産学連携キャリア形成支援プログラム

明治大学 × インタツアー 学生アンバサダープロジェクト@明治大学

イベントの趣旨

インタツアーの目指す”リレーション採用”の実現のため
大学と共催で産学連携プロジェクトを実施致しました。 「学生の社会・仕事・企業への興味醸成」 「より良質な企業様-学生間コミュニケーションの模索」 上記をコンセプトとして、学生のインタビューによる企業魅力の発見・発表によるアウトプットを行う
”アンバサダープロジェクト”を5月から7月にかけ約2ヶ月間で開催しました。

イベントの狙い

明治大学○○様 画像

明治大学文学部事務室

今の学生たちは、コロナの影響で圧倒的にリアルな体験が足りておらず、チームワークを経験する機会にも乏しいという課題を抱えており、そのことが就職活動に影響を与えていると言われています。このプロジェクトを通して、企業について自ら下調べを行い、質問項目を考えることや、対面で企業にインタビューを行うことでコミュニケーションを取りながら仕事や社会について学ぶこと、聞いた情報をチームでまとめてプレゼン資料を作ること、最後に企業の前でプレゼンを行いフィードバックを貰うこと、そのどれもが学生たちにとって素晴らしい経験になることを期待しました。

また、私は立場上、文学部の学生たちと関わることが多いのですが、専門性の高い理系学部の学生たちと比較して、自分たちの学んでいることが社会に出た時にどのように役立つのかをイメージすることが難しいという声をよく聞いていました。そこで、今自分たちがどんな能力を身に付けているのかを感じてもらう機会になればと思い、同じ悩みを抱えていた情報コミュニケーション学部と合同でこのプロジェクトに参加することを決めました。

イベント参画企業

イベントの成果

明治大学○○様 画像

仕事や社会について学ぶ、素晴らしい経験に

文学部や情報コミュニケーション学部の学生たちが日々培っている言語化能力がとても活かされていることに気が付きました。質問項目の作成や、プレゼンテーションの資料作り、プレゼンテーションなどの場面で、今まで学部で学んできたことが非常に活かされていましたし、学生側からも自らの能力や成長を感じられたと答える声が多かったです。

最も印象的だったのは、ある企業へインタビューを行った学生チームの全員が「このままこの会社に入社したい」と言ったのに対し、その企業の人事部の皆さんも「このまま全員うちの会社に連れて帰りたい」と返したことです。プロジェクトを介して、学生と企業が相思相愛のような関係を築くことができたわけですが、実際の就職活動もこのように企業と学生がお互いに深く理解し、求め合う形で行うことができれば素晴らしいと思いました。

チームワークをとりながらプロジェクトを進める中で、学生たちは大変な思いをすることもあったかと思います。しかしその経験を介して学んだことは、学生にとって今後に非常に役に立つ、貴重なものになったことは間違いありません。このプロジェクトには、また是非参加したいと思っています。

明治大学文学部事務室

イベントの詳細・全体

  1. 1ガイダンス

    プロジェクトキックオフ

    参加学生へ向けた企画趣旨・スケジュール・業界/企業分析のポイントをレクチャー。
    グループ分けを行い、各グループ毎にインタビューへ向けた準備を行いました。

  2. 2インタビュー

    参加企業様へインタビュー

    企業様に大学へお越しいただき、各グループ毎にインタビューを実施
    学生主体の質問により、学生視点で企業様魅力を発見

    企業様参加
  3. 3プレゼン制作・提出+フィードバック

    プレゼン資料を中間提出の上、企業様よりフィードバック

    各グループでプレゼン資料を作成の上、中間提出
    企業様よりフィードバックを得て、発表に向けてプレゼンのブラッシュアップを行いました

  4. 4最終プレゼン

    ”学生アンバサダー”として企業のPRプレゼン実施

    企業様をそれぞれ3チームが担当し、聴講学生へ向けて学生視点で魅力をPRするプレゼンを実施
    プレゼンに対して、フィードバックやコメントを得て優勝チームの決定の上、表彰を行いました。
    プレゼン終了後、参画企業様にご登壇いただきパネルトークを開催

