事を掲載できず落ち込む時期があったものの、社員の方々やチームメンバーの励まし、アドバイスのおかげで、掲載に向けて何度も推敲を繰り返すことができる精神的な粘り強さを手に入れられました。
  3. この粘り強さを御社のコミックス編集部にて、新規漫画の連載に到るまでの推敲から連載中の漫画のサポート、応援コメントを積極的に届けるなど、漫画家の方々を陰から支え続けられる粘り強い編集者となり、御社のコミックス事業のさらなる発展に繋げていきます。(405文字)

どうでしょうか。具体例を含めて400字前後であれば、このくらいで書けますね。
もうちょっと短くてもいいかな~とも思ったので、短いバージョンも作ってみます。

ごり、ごり。

完成したものがこちらになります。

……。

じゃなくてこちらになります。

  1. 私の強みは自身に任されたタスクを完成するまで何度も推敲できる粘り強さです。
  2. 実際にこの強みを育てられた経験が2つあり、それらは大学祭実行委員会の一委員としての経験と長期インターンでのライターとしての経験です。大学祭実行委員会のメンバーとしては、大学祭に訪れる地域の方を喜ばせられるような企画の立案から実行まで担い、長期インターンでは学生ライターとして就活情報を他の同年代にわかりやすく伝えられるよう文章を何度も推敲しました。
  3. この粘り強さを御社のコミックスの編集者として活かし、御社のコミックス事業のさらなる発展に繋げます。(260字)

さいごに

おさらいタ~イム。
まずは自己分析をしっかりやったのか、やっていたとしても再度チェック!
過去分析と未来分析に分けて行い、自分の強みとどう活かしたいかを明確にすること。

それが終わったら実際に書いてみましょう!
既に書いた方は、以下の枠組みに沿って文章を分けてみよう

①自分の強みと根拠
②実際に強みが発揮されたなどの例
③企業の強みと自分の強みとのマッチ度合い

分けたら、パート毎に以下の3点を確認しよう。

1.言葉遣い
2.文章の流れや論理展開
3.文章の具体例の適切さ

二重表現や結論と本論との論理展開に気を付けながら添削すること!
結論は「志望企業に入って○○という強みを活かしたい。」とアピールすること!
この結論に向かって論理を展開できるように。

自己PR以外の文章でも、上記の添削方法は使えると思います。
例えばガクチカや志望理由とか。

文章をきれいに、読み手が読みやすいように書けるよう意識して
内定を獲得できるように一緒に頑張りましょう!

インタツアー学生編集部