就活は一度面接して終わりではなく、何度も選考を重ねてやっと内定を得ることができます。そこで今回は、面接や筆記試験などが、いつ、どのように進んでいくのか選考の順序や内容を解説します。
就活における選考方法
就活では企業にエントリーすると、一次選考、二次選考、三次選考と進んでいきます。何次選考まであるかは企業によってまちまちですが、一般的には3~4回で終わることが多いです。
一次選考は多くの場合、履歴書やエントリーシートなど書類での審査になります。就活サイトや採用サイトから提出して、合否を待つケースがほとんどです。二次選考からは、個別面接や集団面接、グループディスカッションなどが課されます。
一次選考から最終選考まで
一般的な選考の流れをご紹介します。会社によって回数や内容は変わりますが、今回は三次選考まである場合を想定して解説します。
一次選考の内容
上記の通り、一次面接は書類選考になることがほとんどです。履歴書やエントリーシートを見て、人物や学生時代に取り組んできたことから審査されます。特に重視されるのがエントリーシートなので、志望動機などはしっかり作りこんでおきましょう。
一次選考では、SPIなど筆記テストが課されることも多々あります。コロナ禍ではテストセンターや企業が用意した会場に行くのではなく、オンラインで受ける方法が主流になりました。
大手企業など応募者が多い企業では、録画の一次面接も合わせて行われることがあります。これは、自己PRや入社したらやりたいことなどを数分にまとめて話し、その様子を動画にとって、企業が指定するフォーマットで投稿するというものです。内容を面接官がチェックしたり、AIでスコアリングしたりすることで、二次選考に進めるかが決まります。
二次選考の内容
一次選考の面接では、話す内容以前に身だしなみやマナーといった基本的なところで落とされることもあります。二次選考からは人事や現場の方が面接官となり、話している内容がより重要となります。
一次面接より深堀りした質問がされ、例えば、会社や業界への理解度はほぼ必ず問われるでしょう。会社HPや採用サイト、説明会資料などを読んできているか確認され、基本的なことがわかっていなければ「志望度が低い」と判断されます。また、業界のトピックスやニュースについての質問から、業界研究をしているかどうか判断されます。
二次選考では、エントリーシートの内容をさらに詳しく話します。面接の前に自分が何を書いたかしっかり確認し、質問をされたらどう答えるか準備してください。また、面接では本籍地や家族関係、交友関係などは「質問してはいけない項目」となっているため、仮に質問されても答える必要はありません。
最終選考
最終選考は、内定を出す学生を決めるための選考です。面接では部課長や役員クラスの方、もしくは社長が面接官を務めます。二次選考までに聞かれたことを、改めて説明するような流れが多いです。
また、この段階になると企業側も内定を出すかどうか最終的な判断をしなくてはならないため、志望度の高さが重視されます。他にどんな企業に応募しているか、自社の志望順位はどの程度かなど質問されます。これらの質問に嘘をつく必要はありませんが、あえて他社の名前を出す必要もないでしょう。
選考の種類
選考過程には、面接以外にも様々なことを行います。どのような内容があるのか事前に対策を練ることで、最大限のパフォーマンスを発揮できるでしょう。
エントリーシート
エントリーシートには、学生時代に頑張ったことや自己PR、志望動機などを書きます。企業ごとに個別で配られるものもあれば、就活サイトに登録しておいて人事担当者がチェックするものもあります。
より良いエントリーシートを書くコツは、一つの質問に対して答えを一つにすることです。あれもこれもアピールしたくなってしまうかもしれませんが、伝えたいポイントを絞ることで、きちんと相手に伝わる文章になります。
また、具体性を持たせることも重要です。例えば「私の強みはリーダーシップがあることです」と書いても、具体的にどうやってその力を発揮しているのか、どのように培ったのかなどまで説明しなければ、相手には伝わりません。エントリーシートは、書き終えたら大学のキャリアセンターなどにチェックしてもらうことをおすすめします。
集団面接
集団面接にはいくつかの種類があります。よく行われるのが、グループディスカッションです。複数の学生がグループとなり、一つのテーマに対して話し合います。ディスカッションの方法としてよくあるのが課題解決型です。これは「高齢者を対象とした新しいビジネスを考案してください」「若者の購買意欲が低下していますが、向上させるにはどんな施策が必要ですか」といった課題が与えられ、解決策をグループで話し合い、最後に発表するものです。
自由討論型は、正解のないお題に対し、なぜその答えを考えたか説明します。「未来に行けるなら何をするか」「100万円をもらったら何に使うか」など、質問が漠然としているのが特徴です。まずは前提条件を決めて、グループのメンバーと目線をそろえておくと議論がかみ合わなくなる事態を避けられます。
選択型は「都会と田舎のどちらに住むべきか」など二択のテーマが与えられ、どちらかの立場を選びディスカッションします。どちらを選ぶかが問題ではなく、なぜその選択肢を選んだのか、理由を論理的に説明することが大切です。
グループディスカッションとは別に、グループワークというものもあります。プレゼン型は課題解決型のグループディスカッションと似ており、テーマに関してグル-プで意見をまとめ、プレゼンテーションをします。
ゲーム型は企業が用意したゲームに参加し、そのなかで能力を計られます。脱出ゲームやレゴゲームなど、ゲームの種類は様々です。人とのコミュニケーション能力や困難にぶつかったときにどうふるまうかなどが重要視されるので、勝ちにこだわって我を通すのではなく、円滑な勝利を目指しましょう。
選考の種類を知り準備万端の状態で臨もう
就活において選考は複数回あり、面接以外にも様々な方法があります。どんな選考になっても落ち着いて対処できるよう、しっかり準備を整えておきましょう。
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