    企業様参加

プロジェクトの流れ

  • ガイダンス

  • インタビュー

    企業様の声
    • 学生の素直な質問を通じ、興味を持つポイントについて知ることがでできた
    • 文面や通常説明会では焦点を当てられない自社の魅力を伝えられた(引き出された)
    • 学生の興味、関心が質問を通じてうかがい知ることができた
    • 想定していた興味のポイントとは異なる点の質問が多く、気付きがあった
    • 業界の具体的な働き方にも興味を持ちながら、それ以外の福利厚生や休日の過ごし方まで考えていることに関心しました。
      働き方に変化が生じているのを目の当たりにした印象です。
  • 最終プレゼン

    企業様の声
    • 学生のアピールポイント(学生が知りたい場所)と企業が推したいポイントに差が見られ勉強になった
    • 学生ならではの視点で、今の学生が感じる自社魅力を認識できた
    • 学生視点で、自社魅力を伝える切り口・方法がイメージできた
    • どんなエピソードや言葉で自社魅力を伝えるべきかの試金石となった
    • 学生の自社や業界へのイメージを知ることができたのは大きな収穫となった(志望者・選考者からは聞けない点であった)
    • 関東と関西で学生様の持つ鉄道業界へのイメージの違いに衝撃を受けました。こちらは関西圏以外の広報で活かせると感じた
  • パネルディスカッション

参加学生の声

  • Q.「働くこと」や「仕事」に興味が持てましたか?

  • Q.プロジェクトを通じてご自身が成長したと感じる点を教えてください(複数回答可)

  • Q.プロジェクト全体を通じて・また早期に企業と直接接点を持てたことで、今後皆さんにとってどんな点で役に立ちそうか(複数回答可)

  • Q.プロジェクト全体を通じて・また早期に企業と直接接点を持てたことで、今後皆さんにとってどんな点で役に立ちそうか(自由記入)

    • 学生Aさん

      学生Aさん

      • チームとしてプロジェクトに取り組む上で、コミュニケーションの大切さが本当によくわかりました。就活をする上での学びもたくさんありましたが、それ以上に、実際に社会人になってチームとして働く時に、今回の経験が非常に重要になってくるのではないかと思いました。

      • 考えていなかった企業の魅力を知ることができたので今後の就活において企業選びの参考にとてもなりました。

    • 学生Bさん

      学生Bさん

      • 実際に働いている社会人視点の会社の様子を知れたため、今まで自分の中に無かったビジネス的な視点を得、企業選びの時に社会人として取り組めると感じた。

      • プロジェクトを通して、企業の方と直接お話しすることができ、面接のイメージ掴みをすることができた。また、企業研究のやり方など、企業を知るための取り組みかたを学べた。

    • 学生Cさん

      学生Cさん

      • 自分が本当にやりたいことと仕事の関係をもう一度考えるきっかけになった点と、ポイントを押さえて相手の魅力をプレゼンをする点。

      • 人事の方は少し怖いイメージがあったのですが、非常に親切丁寧に和やかな雰囲気で対話することが出来たので、面接での緊張が少し緩和されたという点です。

  • Q.担当した企業に魅力を感じ、興味を持てましたか?

  • Q.担当した企業に魅力を感じ、興味を持てましたか?(自由記入)

    • 学生Aさん

      学生Aさん

      • 金融、証券業界に興味がなかったのですが、この機会を経てイメージが変わりチャレンジしてみたいと思えた。

    • 学生Bさん

      学生Bさん

      • 最初のインタビューから本日のフィードバックまで、常に笑顔で優しく対応して頂き、人柄の良さを強く実感した。関西という普段は目を向けない企業にも、興味を持って知っていこうと思うようになった。

    • 学生Cさん

      学生Cさん

      • 私はプロジェクトが始まる前までまったく知らない業界かつ会社があり、それを学ぶために参加させていただいたという経緯があります。しかしプロジェクトを通して、私があまり詳しくなかっただけで、非常に身近な会社であり、身近な事業を展開しているということを知ることができました。

