冬インターンとは11月~2月ごろに行われるインターンのことで、春から夏にかけて開かれるものと比べると、より大きく選考に関係します。会社説明がメインとなるものもあればプロジェクトに参加する形のものもありますが、長期のタイプは比較的少ないです。就活が出遅れ春夏インターンに参加できなかった方は、このタイミングで企業を間近で見る機会を得られます。

また、大学2年生から参加できるものが多い点も特徴です。早期から就活を意識している方や、就活で何をすればいいかわからずとにかくインターンに参加してみたい方は、ぜひ参加してみてください。

冬インターンの3つのタイプ

冬インターンには、大きく分けて3つのタイプがあります。1つ目が、選考直結タイプです。これはインターンに参加することで1次選考をスキップできるなど、何かしらの優遇措置がとられるものを指しています。企業からすれば面接ではわからない学生の姿を見ることができ、学生からしても企業の空気感や社員の方などがわかる点がわかり、お互いがマッチすればよりスピーディに内定を獲得できる点が魅力です。

内定が出るまで早いので、まずはここで1つ獲得しておいて、精神的にゆとりを持って他社の選考に注力することもできます。

2つ目は、スキルアップタイプです。インターンを通してコミュニケーション能力やロジカルシンキングなど、就活や社会に出てから役立つ力を身に着けることができます。このタイプでは社員がメンターのように寄り添ってくれ、細かく指導を受けられます。

就活が上手くいかないのではないかと不安な方は、こうしたインターンを受けることでスキルアップできますし、自分に自信を持つこともできるでしょう。

3つ目は、企業研究タイプです。実際に行われている業務を体験することで、その企業への理解度が高まります。いわば「職場体験」のような側面があり、ネットで調べたり、説明会に参加したりするだけではわからない、現場感などを感じられます。

本当にこの企業を志望したいのか、興味を持っているが自分に合っているか知りたいという方にはおすすめのタイプです。

冬インターンに参加するメリット・デメリット

春夏インターン同様、冬インターンにも参加するメリット・デメリットの両方があります。いざ始まってから後悔しないように、安易に参加せず両面を理解してから申し込むようにしましょう。

冬インターンのメリット

冬インターンに参加するメリットは、主に6つあります。1つ目は、選考が優遇されることです。企業にもよりますが、冬インターンに参加した人や、そこで一定の成績を残した人は、人事課や採用担当者の印象に残りやすくなります。そこで「この人材はうちに欲しい」と思ってもらえれば、内定に一歩近づきます。

2つ目は、一次選考を免除される可能性があることです。就活の面接では数十分しか話す時間がありませんが、インターンは1日~数週間かけて行われます。採用担当者はインターンを通してである程度の判断ができるため、もし有望だと見込まれれば二次選考から参加できるようになる場合もあります。また、初めから「インターン参加者は一次選考免除」としているものもあるので、リサーチしてみてください。

3つ目は、採用担当者に覚えてもらいやすいことです。実際に選考を行う採用担当者が参加している場で、自分をアピールすることができます。グループワークなどで成績を残したり、自分のキャラクターや能力を見せたりできれば、選考が始まってから「あの時の学生か」とポジティブな印象を持ってもらえます。

4つ目は、志望企業が明確な学生同士でつながれることです。春夏インターンは「とりあえずインターンに参加したい」という学生も多く、志望業界に迷っている人も多くいます。しかし冬インターンでは業界や企業をある程度絞った学生が多数参加するので、似ている目標を持つ学生と知り合うことができます。

5つ目は、企業理解が深まることです。企業研究の方法は多々ありますが、実際に自分の目で見てみることは大きな意味があります。事業内容はもちろん、パンフレットや採用サイトからだけではわからない、従業員の方の印象やオフィスの雰囲気なども感じることができます。

6つ目は、手持ち駒を増やしやすいことです。コロナ禍では、冬インターンの7~8割はオンラインで短時間に開催されています。前述の通り冬インターンは内定獲得に近づくメリットがありますが、自宅から数時間PCの前で参加するだけで選考に有利に進められるのは、学生にとって非常にありがたいことです。少しでも選考が進んでいる企業があった方が心に余裕を持って就活に望めるので、手持ち駒を増やす意味でも興味にある企業の冬インターンへの参加はおすすめです。

冬インターンのデメリット

冬インターンには、メリットだけではなく3つのデメリットもあります。1つ目は、テストや卒論執筆と重なることです。多くの大学では1~2月に定期試験が実施されますが、ちょうどこの時期に冬インターンは佳境を迎えます。

また、卒論の提出や中間発表などの時期と重なることも多いです。インターンがオンラインで数時間で終わるとはいえ、レポート作成やテスト勉強、卒論準備と両立させるためには、しっかりしたタイムマネジメントが必要になります。

2つ目は、募集枠が限られ倍率が高いことです。春夏インターンは、多くの企業が「たくさんの学生に自社を認知してもらう」ことを目的としているので、参加枠を大きくしている傾向にあります。一方で冬インターンは学生の見極めや選考の一環としてとらえていることも多く、参加学生を絞ります。そのため、志望度が高い企業だったとしても参加できないことがあります。

3つ目は、悪印象を残すと選考に悪い影響を与える可能性があることです。採用直結のインターンではないとしても、やはりインターンでの印象は選考に影響するものです。遅刻をしたりチームワークを乱したりといったことをしてしまうと、他の学生に比べてマイナスのところから選考がスタートすることになります。

冬インターンの企業選び

「冬インターンに参加したいが、どうやって企業を選べばいいかわからない」という学生の方も多々います。そんな時は、次の2つを意識してみてください。

希望する業界から選ぶ

冬インターンは春夏インターンよりも選考に直結しやすいため、色々な業界を見てみるというより、入りたい企業の方にアピールする方がおすすめです。定期テストなどで忙しい中であちこちに参加するのは大変なので、受けたい業界を絞って選びましょう。

冬インターンで学びたいことから選ぶ

冬インターンに求めることは人によってそれぞれ異なります。「この企業に興味があるが、自分に合っているか知りたい」ということであれば、企業理解を深められるタイプのインターンがおすすめです。「就活が本格化してきたから、実践的なスキルを学びたい」という場合は、社員の方が指導をしてくれるタイプのインターンが適しています。

冬インターンは漠然と参加しても実りが少ないですし、そもそも採用される可能性が低くなります。自分が何を求めているのか、改めて考えを整理してから企業を選んでみてください。

冬インターンに参加して就活を有利に進めよう

冬インターンに参加することで、企業理解が深まったり、スキルアップができたりします。本格化する就活に不安がある方は、ぜひ参加してみてください。

その際、メリットとデメリットをしっかり確認し、自分がインターンに何を求めるかをクリアにすると、より意味のある経験にすることができるでしょう。

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