夏の終わりとともに就活のピークも過ぎ、秋採用が始まります。まだまだ求人を出す企業はあるものの、NNTだと少し焦りが生まれる時期です。だからこそ、これからに備えて秋採用について詳しくみていきましょう。

秋採用とは

秋採用とは、8~11月に行われる採用活動のことです。就活は早いと前年冬から始まり、年明けに内定を得る学生もちらほらいます。そこから春にかけてピークを迎え、夏を過ぎるころには半分以上が就活を終えるのが、例年の流れです。

そのため春から夏に比べると求人数は減っていますが、優良な求人も少なくありません。大手企業では夏以降に内定辞退者が出そろうため、その枠を埋めるために秋採用を行います。また、知名度が低く新卒採用序盤では学生を集めにくい優良企業や地方企業が、秋以降も引き続き活動しているケースも多いです。

さらに、中小企業や地方企業では就活のスタートが遅く、そもそも秋から採用活動を始めるケースもあります。そのため、「出遅れた」と焦る必要はなく、自分に合う企業をしっかり見極めることは可能です。

秋採用の就活の仕方

秋採用は春から夏に比べて求人数が減少しているため、複数のツールやプラットフォームを使って就活することがおすすめです。一つだけにこだわると自分に合った求人を見逃してしまうかもしれません。

まずは、マイナビやリクナビといった求人サイトに登録しておきましょう。大手企業のほとんどはこうしたサイトに登録し、ここから学生を採用しています。もちろん地方企業や中小企業の案件もあり、どんな業界・規模に就職したいかに限らず、全就活生におすすめです。

また、単に求人が出ているだけでなく、自己分析の対策ツールや就活コラムなどを利用できる点も大きなメリット。就活が上手くいかない時に自分を見つめなおしたり、求人ばかりを見て疲れたときにちょっとした読み物を読んだりすると、リフレッシュにつながります。

大学のキャリアセンターも積極的に利用しましょう。特に早い段階から就活を始めていたのにも関わらずまだ内定が獲得できていない方は、何か弱みがあるのかもしれません。キャリアセンターの方に相談することで、弱点をカバーして選考を突破しやすくなります。

また、多くの企業が大学に直接求人を持ってきているため、オンラインでは見つけられなかったものを発見する機会があります。特に地元の中小企業は高額な費用のかかる大手就活サイトを利用していないケースもあるので、これまで知らなかった企業を知るきっかけにもなります。

さらに、就活エージェントの活用も検討しましょう。自分一人での就活は大変で、効率的に進められないことも。就活エージェントを利用すれば自分の強みや弱み、志望する業界などからマッチしそうな企業を見つけてくれ、選考についての相談もできます。ESを見てもらったり模擬面接をしてもらったりすることもできるので、内定率もアップします。

一度も合同説明会に参加していない方は、秋採用からは利用してみるのもおすすめです。特にこれまで一つの業界にこだわりすぎていた方は、合同説明会で一気に複数の企業を知ることで、これまでよく知らなかった業界に興味を持てるかもしれません。そこから視野が広がり受ける企業が増えて、内定につながるケースは多々あります。

秋採用におすすめの業界:飲食業界

飲食業界は比較的後半まで採用を行っているので、春夏の就活で出遅れてしまった方も受けられます。以前は「拘束時間が長い」「体力的に大変」といったイメージがありましたが、最近では働き方改革が進み、ある程度の余裕を持ったスタイルを確立できる企業もあります。

また、最初のうちは常に現場に出ているので体力が必要な面もありますが、年次を重ねるにつれてマネージャー業務が増えていきます。本社での勤務などになるといわゆるサラリーマンと同じ勤務体系になるため、その点も安心です。経験を積んで店長を務めるようになると、一つのお店の流れが見えるようになるので、将来起業したい方にもおすすめ。

秋採用におすすめの業界:小売業界

スーパーやコンビニなど小売業界も秋ごろまで採用を続けているケースが多いです。一般消費者として生活しているとレジや品出しといった業務しか見えませんが、実際にはメーカーから商品を仕入れたり、お店のイベントを企画してポップを作ったりするなど、様々な業務があります。

飲食業界と同様、店長クラスまで上り詰めるとお店のお金の動きや人の流れなどがわかるようになり、自分のお店を持った時に役立ちます。また、お客様と接することも多い業界なので、接客スキルを磨きたい方にも向いています。

秋採用におすすめの業界:建設業界

コロナ禍でも一定の政府投資が行われ、安定傾向にある建設業界。人材不足となっているため、他の業界に比べて比較的入社しやすくなっています。昔はいわゆる3Kと呼ばれていましたが、国が「建設業働き方改革加速化プログラム」を作成したり、DXが進んで業務負担が小さくなったりして、様変わりしています。

建設業界には施工管理、設計、技術、営業、事務、安全など特殊な職種も多く、面白みを感じます。専門性が高いため、年次を積んでいけば給与がアップする企業も多いです。

秋採用におすすめの業界:IT業界

コロナ禍で様々なデジタル化やDXが進み、IT企業では採用を拡大するところも増えています。そのため、秋になっても引き続き求人を出している企業が多いです。もともとは理系の募集が大半でしたが、今では文系で知識と経験がない学生もエンジニアとして採用されるケースも珍しくありません。

秋採用におすすめの業界:食品製造業界

食品業界の中でも製造を行う企業で、いわゆる食品メーカーなどがこれにあたります。研究・開発職は新しいメニューを考案したり、既存商品をより良いものに改良したりといった役割を担います。こちらは主に理系学生が対象です。文系の学生は、完成した商品を売る営業や、商品をPRする広報などに枠があります。

秋採用におすすめの業界:物流業界

コロナ禍で大きく伸びた業界の一つです。物流というとドライバーのイメージが強いですが、実際には顧客に輸送や倉庫管理といったソリューションを提供する営業や、商品の入荷や保管を担当する管理など、様々な職種があります。

秋採用におすすめの業界:旅行業界

コロナで最も落ち込んだ業界の一つである旅行業ですが、最近では政府がインバウンド再開に向けて取り組みを始めるなど、一定の回復に向けた動きがあります。旅行会社はもともと学生からの人気も高い業界だったこともあり、今が狙い目だと言えるでしょう。旅行代理店だけでなく、ホテルや旅館なども視野に入れてみてください。

就活を諦めずに秋採用での内定を狙おう

春から夏にかけて内定が取れなかったとしても、決してあきらめず秋採用で頑張りましょう。選考に落ち続けると「もう今年はあきらめて、来年から頑張ろうかな」という気持ちになるかもしれませんが、キャリア形成には実務経験が重要です。だからこそ、まずは視野を広げで少しでも興味のある企業に入社し、そこでやりたいことが見つかればキャリアチェンジすることも検討してみてください。

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