  • Q.インタビューを通じて学んだこと・感じたこと

    • 学生Aさん

      学生Aさん

      企業の方がとても優しく、どんな質問にも丁寧にお答えくださったのがすごく嬉しかった。
      一方、他のチームの発表内容が分からないため、独自性を出すにはどのようにすればよいのか難しかった。

    • 学生Bさん

      学生Bさん

      元々人と話すのがかなり苦手だったのだが、インタビュー形式、しかも自分の憧れを供給して下さる企業さん相手だったため、いつもより積極的に発言出来た。
      相手に興味を持って質問することの重要性を学び、就活に役立てられると感じた。

    • 学生Cさん

      学生Cさん

      実際にインタビューするまで全く企業のイメージを作ることが出来なくて、情報収集に困ったが、実際に会ったことで、改めて伝えたい魅力のイメージが掴めたことが、自分の上手く出来たことです。
      一方で、伝えたいイメージを決めたり、プレゼンを作る中で、チームでああでもないこうでもないと何度も話し合いながら進めていくのに、楽しさとやりがいを感じました。

  • Q.プレゼンの作成・チームでワークする過程で学んだこと・感じたこと

    • 学生Aさん

      学生Aさん

      他の学部のチームメンバーが持っている知識や個人の得意なことがプレゼンの準備に多く役立ったので、自分も何か持っている技能を磨いて強みにできるようになりたいと思った。

    • 学生Bさん

      学生Bさん

      チームでプレゼンを考えると、一人一人考え方が違うのを実感した。自分がいいと思っていても、他者から見たら違和感を感じたり、わかりずらいと感じる場面も多いのだと学んだ。
      それらを擦り合わせる作業はわたしは好きだったのでチームで何かに取り組むことが自分にとっては重要であるかもしれない。

    • 学生Cさん

      学生Cさん

      どういう視点でどこをアプローチするかというのと、それを効果的にわかりやすく伝える方法を考えるのが難しかったです。
      私は今までどちらかというとyesマンというかサポート役だったのですが、今回のプロジェクトで自分かもアイデアを出して周りを巻き込んで進める力があるのだということに気付けてよかったです。

プレゼン受賞者の声

  • 1位プレゼン 阪急電鉄株式会社

    マルーン5

    以下参加チームの資料

    チーム名:ミッフィー
    チーム名:六甲おろし
  • 1位プレゼン 東映株式会社

    東Aグループ
    (総合優勝)

    以下参加チームの資料

    チーム名:1951
    チーム名:シン・Mライダーズ
  • 1位プレゼン みずほ証券株式会社

    One Meiji

    以下参加チームの資料

                                       
    チーム名:ねこ派
    チーム名:みずほ勝券

参加企業様の声

  • 東映株式会社様

    東映株式会社 筑广様
    東映株式会社
     筑广様
    Q.参画の背景(参加前に期待していたこと)は何ですか?
    A.
    • 自社の採用広報
    • インターンシップ情報の展開
    • 学生目線での関心のリサーチ
    Q.インタビューを通じてのご感想を教えてください。
    A.

    皆さん弊社のリサーチをしっかり行っていただいただけでなく、当日の質問リストなどもご作成いただいており、事前の準備が徹底されている印象でした。
    またグループごとに質問の切り口が異なっていた点からも、3グループに分かれての活動という形の良さが出ているように感じました。

    Q.最終プレゼンを通じてのご感想を教えてください。
    A.

    中間フィードバックからも様々な点で変更が見られ、忙しい中で様々準備をしてくださっていたことが感じられました。全体を通して皆さん原稿を読んでいる印象でしたので、プレゼンしかたそのものへの事前レクチャーなどがあれば、より皆さんにとって学びになるかもしれません。

    Q.学生の視点を知る中で、新しい発見や気付きはありましたか?
    A.

