就活では面接にどう答えるかが勝負ですが、「答えにくい質問にどう対応すればいいか」について悩んでいる方は多いです。そこで今回は、具体的な質問例・解答例とともに、おすすめの回答方法を解説していきます。

面接で答えにくい質問

就活をすればするほど、面接で答えにくい質問をされる機会が増えます。「こんなことに答えられないなんて、自分はダメだ」と思うかもしれませんが、そんなことはありません。予想外のことを聞かれて上手く返せないということは、誰にでも起こります。だからこそ、しっかりと準備をしておきましょう。

「あなたの短所は何ですか」

自己PRや強みは答えられても、短所を答えるのは難しいものです。ポイントは、長所と矛盾しない内容を言うことです。例えば長所を聞かれたときに「チャレンジ精神が旺盛で行動力があります」と答えたのに、短所が「物事を計画してたのに、実行に移せないことがあります」と言うと、矛盾を感じます。

また、単に短所を言うだけではなく、その短所でどんなことに困ったか、その困難をどう乗り越えたかについても話しましょう。こうすることで、自分をきちんと客観視できていること、苦手なことから逃げずに行動できる姿勢をアピールすることができます。

「どんな時にストレスを感じますか」

短所と同様、ネガティブな内容なので答えにくいでしょう。この質問には、具体的なエピソードと一緒に話すこと、長所や強みを交えながら話すことがおすすめです。例えば「私は塾講師のアルバイトをしているのですが、コロナ禍ではリモートの指導になり、生徒を直接指導したり、応援できなかったりしたとき、ストレスを感じました」と答えると、コミュニケーション能力があることを間接的に伝えられます。

また、正直に答えるのはよいことですが、協調性がなさそうな内容は避けましょう。「人といると疲れるので、一人の時間がないとストレスを感じます」といった答えは、もしあなたに協調性があっても、「チームプレーが苦手なのだろう」と誤解を与えてしまうので要注意です。

また、ストレスをどう解消しているかもセットで話すことで、自分のメンタルをコントロールできていることも明らかにしましょう。

「コロナ禍で学んだことは何ですか」

これはあまりネガティブな内容ではなく、ポジティブな答えを探しましょう。内容は具体性があれば小さなことでも問題ありません。例えば、「初めのうちはメッセージやビデオ通話があればいいと思っていましたが、家族や友人と直接会えないと気分が落ち込むことがわかりました」といった内容はあまり適していません。もっと前向きな内容を考えましょう。

例えば「自分の時間が増えたので、以前から興味があった動画編集について勉強しました。それがきっかけで、ゼミのプレゼンテーション用に動画を作って発表し、高い評価を得ることができました。この経験から、大学や人に指示されたものではなく、自ら興味のある分野を勉強する楽しさと大切さを知りました」といったことを話すと、あなたの積極性などを伝えることができます。

「希望の部署に配属されなかったらどうしますか」

つい「希望の部署に配属してもらえるように、その部署で頑張ります」といったことを行ってしまいがちですが、これは最適な答えではありません。企業では会社全体の目線で人員計画を策定しており、あなたが頑張れば希望が通るというものではないからです。希望の部署に行きたいという意思はあってもいいのですが、あくまでもまずは配属された先でベストを尽くすことをアピールしましょう。

例えば「あなたは営業を希望していますが、総務や経理などの管理部門に配属されたらどうしますか」と聞かれたら、「管理部門では、会社の様々な数字の見方など、経営についての知識が深まると思います。これは営業部に配属されたとき、お客様の企業を分析するのに役立つ知識です。そのため、まずは管理部門で学べることをすべて吸収し、業務に真摯に取り組みます。もしその後、営業部に配属されることがあれば、そこで得たノウハウを活かしてお客様に最適なサービスを分析してご提案したいと思います」など前向きに答えましょう。

「挫折した経験はありますか」

大前提として、「ありません」と答えるのはやめましょう。また、面接官は挫折の内容だけでなく、なぜ挫折したか、そこから何を学んだか、その経験が今となってどう活きているかを知りたいと思っています。そのため、具体的な回答をしましょう。

例えば、「私は大学2年生の秋まで、バスケ部でレギュラーを務めていました。しかし大きな怪我をしてしまい、激しいスポーツができなくなってしまったことが、最大の挫折経験です。初めは落ち込みましたが、今の自分がチームのために何ができるかを考え、後輩の指導に注力しました。その結果、後輩たちの成長に寄与でき、最後の大会でチームとして結果を残すことができました。この経験から、自分のスキルを磨くだけでなく、それを人に伝えることの大切さを知りました。そこで、アルバイト先では後輩が入ってきたら指導役を買って出て、サポートをしています」といった答えがおすすめです。

しっかり準備して面接に臨もう

今回は、面接における答えにくい質問について解説しました。誰でも面接は緊張してしまい、思ったように答えられないことはあります。だからこそ、少しでもよい印象を持ってもらうため、事前にどんな質問が来るかを想定し、準備しておきましょう。

また、もし「どう答えていいかわからない」と思ったら、焦らないことが大切です。「お伝えしたいことを整理するので、少しお時間をいただけますでしょうか」と言えば、ほとんどの面接官は待ってくれます。慌てて本意とは異なることを言うより、一度落ち着いてから回答するようにしましょう。

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