    学生の皆様から見て、福利厚生の面や企業の安定性の面などは気になる点なのだと感じました。

    Q.今後の採用活動/採用広報で活かせそうな点はありましたか?
    A.

    上記の面などは、まさに今後の採用広報を通じて伝えていきたく思います。ありがとうございました。

    Q.参加学生へメッセージをお願い致します。
    A.

    この度は、お忙しい所インタビューから最後のご発表まで様々ご準備いただき、誠にありがとうございました。
    全グループ、弊社についての事前リサーチなど最初のインタビューのご準備の段階から、非常に優秀な方々だということが伝わってきました。
    当日のプレゼンについても各グループのこだわりや、皆さんの中で議論した足跡などが見え、私自身も新たな自社の魅力に気づくことができました。
    今後の就職活動、ひいてはその後働き始めた後も、ぜひ今回のように事前準備をしっかりと行って、その上でチームで話し合って成果を出すプロセスを再現していただければと思います。
    ご縁があってまたお話できる機会がございましたら、その際は何卒よろしくお願いいたします。

  • みずほ証券株式会社様

    みずほ証券株式会社 石川様
    みずほ証券株式会社
     石川様
    Q.参画の背景(参加前に期待していたこと)は何ですか?
    A.

    25採用に向けたプロモーションと自社に対する認知状況の把握

    Q.インタビューを通じてのご感想を教えてください。
    A.

    学生の素直な質問を通じ、興味を持つポイントについて知ることがでできた

    Q.最終プレゼンを通じてのご感想を教えてください。
    A.

    学生のアピールポイント(学生が知りたい場所)と企業が推したいポイントに差が見られ勉強になった

    Q.学生の視点を知る中で、新しい発見や気付きはありましたか?
    A.

    福利厚生にかなり注目している点

    Q.今後の採用活動/採用広報で活かせそうな点はありましたか?
    A.

    証券業界に興味のない学生に対するプロモーションについて

    Q.参加学生へメッセージをお願い致します。
    A.

    これから就職活動も忙しくなると思いますが、しっかりと軸を持って頑張ってください。今回のイベントで当社に少しでも興味をもっていただけたなら幸いです。また、どこかで皆さんとお会いできることを楽しみにしています。

  • 阪急電鉄株式会社様

    阪急電鉄株式会社 酒井様
    阪急電鉄株式会社
     酒井様
    Q.参画の背景(参加前に期待していたこと)は何ですか?
    A.

    関東圏の学生様に興味を持っていただくこと

    Q.インタビューを通じてのご感想を教えてください。
    A.

    鉄道現業としてのイメージがつきにくい中、的確な質問も多くあり限られた時間の中だったため、伝えきれないジレンマも感じました。

    Q.最終プレゼンを通じてのご感想を教えてください。
    A.

    関東の学生様にとって、鉄道のイメージが少なく冷たい印象を持たれていることに衝撃を受けました。少しでもインフラを支える重要な職種であることとに加え、温かみも兼ね備えているということが伝わればと感じております。

    Q.学生の視点を知る中で、新しい発見や気付きはありましたか?
    A.

    業界の具体的な働き方にも興味を持ちながら、それ以外の福利厚生や休日の過ごし方まで考えていることに関心しました。働き方に変化が生じているのを目の当たりにした印象です。

    Q.今後の採用活動/採用広報で活かせそうな点はありましたか?
    A.

    採用活動における企業説明では、上記にフォーカスした内容も取り入れていきたいと考えています。

    Q.参加学生へメッセージをお願い致します。
    A.

    学生の皆様にとっては、貴重な学業の時間を割きながら、弊社の魅力を伝えていただき本当にありがとうございました。
    閉会時にお伝えさせていただきましたように、企業人事担当者との接点をもつことは非常に有益なことだと思います。これから本格的な就職活動をスタートするにあたり、極力様々な機会を活用し色々な業種をつぶさに見て下さい。そのようにしていただければ、自然に「軸」は見えてきます。
    皆様のご活躍を心より応援しております。